就職活動を控えた学生の方にもおすすめの検定試験「販売士3級」についてご紹介します。
販売士(リテールマーケティング)検定とは?
販売士とは、文字通り「販売のプロ」。 流通・小売業界で必須の定番資格とされており、レベルに応じて1~3級までに分かれています。
どの級からでも受験可能になりますが、販売士3級では、マーケティングの基本的な考え方や流通・小売業で必要な基礎知識・技能を理解し、 「売り場の販売担当」として最も重要な接客マナーや販売技術といった接客業務に関する知識が身につくレベルになります。
販売士3級の試験科目について
試験科目 | 試験時間 | 合格基準 |
---|---|---|
小売業の類型 | 60分 | 5科目の平均が70点以上で、1科目ごとの得点が50%以上 |
マーチャンダイジング | ||
ストアオペレーション | ||
マーケティング | ||
販売・経営管理 |
販売士3級試験は、2021年7月からCBT試験方式(テストセンターのパソコンで受験)が導入され、随時受験できます。
受験日を決めたら、公式サイトから申込みを行ってくださいね。
販売士3級が就活におすすめな資格である理由
1.企業へ有取得者採用や社内評価に関する啓蒙活動を行っている
商工会議所では、平成27年度から試験の名称を「リテールマーケティング(販売士)検定試験」に変更し、 企業への検定の啓蒙活動を強化しているとのこと。各社からは、下記の声をいただいているそうです。
-リテールマーケティング検定受験を通じて、社員が自らの仕事に理解が深まり、社内研修で学んだことの振り返りもできる。販売士保有者は名刺にも記載している。 (大手家電量販店)
-採用時に就職志望者が販売士を保有していれば、自社や業界への関心の強さを感じる。 (大手百貨店、大手衣料品メーカー)
引用元:商工会議所HP -リテールマーケティング(販売士)検定 企業にPRしています!-
URL:http://www.kentei.ne.jp/7538
販売士3級は、特に小売業界において、今後ますます人気となっていくのではないでしょうか。
2.エントリーシートに記入して自己PRできる
販売士3級に合格後、自分の志望する業界に合わせて履歴書やエントリーシートに記入することで自己PRすることも可能です。 資格取得のために頑張った経験と合わせて、入りたい企業へアピールしてみてはいかがでしょうか。
自己PR例を一部ご紹介いたします。
百貨店志望の方向け
販売士検定で学んだ「ストアオペレーション」の視点で各百貨店様を拝見しますと、御社ではターゲット顧客に「生活シーン」を連想させるドラマチックな陳列や、 プロの販売員様による心地よい接客技術などにおいて、他社に先駆けて工夫されていることを強く実感いたしました。百貨店は「冬の時代」とも言われておりますが、 このような他業態にはできない百貨店ならではの強みをブラッシュアップされている御社に大きな可能性を感じております。ぜひ魅力ある店舗づくりに関わりたいと考えております。
メーカー志望の方向け
私は○○株式会社への就職を希望するに当たり、在学中に日本で唯一「マーケティング」の名称を検定名に冠した「販売士」の資格を取得し、 製造から小売に至るまでのチャネルコントロールのあり方について研究いたしました。 私はぜひ御社にてこの能力を活かし、顧客ニーズの視点に立った製品提案、垂直的VMSの強化など、流通業との協力関係による安定した売上創出に寄与したいと考えております。
引用元:商工会議所のエントリーシート例
URL:https://www.kentei.ne.jp/retailsales/entrysheet
オンスク 販売士3級講座の担当講師は、千葉商工会議所販売士会理事も務める高橋寛先生。 販売士対策のテキストや問題集も執筆されている、販売士試験対策の第一人者です。
販売士3級は、受験生の約半数が学生の方になります。通学中のスキマ時間に楽しく勉強を進めてみてくださいね。
関連する記事が他にもあります