「名古屋商科大学のMBAって入るのも、中での勉強も厳しいのかな‥」
そうお悩みではありませんか?
名古屋商科大学は成績評価が非常に厳しいです。ただその分国際的に卒業生が評価されている国内MBAでもあります。
この記事を読めば、名古屋商科大学についての難易度やメリットを知れます。
他にも名古屋商科大学のMBAの特徴や、おすすめできる人の特徴についてまとめています。
名古屋商科大学のMBAを受験しようと思っている人や、迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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この記事の目次
名古屋商科大学MBAの入学の難易度は?
名古屋商科大学のMBAの難易度は、一般的なMBAと同じくらいでそこまで高いわけではありません。
MBAの大学院やビジネススクールの受験では、書類審査・小論文・面接・英語科目が課されることが多いですが、名古屋商科大学MBAは書類審査・小論文・面接のみの試験です。
そのため、他の大学院と比べて受験準備にかかる時間が少ないと言えそうです。
英語力がなくても入学できるのも、難易度が高くないと言われる所以でしょう。
名古屋商科大学の受験倍率は比較的高くない
名古屋商科大学MBAの受験倍率は、約1.3倍で、倍率もそこまで高くありません。
国内の人気校では5倍近くの倍率があることもあり、それと比較すると相対的に低い数字だと言えそうです。
そのため、名古屋商科大学MBAの受験に合格するのはそこまで難しくはないでしょう。
名古屋商科大学MBAの基本的な情報
ここからは名古屋商科大学MBAの基本的な情報についてみていきましょう。
受験する前にはしっかりと情報を集めていくことが重要です。
受験対策の一環として、これから紹介する基本情報を役立ててください。
名古屋商科大学のMBAの入試科目と受験回数について
名古屋商科大学のMBAの入試科目については以下のとおりです。
選抜方法 | プログラム名 | 選考方法 |
---|---|---|
一般選抜 | マネジメント研究科 | 筆記試験(60分)・面接 |
会計ファイナンス研究科 | 小論文(60分)・面接 | |
社会人選抜 | マネジメント研究科 | 面接 |
会計ファイナンス研究科 | 小論文(60分)・面接 |
引用:名古屋商科大学 入試情報
また受験回数は、2023年度は5回ありました。
以下は2023年度の入学選考の日程等をまとめた表です。
選考日程 | 出願日 | 選考日 |
---|---|---|
給費生選考 | 10/6〜10/22 | 10/29 |
A日程 | 11/24〜12/10 | 12/17 |
B日程 | 1/12〜1/28 | 2/4 |
C日程 | 2/9〜2/25 | 3/4 |
AO方式 | 選考日の2週間前 | 本学指定日 |
引用:名古屋商科大学 入試情報
給費生選考・AO方式は出願できる対象者が限定されているので、自分が出願できるのかどうかチェックしましょう。
名古屋商科大学の学費について
名古屋商科大学でMBAを取得するのにかかる学費は以下のとおりです。
プログラム | 入学金(1年次のみ) | 学費(春期) | 学費(秋期) | 必要年数 |
---|---|---|---|---|
EMBA | 270,000円 | 757,500円 | 757,500円 | 2年間 |
MBA | 270,000円 | 707,500円 | 707,500円 | 2年間 |
MSc-税理士養成 | 270,000円 | 707,500円 | 707,500円 | 2年間 |
MiM(英語) | 270,000円 | 707,500円 | 707,500円 | 2年間 |
MBA1年制(英語) | 270,000円 | 1,140,000円 | 1,140,000円 | 1年間 |
入学金は1年次のみ、それ以降の学費は1年次も2年次も必要になります。
私立大学のMBAの学費平均は約390万円と言われているので、名古屋商科大学MBAの学費は比較的安い方だといえるでしょう。
これも学生からの人気を集めている理由とも考えられます。
名古屋商科大学のMBAの成績評価は厳しい!その理由4つ
名古屋商科大学のMBAは評価基準が厳しいことで知られています。
名古屋商科大学の成績評価対象は以下の3つです。
- レポート
- 講義への貢献度
- 授業内のプレゼン
この中でも講義への貢献度が評価の5割〜8割を占めており、授業への出席率や発言内容、発言の影響力などが評価されます。
名古屋商科大学でMBA取得を目指したい人は、事前にチェックしておきましょう。
授業中の発言内容や影響力が評価される
冒頭でも述べた通り、授業中の発言内容や影響力が評価の5割〜8割を占めています。
講義中にどれだけ存在感を示せるかが重要になってくるため、積極的に発言することや発言内容を工夫することなどが求められるでしょう。
授業内でのプレゼンも評価に含まれることを考えると、授業中の態度や発言がかなり重要されていると考えられます。
成績基準は相対評価で決められる
名古屋商科大学MBAでは、相対評価で成績が決められます。
相対評価の主軸となっているのは、「GPA」で、成績はS〜C・Fで判定され、Fになると単位を落とすことになります。
落単者は全体の3割と決まっているので、どれだけ頑張っても他の生徒と比べた評価が悪ければ単位を取得できません。
成績の良し悪しもそれなりに重要ですが、他の生徒よりも成績が良いかどうかが非常に大事です。
このシステムを導入したことにより、学生全員が上位を目指す学風が作られたのです。
「コールド・コール」で自分の意見が求められる
名古屋商科大学MBAでは、コールド・コールが行われることが多いです。
コールド・コールとは、教授に指名された学生が、授業内容の概要や意見を5分〜10分程度発表するという学習方式です。
もちろん成績評価対象に含まれるため、説得力のある発言や論理的な説明をすることが非常に大事だといえます。
授業開始時に行われることもあるので、前回の講義の復習と次の講義の復習が必須になるでしょう。
授業の内容を網羅するだけでなく、自分の意見をまとめておくと良いでしょう。
討論の機会が多く他生徒と競争しなくてはならない
名古屋商科大学MBAでは、ディスカッションなど討論の機会が多く設けられています。
この授業形式によって、他の生徒との競争が激しくなるのです。
ストレスを感じる人もいるかもしれませんが、他の人の意見を聞ける貴重な機械とも捉えられます。
臆することなく、自分の意見を伝え、相手の意見を取り入れる場だと思って活用しましょう。
切磋琢磨できる環境が持続するので、モチベーション維持にも役立つと考えられます。
名古屋商科大学のMBAの特徴5つ
名古屋商科大学の難易度が高いといわれている理由は、成績評価や授業形式にあることがわかりました。
ここからは、名古屋商科大学MBAの特徴について解説していきます。
実際のビジネスを想定された授業形式
名古屋商科大学の特徴1つ目は、実際のビジネスを想定した授業形式が行われていることです。
全ての授業で知識の習得だけでなく、議論やロールプレイ、ディスカッションなどのケースメソッドが行われています。
例えば、生徒を経営者と仮定し、直面しがちなケースで追体験させ、どんなふうに解決するのかといった課題を出題するなどです。
国内では講義に重きを置いた授業が多い傾向にありますが、名古屋商科大学MBAでは海外MBAのような形式で授業が進んでいきます。
このような授業形式により、ビジネスシーンで活躍できる人材を育てているのです。
週末土日のみの通学で修了可能である
名古屋商科大学MBAは、週末の土日のみの通学でMBA取得を目指せるプログラムが組まれています。
国内MBAの多くは平日の夜間帯や土曜日に講義を開催する傾向にありますが、残業が多い人や勤務時間が遅い時間までの人は通うのが困難です。
その点、週末のみの通学で良いのは大きなメリットでしょう。
また、立地に関しても社会人が利用しやすいような場所にキャンパスを構えています。
東京はもちろん、大阪や名古屋にもキャンパスがあるので、ライフスタイルや環境に合わせた形で通学できるのです。
東京で唯一AACSB・AMBA・EQUISの国際認証を持っている
名古屋商科大学MBAは東京で唯一AACSB・AMBA・EQUISの国際認証を持っています。
AACSBは、マネジメント教育を推進する、世界で最も権威を持つビジネススクール認証機関であり、世界の著名な大学がこの認証を受けています。
この認証を受けると、質の高い教育を提供し続けることや向上させることが求められます。
認証を保持するためには、審査を受けて厳しい基準をクリアしなくてはなりません。
AMBAは、ロンドンで設立された国際認証機関で、大学院レベルの経営教育に関する品質保証を与える役割を持ちます。
2016年11月次点において世界にあるビジネススクールの約2%は認証を受けており、日本では名古屋商科大学院のみが2009年に認証されました。
EQUISは、ベルギーのブリュッセルに本部を置いており、マネジメント教育に関する品質評価機関による国際認証です。
世界80カ国から800を超えるビジネススクールが加盟しており、名古屋商科大学院は日本で初めての正式メンバーとして加入しています。
これらの国際認証を得ているため、世界的に高い教育品質が保証されていることになります。
ちなみに、国内で高い人気を誇る早稲田大学MBAでも、AACSB・EQUISの2つの認証に留まっており、3つの認証を受けているのは名古屋商科大学MBAのみです。
中小企業診断士養成課程が設置されている
名古屋商科大学では、中小企業診断士養成課程を設置しており、中小企業診断士の国家資格とともにMBAの取得が目指せるカリキュラムになっています。
このカリキュラムの対象となるのは、すでに中小企業診断士一次試験に合格した人です。
カリキュラムを修了するためには、学位取得に必要な要件を満たし、コンサルティング実習を履修することが必要になります。
ネットワーク活動が盛んである
名古屋商科大学MBAの最後の特徴として紹介するのは、ネットワーク活動が活発であることです。
例えば、製薬ネットワークや事業構想ネットワーク、事業継承ネットワークなどがあります。
地域や卒業年度などに関係なく、現役生徒や卒業生から構成されるネットワークなので、幅広い人脈を築くことができます。
コミュニケーションの場を広く持ちたい人や、人脈を広げたい人には大きなメリットでしょう。
名古屋商科大学のMBAで学ぶのがおすすめな人の特徴4つ
名古屋商科大学MBAの特徴から、おすすめできる人の特徴について分析しました。
4つに分けて解説しているので、それぞれ詳しくみていきましょう。
名古屋商科大学MBAを受験しようか悩んでいる人は、自分が当てはまっているかどうかをチェックしてみてください。
授業などで積極的に発言できる人
先述した通り、名古屋商科大学の成績評価は厳しく、授業における発言内容や影響力などが重要視されます。
授業で積極的に自分の意見を発言できる人や、影響力のある発言ができる自信がある人は、名古屋商科大学MBAでの勉強が向いているでしょう。
反対に、授業で積極的に行動するのが苦手な人は、授業形態に苦痛を感じるかもしれません。
他生徒との競争が苦にならない人
名古屋商科大学MBAでは、相対評価が取り入れられており、他の生徒との競争が激しい傾向にあります。
そこまで悪くない成績であっても、相対的に良い成績でない場合は落単者になることもあるでしょう。
また、名古屋商科大学MBAではディスカッションや意見の発表の場などが多く取り入れられています。
こういった場でも他の生徒との競争にさらされることが予想できます。
他の生徒の意見も取り入れながら切磋琢磨してスキルや知識を磨きたいと思っている人には、名古屋商科大学MBAが向いているでしょう。
自分の意見を伝えられる人
名古屋商科大学MBAでは、ディスカッションなどの意見交換の場が多く設けられているので、必然的に自分の意見を発表しなくてはなりません。
また、先述した通りコールド・コールなどで授業に対する自分の意見を発表する場もあります。
そのため、自分の意見を持ち相手に伝えられる能力に長けている人や、そういった場に抵抗がない人に向いている学校だと言えます。
論理的な意見を求められることが多いため、論理立てて説明できる能力がある人にもおすすめでしょう。
反対に、自分の意見を持つのが苦手な人や伝えるのに苦手意識を持っている人には向いていないかもしれません。
より実践的な環境で学びたい人
先述した通り、名古屋商科大学MBAの授業形態は実践的な内容を重視しているものが多いです。
そのため、実践的な場で学びたい人やビジネスの場に活かせるスキルを身に付けたい人に向いているといえるでしょう。
基礎的な講義から始めたい人や知識を習得したいと思っている人には向いていないかもしれません。
将来のビジョンや何を学びたいのかを考えて、学校を選ぶと良いでしょう。
名古屋商科大学のMBAにまつわるよくある質問
最後に、名古屋商科大学のMBAにまつわるよくある質問についてみていきましょう。
名古屋商科大学MBAについてもっと知りたい人や、疑問を持っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
入試試験を通過するための対策は?
名古屋商科大学MBAの入試は、出願書類である課題エッセイと面接で行われます。
面接は課題エッセイに基づいた質問をされる傾向にあるため、試験対策で重要なのは課題エッセイの対策でしょう。
課題エッセイの内容は以下の通りです。
大学院での学修を通じて何を身につけ、その成果を中長期的なキャリアにどのように活用したいと考えているかを述べてください。
設問2
他者や組織を巻き込んでリーダーシップを発揮したあなた自身の実績について述べてください。なお、その際、困難な状況の下で、何かを始める、新たな挑戦など、本学の建学の精神である「フロンティアスピリット」を発揮した要素があれば併せて記述してください。
設問3
ビジネス経験もしくはこれまでの人生を振り返り、あなた自身の価値観および倫理観に最も影響を与えたことを述べてください。
引用:名古屋商科大学 入試情報
これらの質問に対してそれぞれ1,000字程度で答えるという内容です。
設問1では、キャリア計画について問われているため、自分の将来のビジョンを明確にして具体的に何をしたいのかについて答えましょう。
また、どうして名古屋商科大学MBAで学びたいのかについても触れると良いでしょう。
設問2では、自分の過去のキャリアについて問われています。
何をしたのかだけでなく、その経験から何を学んだのか、これからどう活かしていくのかについても触れるようにしましょう。
設問3は、自分のビジネス上での価値観や形成するきっかけについて整理する問題です。
ビジネスや経営に携わる上で何を大事にしているのか、どうしてそういった考えになったのかについて、論理的に述べましょう。
自分オリジナルの体験を交えて話すことで、他の受験者との差をつけることができるでしょう。
先述した通り、この設問の内容や答えに基づいて面接が行われるので、矛盾が生じないように深掘りしておくことも大事です。
自分自身の考えを深め、柔軟に答えられるような準備をしておきましょう。
社会人でも通える?
先述した通り、名古屋商科大学MBAの授業は土日メインで行われます。
そのため、社会人でも働きながら通えるといえるでしょう。
平日の仕事が遅くまである人や、仕事の後に通学するのはきついと感じている人にもおすすめの学校です。
英語の授業も受けられる?
名古屋商科大学MBAには、英語のみで修了できるプログラムがあります。
このプログラムは以下の2種類あります。
- 週末開講カリキュラム
- 週末及び平日開講カリキュラム
自分のライフスタイルや学ぶスピードに合わせて選ぶことが可能です。
ただ、このプログラムは名古屋キャンパスのみで開催されているため、東京や大阪に通いたいと思っている人は利用できません。
利用できるかどうか事前に確認しておきましょう。
オンラインで受講することはできる?
MBAプログラムのオンライン受講はできませんが、PreMBAのオンライン受講は可能です。
PreMBAは、MBAプログラムの導入教育として位置付けられており、短期間でMBAの基本情報を学ぶことができます。
双方向ライブ形式によるオンライン受講なので、自分のスケジュールや目的に合った講義を受けることが可能です。
短期間で履修できるため、サクッと学びたい人やMBAについて軽く学びたい人におすすめです。
名古屋商科大学のMBAは厳しい まとめ
名古屋商科大学MBAは授業のレベルが高く、成績制度が厳しいことから、難易度が高いと言われているようです。
国際認証を3種類も受けていることから、授業のレベルや質が高いことが伺えます。
名古屋商科大学MBAで学ぶ場合は、自分の意見を臆することなく発表できる能力や、積極的な態度が求められることでしょう。
講義をメインに学びたい人や、発言することが苦手だと感じている人は、授業にストレスや負担を感じるかもしれません。
また、名古屋商科大学MBAは、英語のみでの受講や一部オンラインでの受講が認められています。
土日をメインで学べることもあり、社会人にとって良い環境であるといえるでしょう。
より実践的な場で知識やスキルを身に付けたいのであれば、名古屋商科大学MBAを目指してみると良いでしょう。