皆さん、こんにちは!
旅行業界では数少ない国家資格である「国内旅行業務取扱管理者」についてお伝えするこの連載、前回は、国内旅行業務取扱管理者試験は独学で合格できるレベルであることをお伝えしました。
今回は、そのための勉強期間・勉強時間について、より具体的にお話しします。
何月から勉強を始めるのがおすすめ?
国内旅行業務取扱管理者は、余裕をもって3ヵ月、勉強時間をとるのがおすすめです。
試験日は例年、9月の第1日曜日です。例えば平成30年の場合、試験日は9月2日。そしてこの年の国内旅行業務取扱管理者試験の受験願書受付は、6月5日~7月2日でした。
となると、春先にはゆっくりと教材を探し、自分に合った勉強法を絞っていって、パラパラと教材をめくり、こんな感じか~とざっくり国内旅行業務取扱管理者試験の概要をつかんでいきたいところです。
しかし春先は、年度末で仕事が忙しかったりGWでお出かけしたりと、何かとバタバタ、意外と時間が無いものです。
そこでおすすめの勉強開始時期は6月。
受験案内が全国旅行業協会HPにアップされたら、受験申込みの準備を始めましょう。
申込み開始とともに受験願書を作成し、受験料の振込みをして受験の申込みが完了。
受験申込み開始日から受験日まで約3ヵ月となりますので、ちょうどよい勉強期間の目安となりますね。
さぁ、6月のカレンダーの頭に“願書準備”と書き添えましょう!
国内旅行業務取扱管理者の勉強時間は?
勉強期間が約3ヵ月とわかったところで、気になるのは勉強時間ですよね。
前回の記事でも触れました通り、実務未経験・資格勉強に不慣れな私の経験上、国内旅行業務取扱管理者試験の勉強時間は約200時間かな、と思います。
私の場合だと、平日に2時間、休日に3時間程度。こんな感じで3ヵ月間勉強して、200時間程度の勉強時間が確保できるイメージです。
とはいえ、普段勉強に慣れていない方が毎日の勉強を習慣づけるのは、思いのほか難しかったりしますよね。
自宅で時間が取れなさそうな日には、通勤時間や昼休みに頑張って勉強時間確保のノルマを達成できるようにしたり、メリハリをつけながら勉強グセをつけていきましょう。
ときには息抜きもしながら、ですよ。
難しそうな分野“約款”は早めに着手!
国内旅行業務取扱管理者試験の勉強で、私が特に理解に時間を要した分野をお伝えしておきますね。 それは、「約款(やっかん)」です。
旅行業約款とは、旅行者と旅行業者の契約の条項のことで、不特定多数の相手との取引を前提とした、あらかじめ定型化されている契約のことです。
思い浮かべてみてください、旅行のパンフレットや契約書や、電車の時刻表に小さい字でびっしりと書かれたアレです。普段はなかなか読まないですよね。
国内旅行業務取扱管理者試験の勉強を進めるうえでは、この「約款」を理解する必要があります!とっつきにくい面もあり、できるだけ早いうちに着手しておきたい分野です。
そもそも国内旅行業務取扱管理者試験は、すべての分野でまんべんなく点数を取ることが求められている試験であるため、約款からは逃げることができないのです…。
約款は、旅行会社に行ってみると実際に確認することができます。見やすいように掲示、または旅行者が閲覧することができるように据え置かなければいけないのです。(←これも、試験によく出ます!!)
旅行会社のパンフレットを実際に読んでみたり、ホームページで契約関連ページをのぞいてみたり、普段から目を通しておくとかなり役立ちますよ。
約款に親しみを持ち、早めに勉強に着手されることをおすすめします。
さて、今回は国内旅行業務取扱管理者試験の勉強期間・時間とスケジュールについてお話ししました。試験に挑戦してみようかな!と思っていただけたら幸いです。
次回は勉強法について、より詳しくお伝えしていきますね!
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