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誰でもできるITを活用した英語学習法(Google検索編)

誰でもできるITを活用した英語学習法(Google検索編)

こんにちは。企業英語講師の上田怜奈です!

「難しくない!英語学習のすすめ」連載の4回目。今回は知っているととても便利な、ITを活用した英語学習法(Google検索編)についてお話します。

ITと一口に言っても、色々ありますが、特におすすめなのが、今回のサブテーマでもある、Google検索をフル活用する方法です。英語学習だけでなく、英語を使用した業務やプライベートでの活動にも役立てることができます。

前置詞が分からない時などの検索方法

ダブルクオテーションマーク(引用符)を使用した検索

調べたいフレーズにダブルクオテーションマークを付けることにより、関連する語句ではなく、このフレーズそのものを含むページを表示してくれます。
つまり、このマークをつけずに検索したときと比べ、余計な検索結果が少なくなり、欲しいものにフォーカスして拾い上げることができるようになる、ということです。

これが英語学習においてどのように役立つかというと、コロケーション(共起表現)の検索です。コロケーションとは、文法用語で単語と単語のよく使われる組み合わせ、自然な語のつながりのことです。

例えば、日本語であれば、「服」を身に付けるときには『着る』という動詞を、「帽子」を身に付けるときには『被る』という動詞を使ったりしますよね。ただ、これを「帽子を着る」と言ってしまうと意味は通じますが、言葉として不自然に感じます。

このように自然な言い方の表現をするのに役立つのがコロケーションになります。

コロケーションと言っても動詞と名詞(目的語)、形容詞と前置詞などいろんな組み合わせがあり、いずれにも使えるのですが、特に前置詞に迷ったときにその威力を発揮します。

例えば、be interested…その次に来るのがinだったかatだったかよく思い出せないとします。その場合、

“interested in”

“interested at”

と検索してもらうと、前者は771,000,000件ヒットするのに対し、後者は531,000件と1000分の1以下のヒットになります。

これにより、通常はinを使うのだな、と考えることができます。もちろん、ヒット数のみで最終的な決断を下すことができるというわけではなく、いくつか実際にウェブサイトに飛んで、どういった文脈で使われているのかということを確認してみてください。

言語において、特にイディオム(熟語・慣用語句)やコロケーションにおいては慣習、つまりどれくらい一般的に使われているかということがとても大切になってくるので、この検索数はひとつの重要な判断材料になります。

自分の書いた英作文が正しいか間違っているのか考えたいとき、いつもネイティブチェックが受けられる環境にあるというわけではなければ、これは非常に心強い味方になってくれるでしょう。

検索したい語句の一部が分からない時

アスタリスク(ワイルドカード)を利用した検索

検索したい語句の一部が分からない、あるいは何を入れれば適切なのかと悩む場合、*(アスタリスク)を入れることにより、Googleがその部分を補った結果を表示してくれます。

例えば…

何は剣より強し、だったかな…

* is mightier than the sword

このように入れると、ことわざの

The pen is mightier than the sword. ペンは剣より強し

というのがトップにきます。他にも、本のタイトル、名言、人名等にも使うことができます。

イディオムなど、聞いたことがあってもはっきり分からないとき、正確に知ったり、出てきたものの意味を調べたりするのに非常に便利です。

今回は、誰にでもできるITを活用した英語学習法ということで、Google検索を活用した英語学習法をお送りしました。もともとインターネットのベースの言語は英語ということもあり、うまく利用すると、インターネット上で多くの用例に触れることができます。

翻訳を仕事として行う人は通常こういった検索を日頃から使用していたりするのですが、そういった、特に言語を職業としない人にも、英語学習者にも、手軽で非常に役立つものですので、ぜひ目的に合わせ活用してみてくださいね。

第5回では、英語学習を継続させるポイントをお伝えしていきます。お楽しみに。

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