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外国の方に道を聞かれます~おもてなし超初級、誰でもできるお手伝い~

外国の方に道を聞かれます~おもてなし超初級、誰でもできるお手伝い~

こんにちは。企業英語講師の上田怜奈です!

今回から「難しくない!英語学習のすすめ」と題して、色々なシーンで使える英語のフレーズや使い方をご紹介していきます。第1回は英語での道案内についてです。

英語の研修やセミナー講師の仕事をしていると、まず目指したい英会話力として、「外国の方に道を教えられるレベル」と話される方がとても多いことに気づきます。

しかしながら、英語での道案内は、文法をまだ習得していなくても、会話の経験がそう無くても、いくつかのフレーズを頭に入れておくことで、今すぐ十分な助けになってあげられるくらい、簡単に行うことができるのです。

そもそも英語道案内に必要なものってなんだろう??

ここではまず、英語道案内に必要なものとそうでないものをご紹介します。

英語道案内に必要なもの
ちょっとの勇気と優しさ
質問に答える数分
周囲の場所の知識(または地図or Googleマップ)
中学レベルの英単語
オンスクのこの記事ページ

英語道案内に必要ではないもの
清水の舞台から飛び降りるほどの勇気と、相手の一生を背負う優しさ
10分以上の時間(連れていってあげる場合を除く)
歩くSiriと呼ばれる、日本全国すべての通りの名前と目印についての知識
高校の英文法書一冊分の知識
ネイティブまたは英会話番組のお姉さんのような発音と会話力

いかがでしたか?
もし、「英語道案内に必要なもの」に該当するものを一つでも持っている、と思われた方。ぜひ次を読み進めてください。
そして、案ずるより産むが易し、まずは実際に声をかけちゃいましょう。

実際にこんな風に言ってみよう!

駅などで立ち止まって悩んでいる人、地図を持ってウロウロ困惑した表情をしている人を見かけたら…

May I help you?

お手伝いしましょうか。

その際に相手から返ってくる質問としては、

How do I get to~

~にはどうやって行きますか。

Where is~?

~はどう行きますか。

等が考えられます。

本当に分からない場合

Sorry, I don’t know.

分かりません、ごめんなさい。

と言えることも大切ですが、Googleなどを用いたりしてなんとかなりそうな場合はぜひ力になってあげましょう。

徒歩での道順を説明する場合

実は目的地を指し示すのに一番シンプルなのは‥

Over there.

むこう(あっち)

ちょっとびっくりしちゃうかもしれませんが、こういって方向を示してあげるだけでも、他に情報がない場合など、助けになることは多くあります。

もう少し話せそうだという場合、きちんと説明してあげるなら‥

You are right here.

あなたは今ここです。(マップなどで現在地を示す場合)

Go straight.

まっすぐ

Turn right (left) at the second block.

二番目のブロックで、右(左)に曲がって

at the (序数)block

○番目のブロックで
例 at the third block 三番目のブロックで

at (場所)

~で
例 at the bank 銀行のところで

You will see (目的地) on your right(left).

右手(左手)に (目的地)が見えるでしょう。

といった表現も覚えておくとよいでしょう。

It will take about ____ minutes from here.

ここからだと○分かかります。

I can take you there.

お連れしますよ。

も便利な表現です。

電車の場合

まず、そこへは電車で行ってください、と言いたいときには‥

You should take a train (to get there).

(そこへ行くには)電車に乗った方がいいですよ。

そして電車の説明の場合は、まずこの2つのフレーズを覚えるといいでしょう。

Take (the Yamanote) line toward (Shinjyuku) and get off at (Shibuya station).

(山手)線の(新宿)方面行きに乗って、(渋谷)駅で降りてください。

Change to (the Fukutoshin) line at (Shibuya) station.

(渋谷)駅で(副都心)線に乗り換えてください。

いかがでしたか?
「意外とシンプルなフレーズでも説明できるんだ」とか「ちょっと試してみようかな」といった気持ちになっていただけたなら、とても嬉しく思います。

私も、海外旅行に出かけたとき、道案内がきっかけで現地の方と友達になり、地域のおしゃれスポットに一緒に出掛けたり、帰国してからもやりとりをしたりと、楽しい思い出になったことがありました。

日本を訪れた外国人旅行者は2016年、2400万人を突破し(日本政府観光局2017年1月データ)、過去最高だったそう。これからも増加の一途を辿ることが見込まれています。

皆さんのちょっとした気遣い、おもてなしが日本を訪れる誰かの、素敵な旅の1ページになるかもしれませんね。

第2回では外国の方との「飲み二ケーション」をする時に使える英語の表現などをお伝えしていきますので、お楽しみに。

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