中小企業診断士に合格できる勉強時間とは?勉強方法についても解説!

「中小企業診断士に合格するにはどのくらいの勉強時間が必要?」「中小企業診断士の勉強法を知りたい!」

そうお考えではありませんか?

中小企業診断士試験は、例年合格率が4〜8%しかない難関試験で、合格するには長期間の勉強が必要です。

しかしながら、働きながら受験勉強を行い合格する30代・40代も多く、「合格したい!」という意欲さえあれば誰でも合格を目指すことができます。

今回は中小企業診断士試験に合格するために必要な勉強時間について解説します。

最短で合格に至るための勉強法やおすすめの学習ツールについてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。

中小企業診断士の平均学習期間は3年

中小企業診断士の平均学習期間は3年

中小企業診断士に合格するには、800〜1000時間程度の学習時間が必要だと言われています。

1000時間は1日3時間勉強することで1年以内に達成できますが、1年以内の学習で合格する受験者は合格者全体の3割程度です。

7割程度は2年以上の年月を要しており、約半数は合格までに3〜4年以上かかっています

また平均学習期間は約3年と言われているため、中小企業診断士に合格するには数年単位の学習計画が必要です。

ちなみにどうしてそれだけ長い勉強時間がかかるのかというと、まず1次試験の出題範囲が広いことが挙げられます。

また中小企業診断士試験は1次がマークシート、2次が記述式であり、1次と2次で異なる対策をしなければならないことも学習に時間がかかる要因です。

どれだけ学習に専念できるかで勉強期間は変わる

中小企業診断士試験の合格に必要な1000時間の勉強をどれだけの期間で完了できるかは、各受験者の状況によって異なります。

受験勉強に専念できるなら半年から1年

中小企業診断士の勉強に一定期間専念できるのであれば、一日6時間程度の勉強を半年続けることで1000時間に到達できます。

試験日との兼ね合いでもう少し時間がかかる場合もありますが、受験に専念するならうまくいけば1年以内に合格することも十分に可能です。

働きながら取得するなら1年半から3年

中小企業診断士は、受験勉強と仕事を両立させて取得する人が多いですが、働きながら勉強する場合は少なくとも10ヵ月程度の期間は必要です。

ただし10ヵ月というのは、平日に2時間、土日に7時間ずつめいっぱい勉強した場合の話なので、実際には1年半から3年程度かけて合格を目指すのが現実的と言えるでしょう。

実際には3年かけて合格する人が多い

中小企業診断士試験の平均受験回数は3回だと言われています。

試験は年1回行われるため、3年をかけて合格する人が多いと推測できます。

ちなみに中小企業診断士試験の1次試験には、科目別合格制度があり、合格した科目については翌年、翌々年2科目免除を申請することが可能です。

科目免除の利用を想定すれば、3年かけての合格は十分に現実的だと言えるでしょう。

ただし、平均受験回数3回というのは、合格者を対象にしたアンケート結果に基づいたものであり、実際には4年以上試験に落ち続けていたり、それ以前に断念してしまったりといった受験者もたくさんいるはずです。

そのため、中小企業診断士試験には一定の覚悟を持って挑戦するのが良いでしょう。

中小企業診断士の科目別学習時間は?

中小企業診断士の科目別学習時間は?

続いては中小企業診断士試験の科目別の勉強時間について解説します。

中小企業診断士試験では、マークシート方式の1次試験で7科目、記述式の2次試験で4つの事例を扱います。

1次試験は難易度の高い科目を中心に800時間

1次試験では7科目を対策しなければならず、出題範囲が非常に広いため、効率的に学習するには優先順や強弱をつけた学習が大切です。

具体的には、以下のように難易度の高い科目を優先して学習することをおすすめします。

ちなみに難易度の高い科目ほど2次試験との関連が高いです。

難易度 科目 勉強時間 特徴
高い 財務・会計 200時間 出題範囲が広く、過去問と同じ問題が出にくい。2次試験の事例Ⅳにつながる最重要科目。
経済学・経済政策 150時間 グラフの読解問題が初学者には難しい。時間をかけてしっかり勉強すれば高得点が狙える。
普通 企業経営理論 130時間 2次試験にもつながる重要科目。ビジネスマンやビジネス本をよく読む方には理解しやすい内容。
運営管理 130時間 生産管理と店舗販売管理の2分野。生産管理は2次試験にもつながる。知識を問う問題と計算問題から出題。
経営法務 70時間 経営に関する法律知識が問われる。暗記科目だが、法律知識は奥が深いので深入りは禁物。時間をかけすぎない方が良い。
経営情報システム 70時間 IT知識に詳しい方ならとっつきやすい情報技術の専門用語を問う科目。年度ごとに難易度が異なるため、こちらも深入りは禁物。
低い 中小企業経営・政策 50時間

(7科目合計:800時間)

4月に発行される中小企業白書から出題。白書が出るまで対策できない。完全な暗記科目で、覚えれば覚えるほど得点につながる。

上記のように、1次試験の対策では合計の勉強時間が800時間程度になるように計画を立てるのがおすすめです。

2次試験は量より質で200時間くらい

知識を覚えることが点数に結びつきやすい1次試験に対し、記述式の2次試験については「質」も意識して勉強しなければ、点数を高めることは難しいです。

実際、受験者の多くが2次試験に関しては「勉強時間と結果に相関性がない」と感じており、150時間程度で合格した人もいれば、反対に500時間以上費やして不合格になった人もいます。

よって、2次試験の対策では単に知識を覚えるのではなく、知識をきちんと理解しそれをいかに応用するかを考えながら、内容のある学習を200時間程度するのがおすすめです。

科目ごとの時間配分については、事例Ⅰ〜Ⅲを合計100時間程度、ほかと出題形式が違って差がつきやすいと言われる事例Ⅳを100時間程度学習すると良いでしょう。

実務経験や予備知識によって差が出る

中小企業診断士の合格に1000時間程度、3年が必要というのはあくまで一般論であり、それぞれの経験や知識の度合いによって状況は異なります。

例えば、中小企業診断士試験の内容に合った実務経験を有していたり、大学での勉強や過去の受験経験によって予備知識があったりする場合は、1000時間未満でも合格出来る可能性があります。

一方で経営学や経済学に関する知識が全くない初学者が挑戦する場合は、1500から2000時間程度勉強したほうが良いと言われることも多いです。

ただし、初学者の場合でも自分に合った通信講座を選択するなど、正しい学習方法を選択すれば、ぐっと勉強時間を縮められる可能性もあります。

実際に勉強する際は、1000時間を1つの目安にし、自分に合った勉強時間及び学習計画を設定するのが良いでしょう。

独学だと学習が長期化することも

中小企業診断士試験は出題範囲が非常に幅広いため、出題傾向を理解した上で優先順位をつけて学習していかなければ、どこまでも勉強時間が伸びてしまいます。

このことを踏まえると、初心者が独学で対策をするのはかなり厳しいと言わざるを得ません。

独学で対策をすれば、勉強時間が500〜1000時間程度、期間にして1〜2年程度伸びた上に合格できない恐れもあります。

一般的に言えば、独学よりも通信講座などを選択したほうが合格できる確率は高く、勉強時間も縮めやすいです。

合格者はどうやって合格したのか?データで解説!

合格者はどうやって合格したのか?データで解説!

続いては、中小企業診断士協会が公開している令和3年度試験の統計資料を参考に、合格者の傾向を見ていきましょう。

働きながら合格する30代40代が多い!

・令和3年度1次試験年齢別人数

申込者数 試験合格者数
20歳未満 165 22(0.4%)
20~29 3,851 889(15.2%)
30~39 7,149 1,779(30.5%)
40~49 7,111 1,674(28.7%)
50~59 4,785 1,152(19.7%)
60~69 1,290 306(5.2%)
70歳以上 144 17(0.3%)
合計 24,495  5,839

・令和3年度2次試験年齢別人数

申込者数 試験合格者数
20歳未満 15 2(0.1%)
20~29 1,112 283(17.7%)
30~39 2,756 687(42.9%)
40~49 2,708 416(26.0%)
50~59 1,983 193(12.1%)
60~69 579 19(1.2%)
70歳以上 37 0(0%)
合計 9,190 1,600

上記の通り、中小企業診断士試験の合格者は、1次試験・2次試験ともに30代・40代が半数以上を占めています

30代・40代というと働き盛りの世代であり、このデータは仕事と受験勉強を両立させて合格した人が多いことを示しています。

よって、働きながら中小企業診断士の合格を目指す事は十分に可能です。

なお、中小企業診断士の勉強時間が1000時間程度と長いのは、働きながら勉強している人が多いこととも関係していると考えられます。

受験勉強だけに専念できる方なら、勉強時間を大幅に縮められる可能性もあるでしょう。

難易度/必要な勉強時間数を他資格と比較!

難易度/必要な勉強時間数を他資格と比較!

 

難易度 資格 勉強時間 勉強期間
非常に高い 公認会計士 3500時間 2〜3年
司法書士 3000時間 2〜3年
税理士 3000時間 2〜5年
高い 中小企業診断士 1000時間 1〜3年
社労士 1000時間 1〜3年
行政書士 500〜1000時間 半年〜1年
普通 宅建士 300~400時間 3ヶ月〜半年

中小企業診断士も難易度の高い資格ですが、合格に必要な勉強時間を比較すると、公認会計士や司法書士、税理士など、それ以上に難しい資格も複数あります。

勉強時間をもとに難易度を考えるなら、中小企業診断士の難易度は社労士の難易度と同レベルと言えるでしょう。

行政書士は中小企業診断士と同じか、それよりやや優しいレベルだと言えます。

宅建士については、最短3ヶ月ほどで合格を目指せるため、中小企業診断士に比べるとずっと簡単です。

中小企業診断士試験の概要について

中小企業診断士試験の概要について

・中小企業診断士試験の総合的な合格率

年度 合格率(1次×2次)
2021年(令和3年) 6.7%
2020年(令和2年) 7.8%
2019年(令和元年) 5.5%
2018年(平成30年) 4.4%
2017年(平成29年) 4.2%
2016年(平成28年) 3.3%
2015年(平成27年) 4.9%
2014年(平成26年) 5.6%
2013年(平成25年) 4.0%
2012年(平成24年) 5.8%
過去10年間の平均 5.2%

中小企業診断士試験は、総合的な合格率が4〜8%程度の難関試験です。

合格するには1次試験と2次試験をそれぞれ突破しなければなりません。

1次試験はマークシート方式

1次試験では、中小企業診断士に必要な知識がマークシート方式で問われます。

企業経営やコンサルティングに関する基本的な問題が出題されます。

合格基準は全7科目の総得点が60%以上であり、なおかつ40%未満の科目が1つもないことです。

受験資格は特になく、年齢や学歴、実務経験にかかわらず、どなたでも受験できます。

試験日は8月上旬の土曜日と日曜日(二日間)です。合格発表は例年9月上旬に行われます。

受験料は13,000円(税込)です。

試験科目と試験時間、配点

科目 試験時間 配点
経済学・経営政策 60分 100点
財務・会計 60分 100点
企業経営理論 90分 100点
運営管理 90分 100点
経営法務 60分 100点
経営情報システム 60分 100点
中小企業経営・政策 90分 100点

1次試験の試験科目や試験時間、配点は上記の通りです。

なお、1次試験には科目別合格制度があり、満点の60%以上を獲得して合格した科目については、その年を含めて3年間(翌年と翌々年)受験が免除されます。

また1次試験全体にも免除制度があり、1次試験に合格すればその年と翌年の2次試験を受験することが可能です。

1次の合格率は27%程度

年度 合格率
2021年(令和3年) 36.4%
2020年(令和2年) 42.5%
2019年(令和元年) 30.2%
2018年(平成30年) 23.5%
2017年(平成29年) 21.7%
2016年(平成28年) 17.7%
2015年(平成27年) 26.0%
2014年(平成26年) 23.2%
2013年(平成25年) 21.7%
2012年(平成24年) 23.5%
過去10年間の平均 26.6%

1次試験の合格率は、過去10年間で17.7%から42.5%の間で推移しており、変動が比較的激しいと言えます。

また2019年以降の3年間は合格率が30%を超えているため、近年はやや難易度が下がっているという見方もできるでしょう。

しかしながら、2020年度と2021年度は、コロナ禍で実施された試験なので、今後は合格率の傾向が変わってくる可能性もあります。

受験者が多い年度は合格率が下がるとも言われており、これからの動向に注視が必要です。

2次試験は筆記と面接

2次試験は、中小企業診断士に必要な応用力が試される筆記試験と口述試験です。

筆記試験は記述式で、4つの具体的な事例に対して中小企業診断士(経営コンサルタント)として提案を行います。筆記試験を受けられるのは、その年と前年の1次試験合格者です。

口述試験は筆記試験の出題内容について10分程度の面接が実施されます。口述試験へは筆記試験の合格者だけが進めます。

2次試験の受験料は17,200円で、1次試験と合わせると30,200円が必要です。

また試験日ですが、例年10月下旬の日曜日に筆記試験が実施されます。

その後12月上旬に合格発表があり、口述試験の実施日が12月中旬、最終的な合格発表が12月下旬から1月上旬です。

試験科目と試験時間、配点

科目 試験時間 配点
事例Ⅰ(組織・人事) 80分 100点
事例Ⅱ(マーケティング・流通) 80分 100点
事例Ⅲ(生産・技術) 80分 100点
事例Ⅳ(財務・会計) 80分 100点

2次試験筆記試験の試験科目及び試験時間、配点は上記の通りです。

口述試験についても、これら事例に関して面接が行われます。

2次試験の合格率は20%程度

年度 合格率
2021年(令和3年) 18.3%
2020年(令和2年) 18.4%
2019年(令和元年) 18.3%
2018年(平成30年) 18.8%
2017年(平成29年) 19.4%
2016年(平成28年) 19.2%
2015年(平成27年) 19.1%
2014年(平成26年) 24.3%
2013年(平成25年) 18.5%
2012年(平成24年) 25.0%
過去10年間の平均 19.9%

上記の通り、2次試験の合格率は一貫して20%程度です。

変動がないのは、2次試験については相対評価が行われており、上位20%が選抜されるからだと言われています。

なお、筆記試験合格後に行われる口述試験については、ほぼ100%の受験者が合格します。

遅刻せずに会場へ行き、普通に面接官と会話ができれば、落とされる事はまずありません。

1次試験の科目免除に関する注意点

1次試験には科目別合格制度があり、合格した科目については翌年と翌々年は科目免除を申請することができます。

科目免除をすれば、受験科目が減るので試験対策は楽になりますが、合格に向けた戦略上は不利になる可能性もあるので注意しましょう。

1次試験の合格基準は総得点で60%以上かつ40%未満の科目が1つもないことです。

科目免除を行った場合は、受験する科目だけにこの合格基準が適用されるため、例えば以下のような結果になります。

・科目免除と合否の例

3科目受験(4科目免除):60点・60点・50点→不合格(計57%)
4科目受験(3科目免除):60点・60点・50点・70点→合格(計60%)

上記を見ればわかりますが、受験する科目が少なくなればなるほど、それぞれの科目で高い得点が求められます(理想は60点以上)。

一方で受験する科目が多くなれば、苦手科目を得意科目でリカバリーすることがしやすくなります。

その場合によっては得意科目を免除しないほうが良い場合もありますし、苦手科目だけで受験するのは得策ではないでしょう。

最短で合格するためのポイント!

最短で合格するためのポイント!

中小企業診断士に合格するには1000時間程度の勉強が必要だと言われますが、長期の勉強は大変なので、できるだけ効率よく学習することを意識しましょう

以下では中小企業診断士試験に最短で合格するためのポイントをいくつかお伝えするので参考にしてください。

2次試験につながる科目をよく学習する

1次試験の前7科目のうち、「財務会計」「企業経営論」「運営管理」「情報システム」の4科目は2次試験でも出題がある重要科目です。

1次試験では基本的な知識が、応用的な知識が問われるという違いはありますが、1次試験の対策でしっかり勉強しておけば、2次試験の対策が楽になるでしょう。

よってそれら4科目については、1次試験対策の段階から2次試験を意識し、十分な時間と労力を費やすのがおすすめです。

一方で「中小企業経営・政策」は、2次試験ではほとんど出題がないため、それほど重要視すべきではありません。

このように科目ごとに優先順位をつけ、強弱メリハリをつけた学習をするよう心がけましょう。

7科目を一気に対策しようとしない

中小企業診断士試験は各科目で出題範囲が広いので、一度にすべての科目を対策しようとするのは現実的ではありません。

一気に7科目の対策をしようとすると、覚えることが多くて混乱し、かえって理解が不十分になってしまう恐れがあります。

そのため、重要度の高い科目を中心に、1日1〜3科目ずつ学習を進めていくのがおすすめです。

まずは財務・会計と経済学・経済政策から

中小企業診断士試験の学習の中で、とりわけ学習に時間がかかるのは「財務・会計」「経済学・経済政策」の2科目です。

よってまずはこの2科目から学習を始めましょう。

特に「財務・会計」は、2次試験にもつながる重要科目なので、早い段階から十分な時間をかけて学習し、知識を吸収していくのがおすすめです。

暗記科目は後半で良い

中小企業診断士の7科目のうち、「経営法務」「経営情報システム」「中小企業経営・政策」は覚えた知識が得点に直結する暗記科目です。

これらは受験勉強の後半に集中して知識を詰め込むのが良いでしょう。

あまりにも早くから始めすぎると、途中で知識を忘れてしまって覚え直す必要が出るなど、非効率な部分が出てくるので、それらの暗記科目は後回しで構いません。

特に「中小企業経営・政策」は、中小企業白書が出る4月以降しか対策ができないため、最終段階で重点的に暗記しましょう。

5年分以上の過去問演習を行う

中小企業診断士試験は出題範囲が非常に広いので、全てをまんべんなく対策して完璧を目指すのではなく、出題される可能性の高い範囲を中心に対策して6割以上を狙うのがおすすめです。

そのためには出題傾向をきっちり把握する必要があるので、過去問演習は少なくとも5年分以上やるのが良いでしょう。

また使用するテキストや問題集についても、過去問を分析した上で作られたものを使うのが望ましいです。

インプット・アウトプットの両方を毎日行う

効率よく得点力を高めるには、インプットとアウトプットをバランスよく行うことが重要です。

テキストを読むだけでは試験本番で使える知識は身に付かない一方で、知識を頭に入れずに問題演習をしてもやはり十分な学習効果は期待できません。

よって、学習効率を高めるには、テキストでの学習と問題集での学習をセットで行うのがおすすめです。

同じ日に知識の吸収と問題演習の両方を行うことで、無理なく本番仕様の知識を習得することができます。

スキマ時間を有効活用して勉強する

働きながら中小企業診断士の合格を目指す方など、学習時間が限られている場合は、スキマ時間を有効活用して勉強するのがおすすめです。

通勤中にテキストを読んだり、お昼休みに問題演習をしたりと、合間を見つけてはその時にできる勉強をしていきましょう。

またスキマ時間の学習を充実させたいなら、スマホ学習のサービスが整った通信講座が便利です。

スマホアプリで講義動画を見たり、問題を解いたりできるため、少しの時間でも効率よく学習を進められます。

合格するには独学か通信講座どちらがおすすめ?

合格するには独学か通信講座どちらがおすすめ?

中小企業診断士の受験勉強は、独学よりも通信講座を活用して行うべきです。

中小企業診断士試験は合格率5%程度の難関試験であり、合格までに1000時間程度の勉強を要します。

初学者の場合は、1500〜2000時間勉強しなければいけないこともあり、独学では途中で挫折してしまうなど、うまくいかない恐れも十分にあります。

一方で通信講座であれば、合格に向けて最適な方法で学習できるため、独学よりも挫折の心配は少ないです。また効率的な学習ができることから、勉強時間を大幅に短縮できる可能性もあります。

せっかく1000時間頑張ったにもかかわらず、勉強の仕方がまずいせいで不合格になってはもったいないので、初めから通信講座を活用し、より良い仕方で学習を進めていくのがおすすめです。

通信講座ならスタディングが圧倒的におすすめ

通信講座の中でも特におすすめなのが、スマホ学習の機能がとりわけ充実しているスタディングです。

スタディングでは、テキスト学習、講義、問題演習、過去問演習、模擬試験、解説講義等の全てをスマホで完結させることができ、働きながらスキマ時間で学習して合格を目指す方には最適と言えます。

また20万円以上する通信講座もたくさんある中、スタディングは5万円強という比較的リーズナブルな価格で受講できるため、コストを抑えて学習をしたい方にもぴったりです。

これまで10万人以上が受講した人気の講座なので、ぜひ一度活用を検討してみてください。

中小企業診断士合格に役立つ経験やスキルとは?

中小企業診断士合格に役立つ経験やスキルとは?

以下で紹介する職務経験や学習経験、スキルをお持ちの場合は、中小企業診断士の合格に向けた勉強に役立つ可能性があります。

経理職や金融機関勤務での経験

民間企業で経理をされている方や金融機関に勤務されている方などは、仕事の経験を「財務・会計」の学習に役立てることができます。

例えば経理の方であれば、仕事で財務諸表を読んだり、その他の会計業務に携わったりすることで得た知識やスキルを勉強に活かせるでしょう。

金融機関勤務の方も同様で「財務・会計」をはじめ、経営における「カネ」に関わる単元には入っていきやすいはずです。

事実、中小企業診断士試験の合格者には経理を含めた民間企業勤務の方が一番多く、次に多いのが金融機関勤務の方が多いというデータもあります。

システムエンジニアなどIT業界の経験がある方

システムエンジニアやIT企業勤務の方など、IT業界での経験がある方は「経営情報システム」の学習が行いやすいです。

「経営情報システム」では、情報技術に関する専門用語が問われるため、IT知識に乏しい方は苦戦することもありますが、ITに詳しい方は得点源にもなります。

また昨今は企業経営において情報システムの管理や活用の需要が高まっているため、IT業界での経験があれば、中小企業診断士及びITコンサルタントとしての仕事にも役立つでしょう。

経営学部や経済学部、商学部などで学んだ方

中小企業診断士では、経営学や経済学に関する問題が出題されることが多いので、経営学部や経済学部、商学部などで学んだ人なら、受験勉強に入っていきやすいと言えます。

しかしながら、中小企業診断士試験の出題範囲は幅広いため、文系理系を問わず、様々な学部の予備知識を生かすことが可能です。

例えば法学部出身なら「経営法務」、工学部出身なら「経営情報システム」などが学習しやすいでしょう。

また中小企業診断士試験の受験資格がないため、出身学部を問わず誰でも挑戦することができます。

実際、いろいろな学部の出身者が合格しているので、出身学部を気にすることなくぜひ挑戦してみてください。なお、例年大学生の合格者も一定数いるため、学生時代に受験するのもおすすめです。

中小企業診断士の勉強時間まとめ

中小企業診断士の勉強時間まとめ

中小企業診断士試験に合格するには、一般的に1000時間程度の勉強が必要です。

また勉強時間は各受験者の経験や予備知識によっても前後し、長い場合は1500から2000時間程度を要する場合もあります。勉強時間の長さを踏まえると、中小企業診断士試験の難易度は非常に高いと言えるでしょう。

しかしながら、中小企業診断士試験には、働き盛りの30代や40代がたくさん合格しており、働きながらでも合格を目指す事は十分に可能です。

仕事と受験勉強を両立させる場合は、ぜひスマホ学習の機能が充実したスタディングを活用してみてください。

スタディングならスキマ時間の学習を効率化できるため、時間がない中でも十分な学習効果が得られ、なおかつ勉強時間の短縮も期待できます。

5万円強と受講料も通信講座の中では非常にリーズナブルなので、あまりお金をかけたくない方にもおすすめです。

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