販売士３級の難易度・合格率

2021年7月よりCBT方式となり、合格率の発表はなされていませんが、それ以前の2022年度の試験データを参考にすると、実受験者数が8,981名だったのに対し、合格は5,130名。
合格率は57.1％でした。ちなみに例年の受験者の年齢の割合を見てみると、10代と20代が圧倒的に多く、およそ7割を占めています。

2010年7月から2023年3月までに開催された試験の合格率を平均すると、その割合は約59.1％。つまり、2人に1人は合格できる、と言えるでしょう。

効率的に勉強をするためには、良い教材に巡り会うことも重要です。
特に独学の場合は、分かりやすい教材を使わないと躓きが多くなり、思うようにはかどりません。
「小売業の類型」「マーチャンダイジング」「ストアオペレーション」「マーケティング」「販売・経営管理」試験分野となる5科目が丁寧に解説されたものを選ぶように気をつけましょう。

テキストだけだと、試験内容が理解しずらい場合には、オンライン学習サービスの講義動画を視聴する方法もひとつの手段です。
さらに、試験対策として過去問の類似問題を繰り返し解くということも忘れないでください。
出題形式に慣れるのはもちろん、同じような問題を何度も解いていれば自然と理解が深まりますし、効果的な試験対策にもなります。

販売士3級に関しては難易度が低い為、勉強時間についても比較的短くなり、知識ゼロの方であっても約1カ月、というのが一般的です。
すでに小売業や流通、卸売業、マーケティング、経営といった実務経験のある方であれば、もう少し期間は短縮できるかもしれません。

ただし油断は禁物です。特に一発合格を目指す方は、2人に1人は試験に落ちると考え、勉強時間にも余裕をもって準備をしましょう。