HSK2級の過去問からみる出題傾向
HSK2級の試験では、過去問を繰り返し解きながら出題傾向や出題形式に慣れていくことが合格への近道です。とくにコミュニケーション能力を測る問題が出る傾向が強くなっているため、読解だけでなくヒアリングの実力を身につけておく必要があるでしょう。試験時間は約65分あるので、過去問から試験内容に対する時間配分の感覚も身につけておきましょう。
ここからは、その出題傾向や出題形式、過去問活用法についてご紹介します。
HSK2級の試験内容と出題傾向について
HSK2級の出題形式はヒアリングと読解力を試す問題の大きく2つに分かれています。ヒアリングは35問、約25分間(ネット試験は22分間)あります。ヒアリングの内容は短い文や会話の放送を2度聞いて、内容と写真が一致するか判断したり、選択肢から選んだりするものです。
また、会話を2度聞いてから質問に対する答えとして正しいものを3つの中から選択する問題もあります。
リスニングで放送される音声はゆっくりめではっきりと発音されているもので、比較的聞き取りやすいのが特徴です。
一方、読解問題は25問、22分間で解きます。提示された文の内容とあっているものを写真の選択肢から選んだり、文の空欄に当てはまるものを選択肢から選んだりする問題が前半に登場します。
後半は2つの文が提示されており、1つ目と2つ目の文が一致しているかどうかを判断したり、文と関連する内容が書かれた文を選択肢から探したりします。
ちなみに、問題文にはすべてピンインが付いているので、初級者でも取り組みやすい出題形式となっています。
HSK2級の過去問を活用する方法
HSK2級の出題傾向を把握して合格するためには、公認テキストに掲載されている問題を繰り返し解くことが重要です。公認テキストは過去問が反映されているだけでなく、試験内容も網羅しています。
HSK2級は初級者向けの試験内容なので、基礎的な文法や単語、リスニングの出題傾向に慣れておきましょう。
HSK公式サイトではリスニングのサンプル音声やサンプル問題のPDFが無料で利用できますので、過去問に取り組む前に一度どういった雰囲気なのかチェックしておくとよいでしょう。
広告