「インテリアコーディネーターに興味があるけれど、どうすればなれるの?」とお悩みではありませんか?
ここでは、 進路別のインテリアコーディネーターの目指し方や、向いている人の特徴、資格取得の方法について詳しくご紹介していきます!
この記事を最後まで読み終えていただければ、憧れのインテリアコーディネーターになる方法が分かり、自分に合った進路コースを選べます。
インテリアコーディネーターを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください!
インテリアコーディネーターとは?
インテリアコーディネーターは、 顧客の「どんな風に暮らしたいか」という希望をヒアリングし、ライフスタイルに合った住空間へ導く仕事です。
インテリアや住宅だけでなく、家具やカーテン、照明といった商品にいたるまでトータルプロデュースします。
「毎日心地よく暮らしたい」という顧客の要望を叶えるために、幅広い知識・専門的な技術などが必要です。
そこで、インテリアコーディネーターに求められる知識やスキルを確認してみましょう。
- 商品や住宅に関する知識
- コンサルティング能力
- 美的感覚に優れた空間判断能力
- 室内空間をうまく利用し、美しく演出できるセンス
インテリアコーディネーターを目指している方は、資格取得や通学、仕事を通して、これらのスキルアップを目指しましょう!
参照元:インテリア産業協会
インテリアコーディネーターになるには?
住宅関連企業、工務店、インテリア関連の企業などに就職し、専門知識を深めながら経験を積んでいく方法が一般的です。
専門知識と技術を身につけて、フリーランスとして独立する人もいます。
また、インテリアコーディネーターとして働く場合、学歴や資格は必要とされません!
ただし、 「インテリアコーディネーター」や「インテリアプランナー」といった資格を取得していると、就職で有利に働く場合があります。
特に未経験から始める場合は、資格を取得して基礎知識を学んでおくと安心です!
進路別インテリアコーディネーターの目指し方
「どうすればインテリアコーディネーターになれる?」とお悩みの方は多いです。
そこで、進路別にインテリアコーディネーターの目指し方について解説します。
これからインテリアコーディネーターになりたいという方は、ぜひ参考にしてみてください!
1. 高校
インテリアコーディネーターは建造物の構造や材料について幅広い知識が必要なため、 高校から目指す場合は工業高校の建築科がおすすめです!
高校卒業後、建築学科やインテリア学科の大学に進学すると、さらに知識を高めることができます。
建築やインテリアについて学べる学校は、全国高等学校インテリア科教育研究会加盟校であることが多いです。
高校からインテリアコーディネーターを目指したい方は、進路希望先の高校が全国高等学校インテリア科教育研究会加盟校であるか、調べてみましょう!
2. 大学・専門学校・短大
高校卒業後にインテリアコーディネーターを目指したい方は、 大学や短大、専門学校の建築学部や家政学部の建築学科やインテリア科への進学がおすすめです!
インテリアに関連する知識を深めながら、インテリアコーディネーターの資格取得にも挑戦できます。
在学中に資格を取得すれば、就職でも有利です。
ただし、インテリアコーディネーターは合格率20%前後と、やや難易度の高い資格。
住宅メーカーや家具メーカー、インテリアショップといった建築・インテリア業界の企業に新卒で就職すれば、資格取得にこだわる必要はありません。
インテリア関連の企業で経験や知識を積むことで、インテリアコーディネーターへの道が開けます。
高校卒業後からインテリアコーディネーターを目指したい方は、全国高等学校インテリア科教育研究会加盟校の大学や短大、専門学校について調べてみてください!
3. 社会人
社会人経験を経て、インテリアコーディネーターを目指す場合、幅広い知識が求められるので、資格を取得しておくと良いです。
資格の種類は、公益社団法人インテリア産業協会が認定する民間資格「インテリアコーディネーター」がおすすめです!
オンライン講座で効率よく勉強でき、インテリアコーディネーターに必要な知識や、製図・プレゼンの力もつけることができます。
また、 未経験から就職を目指す方は、アシスタントから始めるのもおすすめです。
アシスタントや契約社員として現場を経験しながら仕事を覚え、独り立ちを目指せます。
中には別業界からの転職者や主婦が、インテリアコーディネーターになったケースもあります。
インテリアコーディネーターのアシスタント募集が行われているのは、デザイン会社や内装会社などです。
フリーのインテリアコーディネーターがアシスタントを募集することもあります。
アシスタントは給料が安く、残業が多いとされていますが、経験や知識が身につけば、より好待遇の職場への転職や独立が可能です。
インテリアコーディネーターに向いている人はどんな人?
インテリアコーディネーターは、知識やスキルが問われるため、向き・不向きがある職業です。
そこで、インテリアコーディネーターに向いている人の特徴について、詳しくご紹介していきます。
「自分がインテリアコーディネーターに向いているのか知りたい」という方は、参考にしてみてください!
1. インテリア業界で働きたい人
インテリアコーディネーターの職場は幅広いですが、主にインテリア業界で働くことが多いです。
ですので、 インテリアコーディネーターは、「インテリア業界で働きたい」と考えている方におすすめの職業と言えます。
インテリアコーディネーターが実際に、どのような勤務先で活躍しているのか、確認してみましょう!
- インテリア関連商品(カーテン・壁素材・照明・家具・設備機器・インテリア小物など)のメーカー
- ショールーム
- インテリアのショップ
- 住宅メーカー
- 工務店
- 設計事務所
- 設備や建材などの内装施工業社
インテリアコーディネーターの活躍の場は、インテリアに関連するさまざまな企業です。
インテリア業界に興味のある方は、インテリアコーディネーターを目指してみましょう!
2. 人と接することが好きな人
インテリアコーディネーターは、「こんな雰囲気の空間に住みたい」というアバウトなイメージを、ライフスタイルに合った具体的な住空間に導く仕事です。
また、顧客好みの色や素材を使い、趣味やライフスタイルに合った空間をプロデュースします。
そのため、 人と接することが好きな人やコミュニケーションを取るのが得意な人に向いています!
また、顧客の理想の住空間を把握できるヒアリング能力も必要と言えます。
参照元:インテリア産業協会
3. 向上心がある人
インテリア業界は、照明や家具など流行の移り変わりが激しいのが特徴です。
デザインや素材といった顧客の要望も、流行に影響を受けます。
そのため、 流行に敏感で常にトレンドを意識できる向上心が求められます!
常に新しいことを学ぶのが好きな人や、積極的に情報収集するのが楽しい人は、顧客の年代ごとの好みや流行に対応することができます。
インテリアコーディネーターの年収・給料はどれくらい?
インテリアコーディネーターを目指す方にとって、給料は気になるポイント。
雇用形態別のインテリアコーディネーターの平均給料・平均時給は次の通りです。
*
正社員 | 月給:36万円 |
アルバイト・パート | 時給:963円 |
派遣社員 | 時給:1,594円 |
インテリアコーディネーターの初任給は23万円で、平均年収はおよそ450万円。
日本人の平均年収である461万円と比較すると、高い水準であることが分かります。
また、インテリアコーディネーターの正社員の給料分布のボリュームは、年収439〜497万円が最も多いです。
ただし、全体の給与幅は年収322~789万円と広いため、勤務先や経験・スキルによって大きな差があります。
より高い給料を希望する方は、正社員登用を目指し、インテリアコーディネーターとしての経験・スキルを積みましょう!
インテリアコーディネーターになるのに資格は必要?
インテリアコーディネーターになるのに、資格は不要です。
しかし、幅広い知識が求められるため、資格があると就職に有利に働く可能性があります。
2020年、2021年度の勤務先別の合格者数の内訳は次の通りです。
<2020年度>
新築 | 633人 |
非就業者(学生・主婦など) | 462人 |
リフォーム | 226人 |
窓装飾(ウィンドウトリートメント、カーテンレールなど) | 196人 |
家具(造作家具含む) | 102人 |
デザイン・設計 | 101人 |
<2021年度>
新築 | 691人 |
非就業者(学生・主婦など) | 507人 |
窓装飾(ウィンドウトリートメント、カーテンレールなど) | 262人 |
リフォーム | 251人 |
家具(造作家具含む) | 134人 |
不動産 | 92人 |
インテリアコーディネーターは、 学生や主婦など、業界未経験でも資格取得できます。
インテリア関連の職務経験がなくても問題ないので、興味のある方は、インテリアコーディネーターの資格取得に挑戦してみましょう!
参照元:インテリア産業協会
インテリアコーディネーターは国家資格?
インテリアコーディネーターは国家資格ではありません。
公益社団法人インテリア産業協会が認定する民間資格です*
インテリア産業協会とは、どのような組織なのか確認してみましょう!**
目的 | 住空間におけるインテリアの普及促進 |
設立 | 昭和58年6月 |
設立内容 | 通商産業省(現:経済産業省)の許可を得て、インテリア産業界で唯一の横断的組織として設立 |
活動内容 | ・一般生活者に向けた積極的な情報発信
・インテリア事業領域拡大への取り組み ・業界全般の人材育成 |
このようにインテリアコーディネーターの資格は、必要な知識を学ぶことができ、就職に有利に働く可能性があります!
「インテリアに関する国家資格を取得したい」という方には、「宅建」や「建築士」の取得がおすすめです。
インテリアコーディネーターよりも難易度が高いですが、住宅に関する専門的な知識やスキルを身につけられます。
求める知識やスキルのレベルに応じて、取得する資格を選びましょう!
※1参照元:インテリア産業協会
※2参照元:インテリア産業協会
インテリアコーディネーターの資格を取得する方法3選
インテリアコーディネーターの資格は、さまざまな方法で取得することが可能です。
そこで、インテリアコーディネーターの資格を取得する方法について詳しく解説していきます。
自分に合う取得方法を選ぶのにお役立てください!
1. オンライン講座や通信講座を受ける
「計画的に勉強するのは苦手」「忙しくて勉強時間を確保できない」という方におすすめなのが、オンラインの通信講座です。
オンラインの通信講座のメリット・デメリットは次の通りです。
メリット |
|
デメリット | 種類が多いので自分に合う講座がどれか迷いやすい |
特に、 オンラインの通信講座「オンスク.JP」なら、初学者の書籍付きで詳しい講座動画を受講できます。
練習問題・過去問題の演習もできるため、より実践的に知識を身に着けられます。
必要最低限にサービス提供内容を絞っているため、業界内でも低価格の66,000円(税込)にて受講可能です。
なるべく低価格で、しっかりと合格まで目指したい方におすすめです!
2. 独学
インテリアコーディネーターは、 独学でも取得可能です!
独学で取得する場合のメリット・デメリットをチェックしてみましょう。
メリット |
|
デメリット |
|
経済的な負担が少なく、自分のペースで資格取得の勉強を進められるのが魅力です。
ただし、独学でインテリアコーディネーターを取得したい場合、コツコツと勉強できる計画性やモチベーションの維持などが求められます。
「独学で取得したいけれど、数カ月も1人で勉強できるか不安…」という方は、SNSなどを利用して勉強仲間とつながったり、モチベーションが維持できる方法を探したりしてみましょう!
3. 専門学校・大学・短大に通う
建築学部や家政学部の建築学科やインテリア学科などに進学することで、インテリアコーディネーターの資格取得が目指せます!
メリット・デメリットは次の通りです。
メリット |
|
デメリット |
|
インテリアに関する知識を深めながら、資格取得のための勉強ができるのは嬉しいポイント。
また、新卒でインテリア関連の企業に就職しやすいので、就職まで視野に入れている方におすすめです!
インテリアコーディネーターの仕事がないって本当?
インテリアコーディネーターの仕事はさまざまな場面で必要とされているため、仕事がないということはありません。
インテリアコーディネーターの需要が拡大している理由は次の通りです。
- 高齢者のための住宅リフォームなどの需要が拡大
- 生活様式が多様化し、快適な住まいづくりに対する要求が高まっている
- 中古住宅の大規模リフォームや空き家のリノベーションが増加
インテリアコーディネーターは、住宅などのインテリアを手がける専門的な職業。
大都市圏のみならず、地方都市でも必要とされています。
また、 近年増えているのが、キッチン関係や照明など、得意分野を持つインテリアコーディネーターです。
インテリアコーディネーターになった後のキャリアプランとして、得意分野に関する専門的知識やスキルを磨くことも検討しておきましょう。
自分に合う方法でインテリアコーディネーターを目指そう!
インテリアコーディネーターには知識や実績が重要視されるため、資格の取得は必要ありません。
未経験でインテリアコーディネーターを目指す場合、アシスタントから始めることも可能です。
ただし、インテリアコーディネーターの資格を取得しておくと、知識やスキルを示せるので、就職で有利に働きます。
インテリアコーディネーターの資格を取得できる主な方法は、オンライン講座や通信講座の受講、独学、専門学校や大学への進学です。
特に、忙しい方や自分でスケジュールを立てるのが苦手な方は、 オンライン講座の「オンスク.JP」の利用を検討してみましょう。
隙間時間を有効活用しながら講座を受講すれば、学習を進めることができます。
自分のライフスタイルやキャリアプランに合った、資格取得の方法を選んでみてください!