この記事を読んでいる皆さんは、管理業務主任者に興味があって、独学におすすめのテキストや問題集を探しているところですよね。
なかには「独学で挑戦したいけれど、合格できずに時間を無駄にしてしまわないかな?」と不安な方もいるかもしれません。
でも安心してください。管理業務主任者は、法律や不動産に関する幅広い知識が求められますが、問題集をしっかり理解して効率的に学習することで、知識ゼロからでも独学で合格を目指せる資格ですよ。
この記事では、管理業務主任者について初心者の方におすすめのテキストや問題集をご紹介し、独学でも効率的に学ぶポイントをお伝えします。ぜひ最後までお読みくださいね。
目次
初心者でも管理業務主任者を独学で勉強できる3つの理由
管理業務主任者は、初心者でも独学で合格を目指せます。
「なぜそう言えるのか?」「国家資格がそんなに簡単なわけないでしょ!」という声が聞こえてきそうですが、これにはちゃんと理由があります。
・ 7割正解できれば、ほぼ合格圏内
・ 4つの選択肢から正解を選ぶマークシート方式
それぞれに詳しく説明していきますね。
現実に10代から80代の方が合格している
マンション管理業協会の発表によると、昨年度の合格者は最高年齢が79歳、最少年齢が17歳です。
おととしの結果は、なんと最高年齢82歳、最少年齢17歳でした。
つまり、年齢や不動産業界の経験に関係なく合格できるということです。心強いですね!
7割正解できれば、ほぼ合格圏内
マンション管理業協会から発表されている合格基準点と合格率をまとめました。
以下の表を見てください。
年度 | 合格基準点 (50点満点) |
合格率 |
---|---|---|
2023年(令和5年度) | 35点 | 21.9% |
2022年(令和4年度) | 36点 | 18.9% |
2021年(令和3年度) | 35点 | 19.4% |
2020年(令和2年度) | 37点 | 23.9% |
2019年(令和元年度) | 34点 | 23.2% |
出題数50問で、合格ラインは35点前後で推移していることがわかります。
満点を狙わなくても7割得点できれば合格が見えるとなれば、少し安心しませんか?
仮に資格スクールで教えてもらわないと解けないような難問が出たとしても、基本的な問題を取りこぼさないようにすれば十分に合格基準点に達することができます。
いっぽう、合格率は20%前後で推移しています。
「ちょっと待って、合格率20%なの?」「やっぱり独学じゃ厳しくない?」と思ったかもしれませんが、これには理由があります。
管理業務主任者は、定められた人数を置くことを法律で義務付けられている資格。
人数が足りない状況は法律違反にあたるため、業界では受験が強く勧められているという事情があります。
受験者の中には、あまり勉強していなくても受験した方もいるので、そこもふまえて約20%という数字になっていると推測できます。
きちんと知識を身に付けて約7割正解すれば、合格できる試験ですよ。
4つの選択肢から正解を選ぶマークシート方式
管理業務主任者試験は4択問題のマークシート方式で、記述式問題はありません。答えに確信がなくても、消去法で正解を導ける可能性が高いです。
例えば行政書士の試験だと、5択問題のマークシート方式の問題があり、さらに記述問題もあります。それに比べるとハードルが低く感じますよね。
このように、管理業務主任者はきちんと勉強すれば初心者でも合格できる資格です。勉強を始めようか迷っている方、ぜひ自信を持ってチャレンジしてください。
管理業務主任者は問題集中心の勉強がおすすめ
管理業務主任者の勉強は、問題集を中心にするのがおすすめです。
なぜなら、管理業務主任者試験は範囲が広いうえに専門的な言葉が多いので、テキストを丁寧に読み進めるだけでは内容が頭に入ってこないんですね。
そのため、テキストをひととおり読んで全体の雰囲気をつかんだら、どんどん問題集に取り組んでいきましょう。
わからなかった問題は解説を熟読して、テキストでも再確認することで効率的に知識が定着します。
このように、試験対策は問題集を中心にした暗記中心の勉強になりますが、1つだけ例外があります。それは、法令に関する分野の勉強です。
正直、法令系以外の出題分野は暗記で対応できます。しかし法令系、特に民法は「なぜそうなるのか?」を理解しないと正解するのがなかなか難しいのです。
民法だけは、テキストを熟読・理解してから問題集に取りかかるほうが効率的でしょう。
法令に関する分野は出題数が多い分野でもあります。ここにしっかり時間を使い、ほかの分野は問題集を解きながら効率よく知識を身に付けていきましょう。
ちなみに管理業務主任者とよく似た資格に「マンション管理士」がありますが、この2つは試験範囲がほとんど同じため、どちらも受験する人が多いです。
せっかく覚えた知識なので、W合格を目指すのもアリですね!
管理業務主任者におすすめの問題集・テキストはこれ
それでは、管理業務主任者におすすめの問題集とテキストを具体的に見ていきましょう。
おすすめの問題集「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスター過去問集」
この問題集は過去問が分野別・テーマ別に整理してまとめられていて、知識が系統立てて身に付くように工夫されています。ひとつひとつの分野を集中的に解くことで、勉強の手ごたえを感じられますよ。
解説もわかりやすいですし、関連する知識や重要事項もあわせて書いてあるので理解度がグッと上がります。
また、設問の重要度が☆の数で示されていて、勉強の優先順位が一目でわかるようになっているのも◎。メリハリをつけた効率的な勉強にぴったりなのでおすすめです。
おすすめのテキスト「マンション管理士 管理業務主任者 Wマスターテキスト」
テキストって、詳しく書かれすぎたものだと読むのが苦痛になって挫折しそうになりませんか?
このテキストは、内容が合格に必要十分な知識に絞り込まれていて、ほかと比べてかなりコンパクトな作りになっています。挫折しづらく独学にぴったりのおすすめテキストです。
専門的でイメージしづらい内容には、イラストで解説が入っているので理解しやすいでしょう。
また、単元の重要度を☆の数で表示してくれているので、試験前には☆3つの単元を重点的に復習するといった効率的な勉強もできますよ。
読みやすいテキストで基本知識を理解して、問題集で試験のための実践的な知識として定着させていく、この繰り返しが管理業務主任者合格の一番の近道です。
おすすめの直前予想問題集「管理業務主任者 直前予想問題集」
テキストと問題集を活用すれば、実力がしっかりついてくると思います。
本番では時間が足りなくなって最後まで解けないのが一番もったいないので、最後は直前予想問題集でテスト形式に慣れて、自信をつけておくのがおすすめです。
試験は2時間、問題数は50問なので、ざっくり言って1問を2分〜2分30秒で解いていければ大丈夫です。
ぜひ、実際に時間を計って練習してみてくださいね。
自分に合った方法で管理業務主任者の最短合格を目指そう
2024年の管理業務主任者試験は12月1日なので、今からやるぞ!と決めたら、なるべく早く取りかかりましょう!
勉強時間の目安ですが、管理業務主任者と似ている資格である宅建士の合格に必要な時間は約300時間、日数でいうと約5ヵ月と言われています。
合格率は、宅建士が約15〜17%、管理業務主任者は約20%です。
つまり、管理業務主任者のほうが難易度が低いため、必要な時間を仮に250時間と見ると、約4ヵ月。
暗記中心の勉強になるので、時間をかけすぎず短期集中でがんばったほうが忘れにくいという利点もあります。
独学がちょっと不安な人は、オンラインサービスも活用してみてはいかがでしょうか?
テキストが手元にない時でもスマホで短い講義を視聴できたり、一問一答の問題に取り組めたりと、スキマ時間を上手に使えるので、忙しい人は利用価値がありますよ。
今回は、初心者でも管理業務主任者を独学で合格できる理由と効率のよい勉強法、おすすめの問題集やテキストについてお伝えしました。
管理業務主任者は就職・転職やスキルアップに有利な、実用性の高い国家資格です。
勉強時間の割にリターンが高くてタイパがよいので、取得して損はないですよ。
さっそくスタートしてみてくださいね。
参考URL:
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/055123/
https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/055122/
https://tacpub.jp/list/detail.php?bc=551250
最短で資格取得を狙うなら、書籍+WebのTEPPANサービスをチェック!
オンスク.JP「TEPPAN」は、書籍+Webのハイブリッド通信講座サービスです。
最短20秒の無料会員登録で、TEPPAN講座の講義動画・問題演習の一部が無料体験できます。
関連する記事が他にもあります