31歳転職は厳しい?転職を成功させる4つのポイントと転職体験談を紹介

20代から今の職場で働いてきて「そろそろ転職したいが、31歳で転職は厳しいのだろうか?」と失敗を恐れて行動できない方もいるでしょう。

本記事では、31歳転職は厳しいのかについて、転職を成功させる4つのポイントと転職体験談を紹介します。

転職をするためには情報収集がとても大切です。

本記事を参考にして転職活動を成功させましょう。

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31歳の転職は厳しいのか?

31歳から転職を考えてはいるが、年齢を重ねると転職が不利になると言われているため、不安になる方もいるでしょう。

ここでは、30代前半の転職事情から31歳の転職は厳しいのか解説します。
転職の成功体験も、今後の参考にしてください。

30代前半の転職事情

ここでは、転職成功者の平均年齢と30代前半の転職に多い職種を紹介します。

転職成功者の平均年齢

転職エージェント「doda」が、2020年に転職成功者の平均年齢を調査した結果を公開しています。

【転職成功者の平均年齢】
男性:32.9歳
女性:30.1歳
全体:32歳

参考
「年代別転職のポイントも解説!コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】doda」

転職成功者の平均年齢は32歳です。
31歳の転職は厳しくも、遅くもないことがわかります。
ちょうど転職の平均的な年齢です。

 

30代前半の転職に多い職種

 

2020年にdodaが30歳~34歳の転職した職種のデータを以下のように公開しています。

【30歳~34歳の転職した職種】

  • 技術系(IT/通信):20%
  • 営業:19.2%
  • 企画・管理系:12.6%
  • 技術系(電気/機械):10.9%
  • 事務・アシスタント系:9.3%
  • 販売/サービス系:8.6%
  • 技術系(建築/土木):5.6%
  • 技術系(医療/科学):5.4%
  • クリエイティブ系:3.2%
  • 専門職系:2.3%

 

参考
「年代別転職のポイントも解説!コロナでどう変わった? 転職成功者の年齢調査【最新版】doda」

30代前半の転職した一番多い職種は、20%の技術系(IT/通信)なことがわかりました。前年度の2019年には、営業が21.1%で一番だったため、営業も30代前半の転職には多いことがわかります。

20代と比較すると今までの経験を活かして「企画・管理系」に転職する人も増えていることが特徴として挙げられます。

30代の転職成功体験談

30代前半の転職成功体験談を紹介します。

転職が成功したポイントを分析もしているので、参考にしてください。

【成功体験①】

何しろ転職理由は「忙しすぎる」ということだったので、面接に行く時間を確保するのは大変でしたね。チャンスは、顧客を訪問する前後の時間帯。CA(キャリアアドバイザー)さんから相手企業に交渉してもらい、こちらの都合に合わせてもらえるようにしていただきました。 面接対策としては、前の失敗を繰り返さないよう、CAさんに模擬面接をおこなっていただきました。相手企業が求めている要素をCAさんから聞き、自分の経験や今後やりたいことの中から、それと合致するものを選び、ポイントをしぼってアピールするように心がけました。

結果、面接に進んだ3社のうち2社で内定を獲得。面接後の企業からのフィードバックによると、「意欲が高い」「周囲を巻き込んで変革していけそう」という評価をいただいたとのことです。1社を選ぶのは迷いましたが、「関われるプロジェクトの幅広さ」「社風へのフィット感」を重視して選択しました。

入社して半年たった今、家族との時間を持てるようになったことに満足しているのに加え、仕事においても新鮮な刺激が多く、充実した毎日です。

引用元: 転職の軸を考え直し、自分に合う選択ができた
(32歳・男性・国内大手SIer)

■転職が成功したポイント

転職エージェントの「リクルートエージェント」を利用して、転職を成功させたケースです。

働きながら転職活動を行う場合は、仕事が忙しくあまり時間が作れないことがあります。転職エージェントでは、CA(キャリアアドバイザー)の転職支援サービスにより、提出書類の添削や面接の日程調整まで行ってくれます。

効率的に転職活動を行いたい方は、転職エージェントを利用しましょう。

【成功体験②】

希望しない部署への人事異動が決まったため転職をいたしました。

これまでと同じ化学や品質管理に携われる求人を探したところ、
自身の経験や知識を活かせ、かつ年収アップも見込める求人を見つけたため、エントリーを行いました。(中略)

書類選考→一次選考→二次選考→最終面接と、
段階的に複数の選考があり、準備に時間を費やしました。

それぞれの選考で何を見られているのか?ということを認識した上で、面接に臨むことを意識しながら自己アピールを行いました。

(例えば一次・二次では人柄やスキル、最終では入社意欲)

また、全ての選考に際し、転職するにあたって、自身が仕事に対して何を求めているのか、会社に何を求めているのかを意識し、多少アドリブを加えたとしても一貫して軸がブレないよう注意をしました。

会社の方から、一緒に働きたいと思って頂けるように意識し、自身の意欲や想いを熱意を込めて面接でお話しさせて頂きました。(後略)

引用元: 望まぬ人事異動をきっかけに転職。希望していた化学系の品質管理職で、年収アップ転職を実現。(32歳・男性・電気・ガス・水道)

■転職が成功したポイント

転職サイトの「ミドルの転職」を利用して、転職を成功させたケースです。
ミドルの転職で、紹介された人材紹介会社へエントリーするとキャリアアドバイザーと面談が行えます。

その情報をもとに求人の紹介をしてもらい応募します。

面接でしっかりとアピールできるように対策も行ってくれるため、面接に不安がある方はミドルの転職を利用しましょう。

31歳から転職するメリット

31歳からの転職には、メリットとデメリットがあります。
ここでは、転職のメリットを3つ紹介します。

転職しやすい

前章の「30代前半の転職事情」にも書いたように、転職成功者の平均年齢は32歳です。このことから、31歳は転職しやすく、転職に成功しやすい年齢と言えます。

さらには、リクナビNEXTが行った「転職活動を不利だと感じたか?」というアンケート結果からも、31歳は転職しやすいことがわかるでしょう。

その調査の結果が、以下に記載してあります。

不利だと感じなかった:50.4%
不利だと感じた:31.9%
どちらともいえない:17.7%

参照:「30代前半の転職って、有利? 不利?

不利だと感じなかった」という答えが一番多く、50.4%と半数を占めています。

しかし、転職活動を始める前の30代前半の転職希望者に「不利だと思うか?」とアンケートをしたところ、57.5%が「不利だと思う」と答えていました。

このことから、転職活動を行う前には半数が「30代前半の転職は不利だと思う」と不安を抱いていますが、実際に転職活動をしてみると半数が不利だとは感じてはなく、転職を成功させています。

未経験の職種を目指せる

社会人経験を積んで自分のやりたい職種が明確となり、未経験からの転職を検討している方もいるでしょう。

31歳は未経験の職種に挑戦する、ギリギリの年齢だということを把握しておきましょう。30代の転職は、30代後半になるにつれて経験があり企業の即戦力となる人材が求められます。

未経験者の採用が少なくなるため、未経験の職種を目指すのであれば、早めに行動しましょう。

20代のように熱意だけで採用されることは難しいため、資格を取得していることやある程度のスキルがあることをアピールすることが大切です。

今までの経験を強みにできる

20代と比較すると、31歳は仕事の経験が豊富にあります。

自己PRや面接で、今までの経験やスキルを強みとしてアピールすることができます。
その中でも、以下の3点はとくに強みとしてアピールできます。

 

  • マネジメント力
    チームをまとめることができるマネジメント力は、30代の転職活動において、求められる人材の条件です。
    30代前半にはマネジメント力を持った人材は少ないため、あなたにマネジメント経験があることにより、同じ30代前半でも差別化でき採用に有利となるでしょう。
  • 即戦力
    今までの経験を活かして活かして「今後どのように即戦力として企業に貢献できるのか?」を中心に考えて、強みとしてアピールしましょう。
    専門的なスキルを即戦力としてアピールすることはもちろんですが、ヒューマンスキルなど、どの仕事でも使うことのできるスキルも同時にアピールすることで、さらに高く評価を受けることができます。
  • 適応力
    社会人は、人間関係やビジネスツールなどさまざまな変化と共に仕事をします。
    そこで、「多少の変化が起きても、いつもと同じように仕事ができる人材」が求められています。
    今までの経験から具体的なエピソードを含めて伝えると、強みとして伝わりやすいです。

 

31歳から転職するデメリット

転職するメリットもあれば、デメリットもあります。

デメリットを知ることで、今後の転職活動の進め方の参考にもなります。

これから紹介する3つのデメリットを把握して、自分で対策できることはするようにしましょう。

20代の転職より企業から求められることが多い

20代前半が企業から求められることは、「人柄」と「ポテンシャル」です。

経験やスキルをそこまで求められることはなく、今後の成長への期待と共に採用されます。しかし、30代前半が企業から求められることは、「今までの経験・スキル」と「即戦力」です。

30代前半の転職者が20代前半と同じように「人柄」と「ポテンシャル」で転職に挑戦しても残念な結果となってしまうでしょう。

30代は企業から求められることが多いですが、20代前半の社会人とは経験年数も圧倒的に30代の方が長いため、経験の量も違います。

今までの経験の中からアピールできるエピソードをいかに上手く探して、自己PRや面接で伝えることができるのかも、転職成功率に大きく関わります。

一人ではアピールポイントを探すことが難しい方は、転職エージェントを利用しましょう。キャリアアドバイザーがプロの視点から強みを探してくれます。

未経験の職種への転職は給料が下がることもある

前章の「31歳から転職するメリット」として「未経験の職種を目指せる」と挙げましたが、給料が下がってしまうことがあるというデメリットがあることも把握しておきましょう。

転職後の年収は、一般的に前職の年収を基準に決まりますが、未経験の職種への転職は給料が下がると覚悟しておきましょう。

未経験の職種を目指すのであれば、目的を明確にすることがおすすめです。

目的が明確である未経験の職種への転職は、自分のやりたいことをしているため、給料が下がったとしても、やりがいを感じることができて充実した日々を過ごせるでしょう。

しかし、目的が曖昧だと転職後に給料が思った以上にもらえなかったときに「転職しなければよかった」と後悔してしまいます。
デメリットも含めたうえで、もう一度未経験の職種を目指す場合は、検討してみましょう。

同世代の転職志望者が多い

総務省の調査によると2021年の25歳~34歳の転職者比率は66万人です。
転職者比率の中で一番多い年代であり、二番目に多い年代は55万人の35歳~44歳でした。

総務省統計局の「労働力調査2021年(令和3年)」

これらにより、31歳の転職は同世代の転職志望者が多いことがわかります。

転職志望者が多いほど、倍率も上がりますが、これは同時に31歳でも転職は可能だということがわかります。

同世代の中で、自分を周りといかに差別化して採用担当者にアピールできるのかが大切です。自己分析をしっかりと行い、「自分だからこそ企業に貢献できること」を考えてみましょう。

31歳の転職で失敗してしまう人の特徴

転職で失敗する人の特徴を知ることで、同時に失敗しない方法も知ることができます。
以下の3つに当てはまらないように、転職活動を進めていきましょう。

転職理由が明確ではない

転職には、人によってさまざまな理由があります。

「周りの友人が転職したから」や「今の環境に飽きたから」など転職理由が明確ではない場合は、転職に失敗してしまいやすいでしょう。

理由としては、転職をするときの軸を見つけにくいからです。
「キャリアアップをしたいから」ということが転職理由の場合だと、自分が思い描くキャリアプランを軸に応募企業の選択や、自己PRを考えて転職活動を行うことができます。

しかし、明確な理由がないと応募企業の選択もぶれてしまい、自己PRも考えにくくなります。

31歳の転職が可能だといっても20代と比較するとハードルは上がります。
転職を検討中の方は、転職理由を明確にしてから転職活動を始めましょう。

積極的に行動できない

転職活動はもちろんですが、日ごろから会社でも積極的に行動できない人は転職を成功させることは難しいでしょう。

理由は、30代に企業が求めている人材は積極的に即戦力となり企業に貢献できる人材だからです。

日ごろから、会社で積極的に行動できない人は、今まで経験してきたことも、積極性をアピールできるものが少ない傾向にあります。
採用担当者に面接で「積極的に即戦力となってくれる人材だ」と評価をもらうことは難しいため、転職が失敗してしまう可能性が高いです。

人によっては、転職後に「プロジェクトチームをまとめなくてはいけない」という場合もあります。
その時に、すぐに対応できる人材であるように、日ごろから積極的に行動をしましょう。

情報収集をしていない

基本的なことですが、転職を成功させるためには情報収集は必須です。
働きながらの転職活動で、あまり転職活動に時間が使えない方も、必要最低限の情報収集は必要です。

転職活動は、一人で一からインターネットや本を使って、求人や転職市場の情報を収集することもできます。

しかし、全てを一人で行うには膨大な時間がかかってしまいます。
だからといって、情報収集をしないと企業にアピールすべきポイントなど採用されるために必要なことを抑えることができず、的外れな転職活動を行うこととなってしまうでしょう。
はじめて転職をする方や、効率的に情報収集がしたい方は、転職エージェントを利用しましょう。

キャリアアドバイザーから、インターネットには載っていない企業の詳しい情報が聞けることもあるため、転職サポートを受けることをおすすめします。

31歳の転職を成功させる4つのポイント

転職を成功させるためには、しっかりと抑えておくべきポイントがあります。

これから転職活動を行う方も、現在活動中の方も、以下の4つのポイントを抑えながら行動していきましょう。

企業・業界研究をしっかりする

転職活動をするにあたって、業界研究と企業研究は必須です。

まずは、業界研究を本や業界団体の公式サイト、転職エージェントから情報収集を行い、知識を頭に入れましょう。

業界のことをある程度把握したら、次に応募したい企業の研究を行います。
企業研究のおすすめのやり方の以下5つを紹介します。

 

  • 企業概要の把握
    調べればすぐに出てくる企業の基本的な情報は、しっかりと把握しておきましょう。
    企業の公式サイトや転職サイトなどで情報収集をすることができます。
    事業内容や従業員人数、資本金など細かいところまで抑えておきましょう。
  • 社風の把握
    気になる企業だとしても、社風を知らなければ、自分が実際に働いているイメージがしにくいです。
    社風を把握できる機会としては、会社説明会がおすすめです。
    企業で働いている社員が行うため、どんな社員がいるのかを実際に見ることができ、自分が働いているイメージもしやすいでしょう。
  • 企業の最近の動きを確認
    企業のプレスリリースなどの最新ニュースを把握しておきましょう。
    業界のニュースなど企業に関わることまで、アンテナをはっておくことがおすすめです。
  • 企業の強みを分析
    企業情報など詳しく書いている本を利用して、他社と比較して、どこがその企業の強みなのか把握しておきましょう。
    志望動機を考えるときにも、「この企業だから働きたい」と伝えるために、志望する企業の強みをあげることにより説得力が増します。
  • 社長の考え方を調べる
    企業の社長の本やSNSなどを通して、これからの企業の方向性や考え方を把握しておきましょう。
    企業理念を通しても理解することはできますが、社長の考え方をより詳しく具体的に知ることができます。
    自分が、描いているキャリアプランと重なる部分があるのかなども確認しておきましょう。
    転職後に、「自分が思った企業ではなかった」と後悔することがないように、しっかりと情報収集を行いましょう。

 

今までの実績を具体的に面接でアピールする

今までの実績があるにも関わらず、面接で上手くアピールしなければ、採用担当者に優秀な人材だと判断してもらうことは難しいでしょう。

今までの実績も含めた自己PRのおすすめの伝え方を以下5つ紹介します。

 

  • 最初に結論を言う
    自己PRの中で、最終的に自分が一番伝えたいことを最初に伝えましょう。
    例えば、リーダーシップがあることを伝えたいのであれば、まず「私にはリーダーシップがあります。」と伝えます。
    そのあとに、根拠となる理由を今までの経験や、実績をもとに話していきましょう。
  • 今までの実績をもとに、今後の仕事への活かし方も話す
    今までの実績は、その人の今までの働き方や成績を知るためには大切な情報です。
    それらを伝えたあとは、今後はどのように結果を出して企業へ貢献していくことができるのかを話しましょう。
    具体的に、企業の業務内容と結びつけて話すことにより、企業研究もしっかり頭に入っていることをアピールすることができます。
  • 企業が求めている人材をもとに、アピールポイントを挙げる
    アピールポイントが複数ある場合は、「自分は企業が求めている人材である」と伝えることができるポイントを挙げましょう。
    複数あるからといって、全て伝えたとしても、企業が求める人材だと評価されなければ採用されることは難しいでしょう。
    アピールポイントは、絞って伝えることがおすすめです。
  • 職務経歴書などの提出書類の内容に合わせて話す
    一般的に採用担当者は面接の時に、職務経歴書などの提出書類が手元にある状態で面接を進めます。
    面接で話すことと提出書類の内容が違うということがないように、面接前にしっかりと確認しておきましょう。
  • 明るい印象を与えるように心がける採用担当者に「一緒に働きたい」と思ってもらえるようにしましょう。
    話し方や表情、姿勢で印象はかなり変わります。
    転職エージェントでは、面接対策も行っており、自分の印象が気になる方は、キャリアアドバイザーからアドバイスをもらいましょう。

 

転職サイトと転職エージェントを併用する

転職サイトと転職エージェントは、それぞれの強みがあるため、併用することがおすすめです。
転職サイトとは、インターネットで求人情報の検索や閲覧、応募ができるサービスです。
転職エージェントは、キャリアアドバイザーが求職者の転職条件などを聞き、おすすめの求人を紹介してくれたり、提出書類の添削をしてくれたり、さまざまな転職支援サポートを行ってくれます。

転職サイトと転職エージェントを上手く併用する例としては、以下2つが挙げられます。

 

  • 初めての転職で不安だが、自分で気になる求人にも応募したい
    転職エージェントでは、キャリアアドバイザーが転職活動のサポートを行ってくれます。
    初めての転職で不安が沢山ある方にとっては、相談をしながら転職活動を進めていくことができるため、大変便利なサービスです。
    しかし、基本的に求職者から面談で得た情報をもとに、キャリアアドバイザーが求人を紹介し、その中から応募することになります。
    自分で求人情報を探して気になる求人にも応募したい方は、転職エージェントを利用しながら、転職サイトを利用しましょう。
    転職サイトでは、自分が選んだ求人にも応募することが可能です。
  • マイペースに転職活動をしたいが、自分の強みが客観的にわからない
    転職サイトは、自分で求人の検索をして気になる企業に応募するため、自分のペースで転職活動を進めていけます。
    しかし、自分の強みを客観的に知りたい場合は、転職サイトのみだと相談できる相手がいません。
    転職エージェントで、キャリアアドバイザーからプロの視点で強みを見つけてもらいましょう。
    最初は、転職サイトを主に利用していたとしても、転職エージェントを利用していくうちに、転職エージェントの方が使いやすいこともあるでしょう。
    活動方法を一つに絞らず、複数試すことも大切です。

 

転職エージェントを複数利用する

転職エージェントを複数利用することは、以下の3つのメリットがあります。

 

    • それぞれを比較できる
      キャリアアドバイザーも相性の合う人と合わない人がいます。
      複数利用することで、自分と相性が合うキャリアアドバイザーを比較して選ぶことができます。
    • 色々なアドバイスがもらえる
      複数のキャリアアドバイザーから、さまざまな視点でアドバイスがもらえます。
      新たな転職の可能性を見つけられることもあります。
    • 非公開求人が閲覧できる
      非公開求人は、転職エージェントに登録しないと閲覧できない求人のことです。
      企業によっては10万件以上が非公開求人の場合もあるため、非公開求人が多い転職エージェントには登録しておきましょう。

これらのことから、1社のみではなく、転職エージェントは2〜3社利用しましょう。
複数利用するうえでの、以下の3つには注意して利用するようにしましょう。

 

        • 転職エージェントを複数利用していることを伝える
          それぞれの転職エージェントに、複数利用していることを隠さずに伝えましょう。
          しっかり伝えることにより、キャリアアドバイザーが同じ求人に応募しないようにしたり、面接の日程調整を行ったり考慮してくれます。
        • スケジュール管理を大切にする
          転職エージェントとの面談や応募手続きなど複数利用している場合は、日程が重ならないようにスケジュール管理をしっかりと行いましょう。
          キャリアアドバイザーからのメールの返信を早くすることも、優先的にサポートを受けるためには必要なので、レスポンスの速さも大切です。
        • 転職活動の軸を持つ
          色々なアドバイスをもらうことはとても大切ですが、沢山アドバイスをもらいすぎて自分がわからなくなってしまうこともあります。
          転職活動の軸である目的をしっかり持つことで、自分に必要なアドバイスを選んで参考にするようにしましょう。

 

31歳のケース別転職体験談

転職には、さまざまな転職のきっかけがあります。
ここでは、31歳の「未経験からの転職」と「キャリアアップのための転職」の2つのケースを紹介します。

未経験への職種へ転職

成功体験談だけではなく、失敗体験談も紹介するので、転職活動の参考にしてください。

【成功体験】

キャリアアップを目指して転職を志しました。前職では業務内容やキャリアの幅が限られており、その組織でしか有効でない限定的なスキルアップしか望めず、また性別を理由にマネジメント職にも就けない組織風土でした。自分自身のさらなるスキルアップを目指した事と、より社会貢献度の高い仕事に就きたいとの思いから、IT業界への転職を志しました。
(中略)

職種は経験のある営業職を希望しておりましたが、IT業界は未経験でした。このため、始めの3ヶ月は資格の取得に費やし、IT系の入門的国家資格を2つ取得しました。
その後、多くの時間をかけてさまざまな求人情報を検索するとともに、業界研究として、IT業界内の各企業の立ち位置やスタンス、ビジョン等を調査しながら、自分がやりたい事、なりたい姿をイメージし、それが叶う求人を探しておりました。

選考を通して、自分が何を成し遂げたいのか、そしてどのようなスキルでそれを成し遂げていくのか、どう役に立てるのか、という事を具体的にアピールできるよう心掛けました。また業界未経験ですので、意思の強さや熱意のアピールにも注力しました。

引用元: キャリアアップを目指して転職を志しました。
(31歳・女性・IT)

■転職が成功した理由

未経験の業界への転職を成功させたケースです。
資格取得をしたことが、転職の成功のカギとなっています。
また、自己PRや面接で具体的に「今後の企業への貢献度」についてアピールしたことも成功の秘訣です。

転職のために、自分が進みたい業界に関する資格取得をすることは一人で出来ることですが、自分のアピールポイントを見つけることは難しいこともあります。
転職エージェントで転職サポートを受けて、自分のアピールポイントをキャリアアドバイザーから客観的に見てもらいましょう。

【失敗体験】

私が転職をしたのは今から4年前、30歳の頃になります。
当時は、派遣社員として大手製造メーカーの工場に派遣されて働いていました。(中略)
もうじき30歳を迎える、という状況でもありましたので、年齢的にもあまりチャンスは残されていないだろうと思い、転職を決意しました。(中略)
先のキャリアのことを考えると、やはり「正社員」という条件は捨てることはできないだろうと思いました。

今思えば、もっと慎重に行動したらよかったとも思うのですが、
年齢的な制約も、転職においてはシビアだという認識のあった私は、
とにかく「正社員で転職できればどこでもいい」と、かなり焦りながら活動を進めてしまったのです。

おまけに一人の作業が好きだった私は、「正社員で、難しい資格も必要なくて、一人で働ける環境」を目標に据えていました。
そして辿り着いた結論は、トラック運転手でした。かなり血迷っていたと思います。
転職してよかったことは、前職同様、会社の寮に入れたことと、厄介な上司の方がいないことです。(中略)

一方で給与体系と勤務体系に関しては、これは完全に私の落ち度と言うしかありません。
そんなことは転職をする前から分かり切っていたはずなのに、焦る気落ちばかりが前に出て「何とかなるだろう」の精神で飛び込んでしまったのです。
結果、前職よりもさらに、キャリアの見えない日々に突入しています。

引用元: 私の転職体験談:目標は「正社員」。適った職業は「タクシー運転手」。そして、その結果は──。
(34歳・男性・タクシー運転手)

■転職が失敗した理由

転職に焦ってしまい失敗したケースです。
「正社員ならどこでもいい」という転職条件は、自己分析が不足しています。
今後の自分のキャリアプランを明確にして、もう少し具体的な転職条件であれば、転職後に後悔することはなかったでしょう。

今後のことをしっかりと考えていないのに、気持ちだけ焦って行動しても、それはいい結果となることは難しいでしょう。
焦る前に、キャリアプランをしっかりと描いて着実に行動していきましょう。

キャリアアップのための転職

成功した理由と失敗した理由も、しっかり把握しておきましょう。

【成功体験】

現在、海外在住の為、子供の教育の関係から日本に居住拠点を移したいと思っておりました。現職は中小企業の為、5年間の海外勤務経験を活かし、大手企業へのステップアップをしたいと思い、転職活動を始めました。(中略)

海外在住の為、面接日程の調整に苦労をしました。企業によっては、一次面接はSKYPE面接でも対応可能であるというお話はありましたが、SKYPEと対面では印象が大きく異なると思い、全て対面で面接を受けました。最終的に内定を頂けた企業からは、「一次面接から対面で面接を受けてくれたのは非常に良かった」とフィードバックを貰いました。

転職活動期間はトータルで2ヵ月間であり、1ヵ月目は履歴書や職務経歴書等の書類作成及び書類選考、2ヶ月目は面接という流れでした。2ヵ月目は日本出張や有休を利用し、3度日本に帰国し面接を受けました。海外在住の為、長期化すると厳しかった為、短期戦で結果が出て良かったです。

引用元: スカイプと対面では印象が大きく異なると思い、全て対面で面接を受けました。
(31歳・男性・メーカー)

■転職が成功した理由

現在は、オンライン面接が多くの企業で取り入れられています。
現在の状況から、対面での面接がどうしても難しい場合があるでしょう。
今回のケースから学べることは、オンライン面接では、印象を良くする工夫が必要なことがわかりました。
現在転職活動中の方は、声の出し方や表情の作り方などで好印象を与えることができているか一度動画で録画をして、細かく確認することがおすすめです。

【失敗体験】

中堅規模のCROでモニターを務めて5年、そろそろキャリアアップしたいと思い、転職活動を開始しました。目指したのは製薬メーカーです。(中略)
最初は求人サイトで見つけた複数の製薬メーカーに応募しました。そのうち何社かは面接に進めたんですが、最終的には全て落ちてしまいました。経験が浅いからなのか、英語力が足りなかったからなのか、落ちた理由が、全くわかりませんでした。引き続き、求人サイトで新しい求人情報に応募したのですが、とうとう、製薬メーカーの求人が見つけられなくなり、リクルートエージェントに相談しました。

CA(キャリアアドバイザー)さんとの面談では、今までの経験について話しました。(中略)

CAさんが言うには、CRO業界の転職市場において、私の経験はまだまだ浅いと見なされるとのこと。だからこそ、説得力のある志望動機や意欲を伝える必要があるのですが、私は完全に対策不足だったんです。

引用元: 製薬メーカーに応募。志望動機の弱さを見破られ、面接に失敗
(30歳・男性・中規模CRO)

■転職が失敗した理由

自己分析が不足していたことと、全体的にも転職の対策不足で失敗したケースです。
「自分としては、これだけの経験を積んだのだから、キャリアアップ転職も可能だろう」と客観的に自分を見ることができない方も多いでしょう。

さらには、経験が浅かったとしても、自己PRなどで上手くカバーすることもできますが、自信があり過ぎたために、対策があまかったことがわかります。
客観的なアドバイスを求めるのであれば、転職エージェントに登録をして、キャリアアドバイザーからプロの視点で見てもらうことをおすすめします。

31歳の転職におすすめの転職エージェント

転職エージェントは沢山あり、どの企業を利用しようか迷ってしまうことがあります。
沢山の転職エージェントがありますが、それぞれ強みがあるため、自分に合った転職エージェントを利用することがおすすめです。
ここでは、30代前半におすすめする転職エージェントを4つ紹介していきます。

doda

dodaは、転職サイトとしても転職エージェントとしても利用できます。

全国の求人が揃っており、企業の規模も大手からベンチャー企業までの求人を扱っています
転職ノウハウのコラムが充実しており、情報収集に役立ちます。

ビズリーチ

ビズリーチは、ハイクラス向けの求人を全体の1/3扱っています
30代利用者の転職後の平均年収は、840万円という実績があります。
経歴などの個人情報を登録すると、情報を見た企業から直接スカウトの連絡がきます。

リクルートエージェント

リクルートエージェントは、転職エージェントの中でも、非公開求人数はトップクラスで、10万件以上取り扱っています。
利用者の60%以上が年収をアップさせた実績があります
全国の求人を扱っているため、登録して非公開求人を閲覧してみましょう。

マイナビエージェント

マイナビエージェントは、キャリアアップを目指したい方へおすすめです
若手のキャリアアップのための求人を多数取り扱っています。
さらには、キャリアアップ転職のノウハウもあるので、登録して転職サポートを受けましょう。

まとめ

転職成功者の平均年齢は32歳という調査結果から、31歳の転職は「転職適齢期」とも言えます。

適齢期だからといって、簡単に転職ができるわけではありません。
しっかりと情報収取をして対策をしないと、転職に失敗してしまうこともあります。

本記事で紹介した、成功体験談はもちろんですが、失敗体験談も参考にして、転職を成功させましょう。
一人で転職活動をするのが不安な方は、今回紹介した転職エージェントを利用してみてください。

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