国内旅行業務取扱管理者の過去問からみる出題傾向
国内旅行業務取扱管理者の試験は過去問が公開されています。
国内旅行業務取扱管理者の試験は、ある程度出題傾向が決まっているため、過去問を解くことは試験内容を分析して対策するのに役立ちます。
ここでは、国内旅行業務取扱管理者の過去問を参照した出題形式と出題傾向を紹介します。
国内旅行業務取扱管理者の出題形式
国内旅行業務取扱管理者の試験内容は3つの科目から構成されています。
出題形式は、すべてマークシートで令和元年度は以下のような問題数と配点です。
なお、年度によって配点が若干変わる部分もあるようです。
1)旅行業法及びこれに基づく命令:4点×25問
2)旅行業約款、運送約款及び宿泊約款:4点×25問
3)国内旅行実務:3点×2問、4点×11問、2点×25問
過去問を参照すると、それぞれの問題は4つの選択肢を設け「定められていないものはどれか」「誤っているものはどれか」というように間違いを回答させる試験問題が多く見られます。
一見すると正しいような選択肢が並んでいるため、条件にひっかからないよう焦らず問題を読み解く能力が必要です。
例外を正す問題が多いものの、途中に「正しいものはどれか」という問題も混ぜられているため、何が問われているのか、注意して問題の内容を把握しなければなりません。
さらに、いくつか文が記述されていて、「正しいもの/誤っているもののみをすべて選んでいるものはどれか」として2~3個の選択肢を並べて語群にしている出題形式があります。
上記の問題が何問出題されるのかは決まっていませんが、この問題があると回答に時間がかかってしまうため、試験中に問題を見渡して時間配分を考えておくほうが良いでしょう。
また国内旅行実務の科目では、計算をしなければ解けない問題も出題されています。
ただし、電卓の使用は許可されていませんので、余白等で手計算しなければなりません。
また、問題文の下にいくつか条件として注意書きが書かれています。
これにより計算の基準や考え方が変わる場合があるため注意が必要です。
国内旅行業務取扱管理者の各科目の出題傾向
「旅行業約款、運送約款及び宿泊約款」については試験内容がある程度決まっているため、過去問を解くことが役に立つ分野です。
ただし、旅行業法及び施行規則が改正された場合、次年度以降に大きく内容変更される可能性があるため、変更内容を確かめておきましょう。
「国内旅行実務」では、運賃・料金に関する問題と、観光地理に関する問題が半分に分けられる傾向が続いています。
運賃ではバスやフェリーに関する学習も欠かせませんが、特にJRの特急料金や航空運賃の制度などが出題されるという出題傾向があります。
観光地理は知識量が試される部分ですが、組み合わせ問題や位置がわからないと解答できない問題は難問になりがちです。
全国からまんべんなく出題されるため日ごろの学習が重要です。
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