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英語での数字の読み方とインパクトを与えるスピーチの仕方

英語での数字の読み方とインパクトを与えるスピーチの仕方

こんにちは。企業英語講師の上田怜奈です!

「難しくない!英語学習のすすめ」連載8回目。この連載も今回でいったん最終回を迎えます。
最終回として、いろんな場面で活用できる、数字についての英語とスピーチでの数字の活用の仕方をお送りします。

まずは数字の読み方から!

おそらくみなさんは1~100のような一般的な英語の数字は問題なく数えることができるのではないでしょうか(え、あやしいって?大丈夫、インターネット上にも発音付きで沢山掲載されていますよ!)。

大きな桁の数字の読み方

ただ桁が大きくなると、パッと出てこない、という方も多いでしょう。ここではまず、桁の大きな数字の読み方をおさらいしておきます。

以下の数字は英語ではなんと言うでしょうか。

1万
100万
1億

答えは上からそれぞれ、

ten thousand
one million
one hundred million

です。いかがでしたか。
ポイントは、算数字に直してみて、カンマを見るということです。

算数字に直してみると、
10,000
1,000,000
100,000,000
です。

1億(100,000,000)の場合、右から、thousand(千)、million(百万)となりますね。

このカンマで見るという方法は、英語で読むときのみならず、普通に数字をすばやく理解するときにも有効です。

ちなみに120万(1,200,000)はone point two millionのように言うこともできます。小数点はpoint。

また、スピーチやプレゼンにおいても、数字を使うことで、イメージがダイレクトに伝わることが多くあります。

英語でのスピーキングにおいて、言い回しや表現などがシンプルだ、つたないと嘆いている方にとっても朗報です。数字はユニバーサルですからね(若干の例外を除き…例えばインド英語では、10万はlakh、1千万はcroreと言います)。

数字を入れた有名なスピーチ

それではここで、どのように数字を入れていくと話が締まるのか、海外の有名なスピーチやプレゼンを今日は少しだけご紹介します。

Appleの創設者、故スティーブ・ジョブズ

まず言わずと知れたスピーチの名手、Appleの創設者、故スティーブ・ジョブズ。
彼はよく、要点を3つに絞って話していました。Macworld 2007において、‘three’ revolutionary products(3つの革命的な製品)があると言ったのは、有名な話です(これはホントは、iPhoneひとつに搭載されている、というオチなんですけれどもね)。

DropBoxのCEO、ドリュー・ヒューストン

次に、皆さんの中でも使ったことがある方は多いと思われるDropBoxのCEO、ドリュー・ヒューストンが母校MIT(マサチューセッツ工科大学)で行った卒業式でのスピーチ。

まず、はじめに人生のコツはたったの3つと述べ、それはテニスボール、サークル、30,000と話しています。この3つ、という出だしの数字はジョブズのスピーチと同様の部分ではあるのですが、30,000という最後の数字に、聴衆はいったい何のことだろうと眉をひそめたかもしれません。

スピーチの内容に期待をもたせるといった点でも効果があります。(ちなみ30,000とは人生は30,000日しかないというお話でした。)

Apple現CEO、ティム・クック

また、同Appleについてもうひとつだけお話すると、現CEOのティム・クックは企業の業績を語るのに、売上高などの数字やパーセンテージを伝えたあとに、To put the number into context(文脈の中で捉えると)等と言って、それがどういうことか、どういう意味を持つか具体的な例を用いて説明しています。

このように、数字を効果的に使うとともに、数字をひとり歩きさせない、というのもプレゼンにおいて非常に重要なテクニックとなります。

最終回である今回は少しばかり応用的な内容になりましたが、皆さま、全8回までの連載をお楽しみいただけましたでしょうか。

そして私から少し、皆さまのお役に立てるかもしれないお知らせをさせてください。

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