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中国語初心者におすすめ「HSK2級」の難易度と合格率とは?

中国語初心者におすすめ「HSK2級」の難易度と合格率とは?

皆さん、こんにちは!

この連載では、中国語を勉強中の人、これから始めようとする人など、中国語に興味を持っている人にぜひおすすめしたい資格「HSK」についてお伝えしています。

前回は、HSK各級の「レベル」について、特に、中国語の勉強を始めたばかりの初心者の方におすすめしたいHSK2級にフォーカスしてご紹介しました。

今回のテーマは、HSKの「難易度と合格率」です。これからHSKを受験しようと考えている方にとっては、試験対策をするうえで事前に知っておきたいところですよね。

今回も前回に引き続き、初心者の方におすすめなHSK2級を中心に、難易度について紹介していきたいと思います。

中国語初心者おすすめ「HSK2級」とは(全5回)

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HSKの合格基準

第1回「HSKとはどんな資格?」でお話した通り、HSKは、中国政府が公認する唯一の中国語の資格。

そう聞くと、とてもハードルの高い試験と思う方もいるかと思います。
では、実際のところはどうなのでしょうか。

HSKは、以下の通り各級ごとに合格基準を設定しています。

合格基準
1級 120点以上/200点
2級 120点以上/200点
3級 180点以上/300点
4級 180点以上/300点
5級 180点以上/300点※
6級 180点以上/300点※

ちなみに、1級~4級は、筆記・リスニング各100点、5級~6級は、筆記・リスニング・書き取り各100点という配分になっています。

※1~4級までは結果通知書で「合格」「不合格」の判定がありますが、5級と6級については、2013年試験以降、スコア形式に変更され、合否の表記はなくなりました。

これを見ると、どの級も6割以上で合格ラインというところですね。

リスニング、筆記それぞれの最低ラインは設定されていないので、合計点で勝負できるということです。要するに、どちらかが苦手だったとしても、もう片方で補えば十分に合格のチャンスがあるのです。

意外とイケるのでは!と思った方も多いはず。

そう、HSKはしっかり対策すれば、難易度はそんなに高くありません。割と目指しやすい資格だったりするのです。

HSKの合格率は?

となると、気になるのが合格率

高い合格率であれば受けてみよう、なんて思う人も多いでしょう。ところが、残念ながらHSKの合格率は非公開となっています。

ただ、私の体感では、特に3級までは「意外と合格できる!」です。
もちろん試験対策を行うことが前提ではありますが、過去の問題を見ると難易度は毎回ある程度一定ですし、出題の傾向とポイントを押さえれば、6割の合格ラインも決して難しくはないはず。

具体的な勉強方法については、後の回であらためてお話ししますね。

初心者はまずはHSK2級からチャレンジ

中国語初心者の方はまずは、HSK2級からチャレンジしてみましょう。

連載第2回「HSK各級のレベル」でも、「1級と2級は勉強時間の目安も難易度も大差ないので、せっかく受験するのなら2級から!」とお伝えしたと思います。

実は、おすすめする理由がもう1つ。
個人的なイメージですが、1級は日本語を母国語とする方であればラクラク合格できるレベルだったりします。

というのも、HSKは全世界中の中国語学習者を対象にした試験として、世界共通の統一した試験問題を作成されています。
つまり、大多数の受験者にとっては第一に「漢字」という大きな壁が立ちはだかっているのです。

そのためHSK1級では、漢字がわかる受験者にとっては、簡単すぎると感じる問題も多いです。例えば、

「昨日は8( )9日です。」
※【注】実際の出題は中国語です

カッコに入る漢字は何か、この文章を読んでいる皆さんなら楽勝で「月」だとわかりますよね。

もちろんHSK1級がこんな問題ばかりではないですが、中国語初心者であっても、HSKを受けるのであれば少し背伸びをして、HSK2級からチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

今回はHSKの難易度と合格基準について、特に初心者におすすめしたいHSK2級にフォーカスして説明しました。しっかり勉強をすれば2級だけでなく、3級合格も夢ではありませんよ。

次回は、HSK2級の勉強時間について詳しくご紹介していきます。それでは、また。

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