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販売業に関わる方必携!合格者が語る「販売士」とはこんな資格!

販売業に関わる方必携!合格者が語る「販売士」とはこんな資格!

皆さんは「販売士」という資格をご存知でしょうか。

販売士(リテールマーケティング)とは、日本商工会議所主催による公的試験に合格した人だけが取得できる資格です。

医療や介護、飲食業界ではそれぞれ、看護師・介護士や調理師などの資格があります。販売に関しては販売士がこれに相当します。流通や小売業界に従事する人に適した資格です。

もちろん、この資格が無くても販売には従事できますが、この資格を取ることにより、販売のプロとしての自覚と知識、接客技術を学ぶことが可能です。

私は、この販売士3級と販売士2級に合格しました。
そしてこの資格を取ることで、その前に比べるとより自信を持ってお店の中で接客することができるようになりました。

そんな「販売士」の資格について、以下筆者の体験談を交えながら「販売士とはこんな資格」、「販売士の資格が役立つ業界とは」、「販売士に合格するコツ」を全3回の連載で解説させていただきます。

1回目は、「販売士とはこんな資格」です。

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販売士とはどんな資格?

販売士の資格概要と、その背景についてご説明します。

販売士とは小売業の方向けの歴史ある資格!

販売士とは、小売業や流通業の現場における販売に必要な商品知識、販売技術から仕入に至るまでの、幅広い内容を勉強したことを証明する資格です。

民間団体である商工会議所の主催で実施されていますが、国の機関である経済産業省や中小企業庁の後援も得ています。

受験者数もこれまで延べ190万人となり、平成28年までの約44年間で平均すると毎年4万人以上が受験していることになります。

この資格試験は、昭和48年(1973年)、主に小売業に従事する人々を対象に創設されました。

小売業とは?

ここで、小売業について少し説明します。

どの町でもスーパーなどで食料品や日用品を買うと思いますが、その店頭で販売する形態を小売と呼びます。店員が消費者と直接接して販売するものです。

通常、このようなお店で販売される商品は工場や農場で生産または栽培され、その後問屋や協同組合を通じて全国のお店に卸売販売されます。

そして問屋は各小売店にその商品を卸売りします。直接消費者に商品を販売するのではなく、各小売店舗に営業をかけて流通させるのです。(従って、卸売りする販売担当者のことを俗に「営業マン」と呼ぶことがあります。この「営業マン」の販売相手は全国の小売店となります)

一方、小売での販売相手は消費者です。そして、この小売業での販売に特に有効な資格として「販売士」があるのです。

ただし、現在では小売業だけでなく、卸売業や製造業の方も取得される資格として、広く浸透しています。

小売業

販売士という資格が必要とされている理由とは?

販売士という資格は、なぜ必要とされているのでしょうか。

その理由として以下が考えられます。

理由1:顧客満足のため

① 店頭で販売する商品の種類が非常に多くなってきたこと
② 次々と新しい商品が販売されるようになってきたこと
③ インターネットの登場で消費者がいつでも商品情報を手に入れられるようになったこと
④ 海外からのお客様が年々増えてきたこと

① 販売する商品の種類が増えれば、以前よりもたくさんの商品情報を覚える必要があります。
② 新しい機能の商品が増えれば、その特徴や使い方などをその都度確認する必要が出てきます。
③ 商品情報に詳しいお客様を接客するには、インターネットに掲載されていないような専門知識が必要です。
④ 海外のお客様が増えれば、その国の文化についても学ばなければなりません。

このように、消費文化の成熟や技術の発達により、来店される消費者への接客知識・サービスおよび技術の向上が必須となってきたのです。
顧客満足を追求すると、従来のような商品に対する知識レベル、ましてや単なる販売員では対応しづらくなってきたということです。

理由2:経営者満足のため

さらに、小売店・流通業の経営者も、販売の競合先として現れた、インターネットの流通業者への対策に迫られるようになりました。
消費者が店舗で物を買うことが減って来たのです。

こうなると、より店舗現場での接客技術が大切なばかりでなく、店舗の商品の演出、店頭広告、品揃えなど幅広い対応が必要ですが、これを経営者だけで行うのは困難です。
小売現場からの情報が大切になってきます

経営者側においても、販売員教育は急務かつ必須の時代となってきたのです。

「顧客満足」だけでなく、「経営者満足」の両方を満たすため、販売士という専門的な資格が必要とされているというわけです。

販売士検定で学べる知識とは?

では、販売士検定で学べる知識とはなんでしょうか?

それは主に、小売現場で必要な販売の知識や技術です。

現在は、生産・製造業者と卸売業者と小売業者との区別が明確でなくなってきました。製造者も問屋も、インターネットを通じて消費者に直販するようになってきたからです。

そんな現実の中で、小売現場でより多く販売して利益をあげるには、商品知識だけでなく、仕入や在庫管理、マーケティングなどの知識や技術も必要です。

そして販売士検定では、これを3つのレベルに分けて学べるようになっています。

例えば、販売士3級の場合は主に接客や商品知識が大切ですが、販売士2級の場合は従業員教育や指導ができるような知識も学びます。
売り場の管理職のレベルの知識が、この販売士の資格を取ることで証明できるのです。
販売士1級となると店長クラス以上、店舗の経営者クラスの知識を学ぶことになります。

さて、「販売士とはこんな資格!」というテーマで、販売士という資格の概要と、販売士が必要とされている理由、販売士を勉強することで学べる知識について解説させていただきました。いかがでしたでしょうか。

次回は、「販売士の資格が役立つ仕事とは」というテーマで解説します。ぜひご覧ください。

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合格者が語る「販売士」とは(全3回)

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