司法試験・予備試験対策におすすめな予備校ランキング7選|比較方法も解説

「司法試験の対策は予備校でした方が良い?」

「予備試験の対策をする予備校はどう選んだら良い?」

司法試験や予備試験の勉強をしたいと思っている人は、このような悩みや疑問を抱えているのではないでしょうか。

この記事を読めば、司法試験・予備試験の対策ができる予備校について知ることができます。

司法試験や予備試験は、難易度が高く出題範囲が非常に広い試験であるため、独学で対策するのは非常に困難です。

ただ、司法試験や予備試験の対策ができる予備校はたくさんあり、どこに通ったら良いのかわからないという人もいるでしょう。

そこでこの記事では、司法試験や予備試験の予備校選びのポイントやおすすめの予備校をランキング形式で紹介しています。

司法試験や予備試験の予備校を選びたい人や対策をどう行おうか悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の目次

司法試験・予備試験の概要

司法試験・予備試験の概要

まずは司法試験・予備試験の概要についてみていきましょう。

合格率からみた難易度についてもまとめています。

司法試験や予備試験について基本的な情報を把握してから、予備校選びを始めましょう。

司法試験の難易度・合格率

司法試験とは、裁判官や検察官、弁護士になろうとするものに対して、必要な学識や応用能力を備えているかどうかを判定するための国家資格です。

司法試験を受験するためには以下の資格を有しなくてはなりません。

  • 法科大学院を修了する
  • 法科大学院在学中に一定の要件を満たす
  • 予備試験に合格する

法科大学院に通うか予備試験に合格することで、司法試験を受験する資格を獲得できます。

以下の表は、2011年から2021年までの司法試験の合格率についてまとめたものです。

実施年度 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年 2020年 2021年
合格率 23.5% 25.1% 26.8% 22.6% 23.1% 22.9% 25.9% 29.1% 33.6% 39.2% 41.5%

引用:弁護士白書2021年版「司法試験の合格状況」

この表を見ると司法試験の合格率はそこまで低くないことがわかります。

しかし、先述したとおり司法試験を受けるためには厳しい条件が設けられています。

これを加味すると、実際の合格率は4%〜5%程度といえるでしょう。

そのため、司法試験の難易度は高く、受験できるまでに時間がかかる試験だといえます。

予備試験の難易度・合格率

予備試験とは、「法科大学院修了者と同等の学識及びその応用能力並びに法律に関する実務の基礎的素養を有するかどうかを判定する」ための試験です。

合格すれば、法科大学院に通わなくても司法試験の受験資格が得られます。

以下の表は予備試験の実施年度と合格率についてまとめたものです。

実施年度 2011年 2012年 2013年 2014年 2015年 2016年 2017年 2018年 2019年
合格率 1.8% 3.0% 3.8% 3.4% 3.8% 3.9% 77.6% 4.1% 4.0%

引用:弁護士白書2020年版「司法試験予備試験の状況」

予備試験の合格率は年々上昇しているものの、難易度が非常に高いことがわかります。

ただ、予備試験を受けるために必要な資格はありません。

そのため、予備試験は誰でも受けられることで合格率が低くなっているとも考えられます。

また、合格率は低いですが、予備試験合格者の司法試験合格率は高いため、予備試験に合格できれば司法試験に合格できる可能性が高いといえるでしょう。

司法試験・予備試験対策に予備校がおすすめな理由5つ

司法試験・予備試験対策に予備校がおすすめな理由5つ

司法試験や予備試験は非常に難易度が高く、狭き門であることがわかりました。

その上出題範囲も広いため、予備校の利用をおすすめします。

独学でも対策できないことはないですが、論文対策や口述試験の対策など1人ではカバーできない範囲も多いです。

ここからは、司法試験や予備試験の対策に予備校を活用するのがおすすめな理由について解説していきます。

予備校の利用を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。

難易度が高い試験だから

先述したとおり、司法試験や予備試験は非常に難易度が高い試験です。

国内の試験で最難関とも言われています。

そのため、予備校に通ってプロや合格者に対策方法や添削を受けることが、合格への近道です。

学習時間や環境の確保が難しいから

司法試験や予備試験に合格するために必要な勉強時間は、一般的に3,000時間〜8,000時間程度かかるといわれています。

中には、10,000時間以上かかったという人もいます。

勉強時間に幅があるのは、個人の実力や学習環境などよって左右されるからです。

とはいえ、膨大な時間や整った学習環境が必要であることは確かでしょう。

独学の場合、勉強時間や環境の確保が難しいかもしれません。

一方予備校の場合は、カリキュラムが組まれており勉強時間を確保できます。

また、自習室などが開放されている場合もあり、集中できる環境が整っているのもメリットです。

効率的に勉強ができるから

幅広い科目を勉強し、専門性も身につけるためには、効率的に勉強を進めていくことが大事です。

独学の場合は、カリキュラムを組むのも自分であり、何を重点的に勉強するか決めるのも自分です。

ただ、受験生は試験対策のプロではないため、非効率的な勉強方法になっている可能性が高いでしょう。

一方、予備校の場合は、適切なカリキュラムが組まれており、重要論点も抑えられています。

そのため、独学と比べて効率的に勉強しやすいのがメリットです。

モチベーションを維持しやすいから

先述したとおり、司法試験や予備試験には膨大な時間がかかります。

独学の場合は1人で黙々と勉強しなくてはならず、モチベーションを保つのが困難かもしれません。

ただ予備校の場合は、クラスメイトや先生がいるので、切磋琢磨しながらモチベーションを保つことが可能でしょう。

司法試験や予備試験対策を1人でやるのが不安な人や、気分に左右されやすい人は、予備校に通う方がおすすめです。

疑問があった場合にすぐに解消できるから

司法試験や予備試験対策をする場合、幅広い科目に取り組まなくてはならないので、疑問や苦手分野が出てくるでしょう。

独学の場合は、どんな疑問や苦手分野にも1人で対処しなくてはなりません。

反対に、予備校では先生がいるので、対面でいつでも質問することができます。

すぐに疑問を解消でき、次の問題に取り組むことができるため、効率的な勉強が可能です。

司法試験・予備試験対策ができる予備校を選ぶときのチェックポイント8つ

司法試験・予備試験対策ができる予備校を選ぶときのチェックポイント8つ

司法試験や予備試験の対策には、予備校に通うと良いでしょう。

難易度が高く勉強時間が膨大であるため、予備校で周りのサポートを受けるのがおすすめです。

とはいえ、司法試験や予備試験の対策ができる予備校はたくさんあるため、予備校選びに悩んでしまうかもしれません。

ここからは、司法試験や予備試験の対策ができる予備校を選ぶときのチェックポイントに解説します。

予備校選びで悩んでいる人は、チェックしてみてください。

1.かかる費用はどのくらいか

予備校で必要になる費用は10万円〜200万円など幅広いです。

かなり高額になる場合もあるため、無理なく通えるかどうかは重要なポイントです。

司法試験や予備試験は非常に難易度が高いため、1年目で合格できるとは限りません。

また、予備試験合格後は司法試験対策で予備校に通うことになる可能性もあります。

将来のことも考えて、現実的な価格かどうか判断してください。

とはいえ額だけでなく、カリキュラムの内容もしっかりチェックしましょう。

2.講義の形式はどうなっているか

講義は対面なのかWEBなのか、DVDなのかなど形式をチェックしておきましょう。

対面の場合は気軽に相談できるメリットがありますが、WEBやDVDの場合は自分のタイミングで講義を進めることが可能です。

自分のライフスタイルや勉強時間を確保できる時間帯などを分析し、継続して勉強できるような形式のものを選びましょう。

複数の講義形式をとっている予備校もあるので、どう選択できるのかなどをチェックしておくのも忘れないようにしましょう。

3.講師のレベルや相性はどうか

司法試験や予備試験の予備校は、講師のネームバリューで集客する場合もあります。

もちろん人気講師を求めて予備校を選ぶのもありですが、自分とウマが合わない可能性もあります。

体験コースなどを開いている予備校もあるので、講師との相性を測ってみても良いかもしれません。

また、YouTubeやホームページでも講義動画がアップされているため、試しに試聴してみても良いでしょう。

4.テキストは使いやすいか

予備校がオリジナルにテキストを作っていることが多いため、予備校によって扱っているテキストは異なる傾向にあります。

そのため、テキストが自分にとって使いやすいかどうかを判断する必要があります。

例えば、わかりやすさを重視するならカラーテキストや図解が多いテキストを選ぶようにしましょう。

また、WEBテキストを採用している予備校もあります。

その場合、WEBテキストに書き込みができるのかなども重要なポイントです。

5.論文のカリキュラムは充実しているか

司法試験や予備試験では論文式試験が実施されます。

論文式試験は白紙の状態から論文を作成しなくてはならず、法律の基本的な知識だけでなく論証のスキルなども要求されます。

そのため、論文のカリキュラムは充実しているのか、どんな講義が開催されるのかなどをチェックしておきましょう。

また、論文の添削数が多い予備校を選ぶのもおすすめです。

6.サポート体制が整っているか

予備校によっては講義のみを行う場合もありますが、勉強時間が多いためサポート体制にも着目しておきましょう。

例えば、カウンセリングの有無やオリジナルゼミの開催などをチェックしましょう。

有料になる場合もあるので、料金制度や頻度なども併せて確認してください。

7.過去の実績や合格率は高いか

司法試験や予備試験対策ができる予備校の実績や、試験の合格率が気になる人は多いのではないでしょうか。

その予備校で学んだ人がどれくらい合格しているのかは重要なポイントです。

データを公表している予備校は多いわけではないので、細かく公表している予備校の方が信憑性があるかもしれません。

また、合格者の声を見てみるのもおすすめです。

どんなサポートやテキストが良かったのか、どんな勉強方法が良かったのかなど、参考になるポイントが多いです。

予備校選びだけでなく、これから勉強を始める際のアドバイスにするのも良いでしょう。

8.合格特典やキャンペーンはあるか

司法試験や予備試験対策を続けると、予備校費用や生活費、通学費など膨大な費用がかかってくるはずです。

そこで、予備校から金銭的なサポートを受けられる、合格特典やキャンペーンがあると良いでしょう。

例えば合格者に20万円プレゼントやキャッシュバックなどが実施されています。

予備校によって内容や金額、受け取れる要件が異なるので、事前に調べておきましょう。

特典やキャンペーンが受けられそうな予備校を選ぶのも良いでしょう。

司法試験・予備試験対策におすすめの予備校7つを比較

司法試験・予備試験対策におすすめの予備校7つを比較

ここからは司法試験や予備試験対策におすすめの予備校について見ていきましょう。

全部で7つの予備校を紹介していくので、自分に合った予備校選びに役立ててください。

1位:アガルートアカデミー

アガルートアカデミーは、司法試験や予備試験の他にも多数の最難関資格講座を展開している大手予備校です。

以下の表は、主なコースと料金、サポート体制の有無や講義形式についてまとめたものです。

項目 内容
コース・料金 2024年・2025年合格目標 司法試験|予備試験最短合格カリキュラム:698,600円〜
サポート体制 担任制・添削など※オプション
講義形式 オンライン

アガルートはオンライン予備校なので、社会人や学生でも私生活とバランスをとりながら学習することが可能です。

通常の講義にプラスしてオプションをつけることで、担任制や添削などのサポートを受けることができます。

アガルートアカデミーのおすすめポイント

  • オリジナルテキストの質が高い
  • 講師のレベルが高い
  • 合格特典やキャンペーンが充実している

アガルートではオリジナルテキストを採用しており、講師が作成しています。

そのため、講義の内容とズレが生じることがなく、重要ポイントなどを一貫してチェックすることができます。

また、デジタルブックも追加されたため、場所を問わずに確認できるのも魅力的です。

アガルートの講師は、全員が司法試験の合格者であり、プロ目線での指導を受けることができます。

新司法試験合格者が揃っているので、最新制度を理解した講義が受けられるでしょう。

さらに、アガルートでは合格特典やキャンペーンが充実しています。

合格者対象にキャッシュバックや、期間限定で割引セールなどが開催されています。

アガルートアカデミーの口コミや実績

アガルートアカデミーの口コミや実績についてみていきましょう。

友人に紹介され、マネオプ等で実務家の講師の方の直接指導を受けることができる点や、ラウンジで講師に質問等することができる点が、学習を進める上で非常に便宜であると感じ、アガルートを選びました。その時点では法曹志望に絞っておらず、特に大手予備校を検討していたわけでもなかったため、比較的即決でアガルートを選択したと思います。

引用:アガルート「令和3年予備試験合格者」

4月に受験したアガルートの司法試験型答練では、ある程度の成績をとることができ自信になるとともに、問題の質が非常に高く、また手薄になりがちな分野からの出題が多かったので、効率よくインプットをすることができました。

引用:アガルート「令和3年司法試験合格者」

アガルートアカデミーの出版している総合講義1問1答と合格論証集を購入し、読み物として読んでいました。そして、受験年になって改めて過去問と向き合ったところ、民事系(特に民法)が全く書けないことに気づき、民事系についてアガルートアカデミーの総合講義100を一気に聞きました。これが結果的にはもっとも効果的だったと思います。

引用:アガルート「令和3年司法試験合格者」

テキストや講義の質の高さに満足している人が多かったです。

個別サポートを受けられる点についてもメリットを感じている人も多い傾向にありました。

2位:スタディング

スタディングは「隙間時間で合格しよう」という目標を掲げたオンライン予備校です。

短期合格者の勉強法を取り入れて、忙しい人でも継続できるような内容になっています。

以下の表は、主なコースと料金、サポート体制の有無や講義形式についてまとめたものです。

項目 内容
コース・料金 2023年+2024年試験対応:89,100円〜
サポート体制 論文対策・AI復習機能※一部オプション
講義形式 オンライン

スタディングの実績は非公開ですが、合格者の声が公開されているため、合格実績は十分になりそうです。

通学しながら勉強したい人や、社会人しながら合格を目指したい人向けの予備校でしょう。

スタディングのおすすめポイント

  • 初心者でも理解しやすい
  • 私生活とのバランスがとりやすい
  • 司法試験合格者が主任講師を務める

隙間時間を活用した講義を開いているので、要点をわかりやすくまとめた内容になっています。

そのため、初心者でも理解しやすく、無理なく勉強できるでしょう。

また、主任講師は司法試験合格者が担当しています。

理系から合格した実績を持つ講師なので、苦手克服のポイントや勉強方法を熟知しています。

仕事や学校に行きながら勉強したい人におすすめの予備校です。

スタディングの口コミや実績

スタディングの口コミや実績についてみていきましょう。

仕事をしながらの勉強でしたので、スキマ時間の捻出が大変でした。
そんな中、休み時間や通勤時間に勉強できるスタディングの講座は大変心強いものでした。
学習初期には、何度も小村先生の基礎講座を聴き直し、土日には小倉先生の作成した論文講座の問題を聴いて解説講義を受けていました。

引用:スタディング 合格者の声

現在の司法試験は基礎知識を規範として明示し、事実のあてはめができれば合格できる試験であると思います。基本講座を繰り返して基礎を固めたことが結果的に良かったのだと思います。

引用:スタディング 合格者の声

隙間時間で勉強できる点に魅力を感じている人が多かったです。

通勤時間や休憩時間、入浴時間などに細かく繰り返して勉強できるので、知識の定着が期待できます。

3位:資格スクエア

資格スクエアは、新時代の学習手法を提唱するオンライン予備校です。

独自の学習メソッドはメディアからも注目されており、人気が高まっています。

以下の表は、主なコースと料金、サポート体制の有無や講義形式についてまとめたものです。

項目 内容
コース・料金 予備試験講座 合格フルパッケージ:703,780円〜
サポート体制 合格者や弁護士による学習支援・論文添削
講義形式 オンライン

合格フルパッケージなら、論文添削や合格者・弁護士による学習支援を受けることができます。

論文添削数は業界最多の205通で、充実した論文対策をすることが可能です。

資格スクエアのおすすめポイント

  • 隙間時間を活用しやすい
  • 講師の実力が高い
  • 添削数が多い

資格スクエアの講義はオンラインで行われ、1回の講義は短時間で構成されています。

そのため、移動時間や休憩時間に学びたい人におすすめです。

また、講師のレベルが高いのもメリットです。

大手予備校での指導経験が豊富な人が揃っており、充実した指導を受けたいという理由で資格スクエアを選ぶ人もいます。

資格スクエアの口コミや実績

資格スクエアの口コミや実績についてみていきましょう。

効率的なカリキュラムが一番の要素だと思います。社会人であり、海外在住で、取り組み量では国内の大学生には絶対に勝てない。取り組みの質、すなわち効率性を高めることと計画を持って学習することをとにかく重視しました。
効率よく学習を進めるためには、アウトプットが特に大事で、できる限り早くインプットを終えて、過去問を中心としたアウトプットをどんどん行えたのが良かったと思います。短答・論文ともに過去問演習を徹底して行いました。

引用:資格スクエア「合格者の声」

資格スクエアはネットを利用した講義の配信が優れているように感じました。視覚的というか、他の予備校は動画の画質もあまり良くなくて「使いにくそうだな」と思ったんです。それに比べると「最近のITやネットに強い」という印象を持って、「使いやすいんじゃないかな」と思ったっていうのが大きいですね。

引用:受験生合格体験記

資格スクエアのカリキュラムの質の高さや、講義の内容の充実度に定評がありました。

レベルの高い講義で効率的に対策を進めたい人におすすめでしょう。

4位:LEC東京リーガルマインド

LEC東京リーガルマインドは、長い歴史を持つ司法試験予備校です。

代表取締役は司法試験合格者であり、第一線で指導を続ける人物です。

以下の表は、主なコースと料金、サポート体制の有無や講義形式についてまとめたものです。

項目 内容
コース・料金 1.5年合格コース:1,062,870円〜
サポート体制 合格者からの指導など
講義形式 通学・オンライン

スピード合格を目指すための講座や初心者向け講座、論文対策のみしたい人向け講座など、幅広い講座が開かれています。

自分に合った学習環境を選べるのが大きなメリットでしょう。

LEC東京リーガルマインドのおすすめポイント

  • 効率の高いカリキュラムが組まれている
  • 学習段階に合わせたコースが用意されている
  • 割引制度が充実している

短期間で合格を目指すコースなど効率性を重視した講義であり、学習段階に合わせて最も良い方法で勉強できます。

割引制度が充実しているので、お得に学習を始められるのもポイントです。

また、通学とオンラインを選べるため、自分に合った学習環境を整えたい人向けの予備校です。

LEC東京リーガルマインドの口コミや実績

LEC東京リーガルマインドの口コミや実績についてみていきましょう。

私がLECを選んだ理由は、実際に予備試験対策の入門講座の民法の講義を無料で体験させていただいて、そこでの先生の解説がとても分かりやすく、講義の進め方も自分に合っていると感じたからです。

引用: LECリーガルマインド「2021年度合格体験記」

法科大学院に通いながら司法試験を受験したため、学校の授業の予習、復習と並行して司法試験の学習をする必要がありその点は大変でした。しかし、LECは通学だけでなくWeb受講もすることができるため、学校の授業の合間にもLECの授業を受けることができて時間を有効活用することができました。

引用:LECリーガルマインド「2021年度合格体験記」

自分に合った講義スタイルが選べるため、無理なく勉強に取り組めると評価されていました。

合格者と会えたり、無料講義が開催されていたり、サポート体制が整っているのも魅力的なポイントでしょう。

5位:伊藤塾

伊藤塾は、司法試験や予備試験に強い予備校として高い知名度を誇っています。

通学が基本スタイルですが、オンライン講義も開いています。

以下の表は、主なコースと料金、サポート体制の有無や講義形式についてまとめたものです。

項目 内容
コース・料金 2023年合格目標 司法試験 答練パック:264,400円〜
サポート体制 論文答練・テスト実施など※コースによる
講義形式 通学・オンライン

答練やテスト実施など、試験を想定した対策が充実しています。

パックだけでなく、対策したい講座を個別で取ることも可能です。

伊藤塾のおすすめポイント

  • 講師数が多く質が高い
  • 通学がメインで疑問解消に役立つ
  • テキストや講義の質が高い

質の高い講師がたくさん在籍していることや、テキストや講義の充実度から、知名度が高く良い評判を集めているようです。

合格実績は業界トップクラスであり、司法試験合格者の中でも伊藤塾の評判は高いようです。

また、通学型の予備校なので、疑問をその場で解消できるメリットがあります。

家では集中できない人や苦手科目の勉強が進まない人におすすめの予備校でしょう。

伊藤塾の口コミや実績

伊藤塾の口コミや実績についてみていきましょう。

受験にとっての知識のメリハリがつくことが伊藤塾の最大のメリットです。法律は深入りするとキリがないので、ある程度割り切って学習することが大切です。また闇雲に努力するのではなく、優先順位をつけることの大切さを学びました。

引用:伊藤塾「司法試験合格者の声」

私は入門段階から最後まで伊藤塾が示してくれた順序に沿って勉強をしていったことで順調に勉強が進みました。長年のノウハウのある伊藤塾の勉強のやり方に従えばそのまま合格は見えてくると思います。

引用:伊藤塾「司法試験合格者の声」

伊藤塾のメリットは必要な努力を削減できる点です。基本書を読み比べ論点を自ら探し、判例や基本書を読み比べ論証を自分で用意する必要がなくなるため、「勉強」に集中することができます。

引用:伊藤塾「司法試験合格者の声」

重要なポイントを押さえやすいことで、合格につながったとの声が多かったです。

講師やテキストの質が高いので、優先順位をつけて勉強しやすいのも魅力的なポイントでしょう。

短期間で合格を目指したい人は、伊藤塾を検討してみてはいかがでしょうか。

6位:BEXA

BEXAは比較的新しいサービスですが、注目度が上がってきています。

自分の好みや課題に合わせて講義や講師を選ぶことができるので、自由度の高さが魅力的です。

以下の表は、主なコースと料金、サポート体制の有無や講義形式についてまとめたものです。

項目 内容
コース・料金 コスパ最強!公法系1位が作った 行政法判例百選で学ぶ規範:17,820円
サポート体制 添削・講師とのやり取り・無料講座
講義形式 オンライン

オンラインメインの講義なので、移動時間や休憩時間を活用できるサービスです。

BEXAのおすすめポイント

  • 低価格で利用できる
  • 自分に合った講義や講師が選べる
  • サポート体制が充実

講義や講師をカスタムしていくタイプのサービスなので、他の予備校に比べて低価格で受講できるのが大きなメリットです。

できるだけ費用を抑えたい人におすすめのサービスでしょう。

また、オンライン受講の弱点を補うため、答案添削システムや講師と無料でやり取りできるなどのサポートが充実しています。

論文対策や疑問解消にも役立つ内容になっているでしょう。

BEXAの口コミや実績

BEXAの口コミや実績についてみていきましょう。

そこまで口コミは多くありませんでしたが、交流会や添削などサポート体制が評価されていました。

ある程度法律の知識が身についている人であれば、苦手分野の強化として活用できそうです。

7位:辰巳法律研究所

辰巳法律研究所は40年にわたり、司法試験や予備試験など難関資格の指導を行ってきた予備校です。

実績は公表されていませんが、歴史ある予備校なので利用者も合格者も多いと予想できます。

以下の表は、主なコースと料金、サポート体制の有無や講義形式についてまとめたものです。

項目 内容
コース・料金 予備試験専願ハイスピードスキーム:約506,900円
サポート体制 添削など
講義形式 通学・通信

辰巳法律研究所はさまざまな書籍を出版しており、わかりやすいテキスト作りに長けています。

そのため初心者でも学びやすい環境であるといえるでしょう。

辰巳法律研究所のおすすめポイント

  • 答練講座の質が高い
  • 論文の添削が丁寧
  • 昔ながらの指導形式

答練講座の質が高く、バランスと効率の良い指導が評価されています。

他の予備校を利用していても、答練講座は辰巳法律研究所を利用するという受験生も少なくありません。

また、論文の添削が丁寧で、1通ずつ細かくチェックしてもらえるそうです。

論文対策に力を入れたい人にもおすすめの予備校です。

辰巳法律研究所では昔ながらの指導形式が採用されており、対面式で講義が進められます。

まとまった時間でしっかり勉強したい人向けの講義だといえます。

辰巳法律研究所の口コミや実績

辰巳法律研究所の口コミや実績についてみていきましょう。

私がやって成功した方法は、自分の悪い癖や気を付けるべき点をノートに書きだし、常に意識することです。これは、私が辰已法律研究所講師である福田俊彦先生が「2018年司法試験に不合格になってしまったあなたに」という動画内で勧められていた方法です。

引用:辰巳の合格体験記「答練・模試を効果的に用いる方法」

私は条文の指摘が甘い部分があったので、本番に向けて条文の指摘を意識して学習を行いました。
また、未知の問題が出題された際も、自分の知識を最大限活用して点数を取りに行く訓練ができたと思います。
スタ論、全国模試ともに点数は振るいませんでしたが、何故点数が低かったのかを分析することで、司法試験では二の轍を踏まないように気を付けました。

引用:辰巳の合格体験記「過去問で基礎を固め、スタ論、全国模試で穴を潰した」

辰巳法律研究所では多数の合格体験記が公開されていました。

科目を選択できるので、苦手に絞って勉強できる点にメリットを感じている人が多いようです。

司法試験・予備試験の予備校に通う際の注意点

司法試験・予備試験の予備校に通う際の注意点

ポイントを押さえて、自分に合った予備校を選びましょう。

ここからは、司法試験や予備試験の対策を行う予備校に通う際の注意点について解説していきます。

講義を受けるだけで満足しない

先述した通り、司法試験や予備試験には膨大な時間がかかります。

そのため、予備校以外でも自分で勉強する必要があります。

予備校の講義を受けるだけで満足しないことが大事です。

予備校の講義でまとまった時間を確保できるのであれば、移動時間や休憩時間などの隙間時間を活用して勉強してみましょう。

闇雲に他の教材に手を出さない

予備校以外の勉強のために新しく教材を購入する必要はありません。

予備校ではテキストや参考書、問題集などが配布されます。

闇雲に他の教材に手を出すと、やることが多くなりどれも中途半端な状態になるかもしれません。

知識やスキルをしっかり身につけるためには、目の前のテキストや参考書、問題集をやりこむことが重要です。

やりこんだ上で苦手科目のみ対策したい場合は、プラスで購入しても良いでしょう。

適当に予備校を選ばない

先述した通り、予備校によってサポート体制や価格が異なります。

有名な講師であっても自分と合わず、勉強をすることや通学自体が嫌になる可能性もあります。

そのため、自分に合った予備校選びがとても重要なのです。

予備校選びのポイントを押さえて、勉強しやすい環境かどうか判断してみましょう。

また、予備校によっては体験講座やテキストの取り寄せなどが可能な場合もあります。

予備校選びで悩んだ場合は、お試しから始めてみるのもおすすめです。

>>司法試験の内容を詳しく見てみる

司法試験・予備試験の予備校にまつわるよくある質問5つ

最後に司法試験や予備試験の予備校にまつわるよくある質問について回答していきます。

予備校に関する疑問を持っている人は、ぜひ活用してみてください。

1.合格に必要な勉強時間はどのくらい?

先述した通り、司法試験や予備試験の勉強時間が膨大です。

3,000時間〜8,000時間、10,000時間程度かかった人もいるそうです。

時間に幅はありますが、膨大な時間がかかることは肝に銘じておきましょう。

2.法学部出身ではないが勉強についていける?

初心者の人でも勉強にはついていけるでしょう。

初心者向けの講座を開講している予備校がほとんどです。

そのようなコースを選べば、無理なく勉強できるでしょう。

また、予備校であれば気軽に質問できる環境が整っているので、疑問が出ても安心です。

3.通学でなく通信講座でも対策できる?

通学形式の予備校もありますが、オンライン形式の予備校も人気があります。

社会人や学生でも継続的に学べることや、隙間時間の活用ができることなどがメリットです。

勉強だけに専念できない人は、通信講座の方が自由度が高く利用しやすいかもしれません。

4.社会人でも予備校に通える?

予備校に通いながら仕事をしている人は意外と多いです。

そのため、社会人として働いていても予備校に通って合格を目指すことは可能です。

とはいえ、通学スタイルだと両立が難しいと感じるかもしれません。

そういった場合は、土日祝日のみ通学する予備校やオンライン予備校などを活用すると良いでしょう。

5.予備校は高い費用を払わないと合格できない?

予備校にかかる費用は、予備校やコースによってかなり差があります。

ただ、高い費用を支払ったから合格できるとはいえません。

費用が高額かそうでないかではなく、予備校が自分に合っているかどうかをチェックするようにしましょう。

添削や質問などがオプションになっている場合もあるので、費用は総額で調べておきましょう。

司法試験・予備試験対策には予備校がおすすめ

司法試験・予備試験はかなり難易度が高い試験であり、独学で対策するのは困難です。

予備校に通う場合は、自分に合った予備校を選ぶことが最も重要です。

予備校にかかる費用や特徴、サポート体制などさまざまな要素を考慮して、集中できそうな環境を選びましょう。

司法試験や予備試験対策にかかる勉強時間は膨大だと心得て、継続できる学習環境を整えておきましょう。

自分に合った予備校を選び、試験合格を目指してください。

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