皆さん、こんにちは!
この連載では、中国語を勉強中の人、これから始めようとする人など、中国語に興味を持っている人にぜひおすすめしたい資格「HSK」についてお伝えしています。
前回はHSKの「難易度と合格率」について、特に、中国語の勉強を始めたばかりの初心者の方にぜひおすすめしたいHSK2級にフォーカスしてご説明しました。
今回のテーマは、HSK2級合格に向けて実際に必要な「勉強時間」についてです。
試験勉強に限らず、語学上達のポイントは「継続すること」。限られた時間の中で、毎日のルーティンとして自分であらかじめ計画し、実行しましょう。
たとえ短期間であっても日々の積み重ねで確実に合格に近づくはずですよ。
中国語初心者おすすめ「HSK2級」とは(全5回)
- 1 HSKとはどんな資格?
- 2 HSK各級のレベル
- 3 HSK2級の難易度
- 4 HSK2級の勉強時間
- 5 HSK2級の独学勉強法
HSK各級合格までに必要な勉強時間
学生の方であれば、普段の生活の中で一定の勉強時間を確保することは難しくないかもしれません。ですが社会人の方であれば、1日のスケジュールの中で勉強時間をどれくらい確保すれば合格できるのか、目安を知っておきたいところですよね。
それでは、HSK各級に合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?
もちろん、仕事で日常的に中国語を使う場面がある方、個人的に勉強している方など、置かれている状況によって必要な勉強時間というのも当然変わってくるでしょう。
そのため、客観的に判断することは正直難しいのですが、私の個人的な体感としてお伝えすると、まったくの初学者が独学で毎日30分ずつ参考書等を使って勉強したと仮定して、
- HSK1級は3ヵ月
- 2級は半年
- 3級は1年~2年
- 4級は3年
- 5級は4年
- 6級は5年以上
といったイメージです。ただ、あくまでも参考程度でみてくださいね。
中国語初心者におすすめのHSK2級は短期間でも合格できる
中国語初心者におすすめのHSK2級、実は独学の場合でも効率的に勉強をすれば短期間でも合格可能です。
具体的な勉強方法については次回詳しくお話しするとして、HSK2級試験について、最低限押さえておくべきポイントは、以下の2つです。
- 筆記とリスニング試験はすべてマーク式
- 合計点で6割以上取れば合格
こう考えてみると、筆記とリスニングそれぞれで合格基準点を設けているわけではないですし、まして全問正解する必要はありませんよね。
おまけにマーク式なので、わからなければ勘でも…というのは冗談で、まずは過去の問題を解いてみて、自分の得意・不得意な分野は何か分析してみることをおすすめします。
たとえ試験日まであまり時間がなかったとしても、自分の苦手な部分を集中的に勉強し、対策をとれば、6割のボーダーラインは十分に狙えると思います。
まずは毎日勉強する習慣をつけることから始めよう
これまでHSK2級合格に向けて必要な勉強時間について説明してきましたが、勉強時間というのはあくまでも目安でしかありません。
同じ100時間でも、試験直前に徹夜をするのと、毎日1時間ずつ3ヵ月かけて勉強を続けるのでは訳が違いますよね。
働きながら資格取得を目指す場合、仕事や家事で忙しかったり、急な予定が入ったりとなかなかまとまった時間を確保するのは難しいと思います。
しかし、最初にお伝えしたように語学上達のポイントは何よりも「継続すること」。一般的にどんなことでも「3ヵ月」続ければ、それが習慣になると言われています。
ご自身の状況にあわせて無理のない範囲で、まずは、朝の通勤時間や寝る前の5分でも中国語に触れる時間を作ることから始めましょう。
3ヵ月あれば、HSK2級合格も夢ではありませんよ。
今回はHSK2級合格に必要な勉強時間について説明しました。
毎日のちょっとしたスキマ時間を見つけて勉強する習慣を身に付け、合格を目指しましょう。
次回は、HSK2級合格に向けた「勉強方法」についてご紹介します。それでは、また。
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