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ビジネスマン必須の経営管理の知識も身に付く販売士3級。試験の有効な対策とは?

ビジネスマン必須の経営管理の知識も身に付く販売士3級。試験の有効な対策とは?

前回までの記事では、販売業随一の公的資格・販売士について、取得するメリットや方法についてご案内してきました。

皆さんもそろそろ興味が湧いてきた(ハズの)販売士3級ですが、どのくらいの時間を試験対策に費やしたら合格するのでしょうか。

答え:60時間ほど対策すれば楽勝です。
1日2時間とすると30日、つまり1ヶ月です。土日に集中して対策すれば、平日はもっと短くできます。試験問題自体はそれほど難しくなく、ほとんどが用語の理解となります。

得意じゃない方もいらっしゃると思いますが、計算問題も出ます。ちょっと販売士3級の問題を見てみましょう。“うわぁ、数字かあ…”と思うかもしれませんが、ビジネスにおいてとても大切な数字を扱っていますので必見ですよ。

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販売士3級なら売上総利益、営業利益、経常利益の違いも説明できる!

例題:次の表は、ある小売業における売買損益計算資料である。表中の〔 〕の部分に数字をいれなさい。(単位:万円)

売上高 10,000
売上原価 7,000
売上総利益 3,000
販売費および一般管理費 1,000
営業利益 2,000
営業外費用 1,000
営業外利益 1,000
経常利益 [  ]

いかがでしたか。

解答は2,000となります。簡単でしょう!

エーッ、わからなかったですって!
販売士3級では、こんな損益計算書の計算問題も出ます。販売にかかわる企業だけでなく、日本中のすべての会社が損益計算書を作っていますので、ビジネスマンとしてはキホンとして知っておくべきですね。

売上総利益とは

売上高 10,000
売上原価 7,000
売上総利益 3,000
販売費および一般管理費 1,000
営業利益 2,000
営業外費用 1,000
営業外利益 1,000
経常利益 2,000

(単位:万円)

まずは表の各項目について軽く解説しておきましょう。
販売業においては、例題の表にある「売上高」とは、商品を売った金額の合計を指します。これは説明不要ですね。

「売上原価」というのは商品の仕入の費用です。7,000で仕入れて10,000で売ったので3,000が残りました。

売上 10,000 - 売上原価 7,000 = 売上総利益 3,000

残った3,000が「売上総利益」で、別の言い方では粗利(アラリ)と呼んでいます。そう、よく耳にする粗利というのは売上総利益のことなんです。

営業利益とは

売上高 10,000
売上原価 7,000
売上総利益 3,000
販売費および一般管理費 1,000
営業利益 2,000
営業外費用 1,000
営業外利益 1,000
経常利益 2,000

(単位:万円)

例題の表では、粗利(売上総利益)の2つ下に「営業利益」があります。営業利益とは名前の通り会社の営業活動を通じて出た利益です。

営業利益の上にある「販売費および一般管理費」(よく略して販管費と言われます)は、皆さんの給与や商品を売るための広告費などの経費のことです。

粗利(売上総利益)から販管費を引くと営業利益がでてきます。

売上総利益 3,000 - 販管費 1,000 = 営業利益 2,000

経常利益とは

売上高 10,000
売上原価 7,000
売上総利益 3,000
販売費および一般管理費 1,000
営業利益 2,000
営業外費用 1,000
営業外利益 1,000
経常利益 2,000

(単位:万円)

売上総利益、営業利益ときて、次に出てくる“利益”が「経常利益」です。

例題の表では、「営業利益」の下に「営業外費用」「営業外利益」があります。
営業外費用、営業外利益とは、営業活動ではないが定常的にお金が出入りするものを集計した費用または利益です。

例えば、会社が銀行から事業資金を借りている場合、利息を払わないといけません。こういった支払利息は毎月お金が出ていきますので営業外費用です。
反対に、会社が子会社の株をもっていて配当金が入るような場合に計上するのが営業外利益です。

営業利益 2,000 - 営業外費用 1,000 + 営業外利益 1,000 = 経常利益 2,000

これが経常利益です。よく経常(ケイツネ)とも呼ばれます。

ビジネスの世界ではアラリやケイツネという言葉をよく聞きますね。販売士3級の勉強をすれば、このように財務で使う用語を身に付けられます。

企業では社員に定期的に業績報告をしている会社がありますが、利益といってもいくつもあり、それぞれの利益に何の意味があるのか、さっぱりわかっていない社員も多くいます。販売士3級を勉強すればライバルに差をつけられますね!

販売士3級対策には販売士ハンドブックを活用する

販売士3級対策には販売士ハンドブックを活用する

販売士になるには、随時CBT試験方式で実施されている販売士3級検定に合格しなければなりません。

試験対策にはテキストが必要ですが、まずは試験実施団体が推奨している「販売士ハンドブック(基礎編)」を買って勉強するのが対策の基本です。
販売士ハンドブック

販売士ハンドブック購入には5,000円以上かかりますので、まずは周りで販売士3級を受験した人がいないか聞いてみましょう。もしいたら安く譲ってもらいましょう。10年も昔のテキストでなければ、それほど内容が変わるものではないので、少々古いテキストで勉強しても十分です。
ただしウェブマーケティングなどIT分野は日進月歩の世界ですから、新聞などで知識を補っておきましょう。

販売士3級は小売業の類型、マーチャンダイジング、ストアオペレーション、マーケティング、販売・経営管理の5教科ですが、販売士ハンドブックは1科目1冊で5分冊になっています。

販売士3級試験では、試験問題の90%が販売士ハンドブックで取り上げている範囲から出題されると公表されています。

ですので、最上の試験対策はハンドブックをしっかり読むことです。ページ数が多いので、読むのが遅めの方は、対策時間を多めに見積もっておくとよいでしょう。

販売士3級試験対策には実際のお店へ行くことも大事!

販売士3級試験対策には実際のお店へ行くことも大事!

販売士3級試験対策には、テキストを使った学習はもちろん、実際のお店に足を運んでみることも大切です。

例えば最寄品、買回品、専門品のどれを扱うかによって、お店の外観や内装は全然違います。
トヨタの車を例にすると、専門品のレクサスはとってもラグジュアリーなショップで販売されていますが、買回品であるコンパクトカーなどはショールームで売られているという具合です。

スーパーや百貨店へ行けば、様々な陳列を見ることができます。
前進立体陳列、コーディネート陳列、ゴンドラ陳列、ジャンブル陳列、フック陳列、カットケース陳列など実際のものを見て理解するのが一番です。

店舗設計でいかに動線を設計するかも参考になります。マグネットで奥に誘うにしても、どんな商品がどんな陳列でマグネットになっているのかテキストだけではなく、実際のイメージで学習できますし、販売の仕事をする時にこれらのイメージは自分の知識の引き出しとなり、自らの現場に応用することができます。

なお学習時間の短縮対策には、オンライン講座を受講するのもおすすめです。
パソコンやスマホからいつでも講義動画が視聴可能で、スキマ時間にも効率的に学ぶことができます。問題演習機能が備わっていれば、ハンドブックで学んだ内容を違った角度から復習することもできますね。

販売士3級講座

販売士3級を勉強することで、流通や販売現場の知識や技術が身に付きます。
それだけでなく、すべての企業で役立つマーケティングや法律、財務についても学習できます。
販売士3級を取得しておけば転職にも有利ですし、とてもお得な資格です。
ぜひ取得してライバルに差をつけましょう!

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