数学検定3級の過去問からみる出題傾向
数学検定3級に挑むうえで、忘れてはならないのが過去問対策です。過去問を解くことで数学検定3級の傾向と対策が見えてきます。それだけでなく、過去問や類似問題を解く量が多いほど、頭の中で解き方のパターンがイメージ化できて、本番でその効果が発揮できるでしょう。今回は、数学検定3級における過去問対策に加え、試験内容・出題形式などの情報もお届けします。
数学検定3級の過去問から見えてくる傾向
数学検定3級の出題傾向を見極めるには、過去問に取り組むのが一番の方法です。公式ページでは、数学検定3級の過去問を1次試験・2次試験ともに無料公開しています。問題内容はもちろん、模範解答まで公開されており、参考となる解き方まで学べるメリットがあります。
また、数年分の過去問にみっちり取り組むには、公式テキストの「実用数学技能検定 過去問題集」がおすすめです。3級を含む準1級~5級は4回分の過去問が収録されています。模範解答と詳細な解説まで付いており、出題傾向の分析とあわせ、本番前の実践練習に役立てられるでしょう。
数学検定3級の出題パターンを把握するには、過去問や類似問題を繰り返し解く練習が欠かせません。直近数年分を見て、いずれの年も出題されている過去問は、また出題される可能性が大と言えます。
数学検定3級の試験内容と出題形式
対象レベルが中学3年の数学検定3級では、中学数学の総合的な理解度が問われます。以下は、数学検定3級の試験内容です。
- 平方根
- 式の展開と因数分解
- 実因数分解
- 二次方程式
- 三平方の定理
- 円の性質
- 相似比
- 体積比
- 簡単な二次関数
- 簡単な統計 など
出題形式は記述式のみです。「1次:計算技能検定」と「2次:数理技能検定」に分かれており、はじめての方は両方を受験しなければなりません。実際に計算して正しい値を求める問題ばかりですので、1次・2次ともに深い理解度と計算能力が試されます。
試験内容は、中学3年生で習う内容がすべてではありません。中学3年生レベルの問題は全体の3割程度で、あとの6割は中学1年生・2年生レベルの問題、残り1割は数学検定特有の問題として出題されます。試験範囲は中学3年間で習う数学全般におよぶため、これまで習った内容を復習するつもりで学習しましょう。
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