FP3級(ファイナンシャルプランナー)の過去問からみる出題傾向

FP3級の合格を目指すのであれば、試験内容がどのようなものかを知っておくのが大切です。
そのために重要となるのはやはり過去問です。
出題傾向や形式について把握し、万全の状態で試験当日を迎えましょう。
今回は、FP3級の過去問を元に、試験攻略のためのポイントについてまとめます。

FP3級(ファイナンシャルプランナー)の試験内容

まずはFP3級で出題される各項目についてざっくりと見てみましょう。

  • ライフプランニングと資金計画:10問
  • リスク管理:10問
  • 金融資産運用:10問
  • タックスプランニング:10問
  • 不動産:10問
  • 相続・事業承継:10問

上記がFP3級の試験で問われる項目となります。
これだけを見ると非常に範囲が広く感じてしまうので、難易度が高そうに感じるかもしれません。
しかし実際には、出題される問題は全体的に初歩的な基本事項ばかりなので、ある意味では“広く浅く”の知識でも十分に答えることができます。

FP3級(ファイナンシャルプランナー)の出題傾向

また、出題傾向としては過去問と同じようなパターンのものが多いのも特徴です。
さらに、引っかけ問題などもありません。
基本的な知識がしっかりと身についているかを知るための設問となっていますので、過去問の類似問題を解いて、きちんと勉強をしておけば大丈夫です。

ただし、まれにFP2級レベルの問題が出ることもあるようです。
とは言え、これは60問の中に少し混じっているだけなので心配はいりません。
合格ラインは60%以上の正解率ですから、難しい問題を間違ってしまっても、そこまで影響はないでしょう。

FP3級(ファイナンシャルプランナー)の出題形式

次に試験の出題形式についても見てみましょう。
FP3級では、マークシート方式の筆記試験を採用しています。
さらに、出題パターンは○×問題と三択問題が半分ずつといった感じなので、比較的シンプルです。
内容も、基礎的な専門用語や数字の穴埋めと計算問題が中心となっていますので、難易度は高くありません。

FP3級(ファイナンシャルプランナー) 1問あたりにかける時間

FP3級の試験時間は2時間となっています。
これだけを見ると、全60問なので1問に2分程度しか時間をかけられない、と不安になるかもしれません。
しかし、前述した通り解答の仕方はシンプルですし、長文問題もほとんど出ません。
過去問の類似問題を繰り返し解いていれば、出題パターンにも慣れているでしょうから、1問2分以内で解くことができるでしょう。

なお、最後の見直しの時間も確保するために、1問あたり1分30秒程度で解いていくのが理想的と言えます。
そのためには、やはり基礎的な知識をしっかりと身につけ、過去問の類似問題を何度も繰り返し解いておくのが非常に重要と言えます。

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