国内旅行業務取扱管理者の資格取得を目指している方に対して、国内旅行業務取扱管理者講座の講師である小見山先生からの試験に向けたアドバイスをご紹介します。
国内旅行業務取扱管理者試験は難しい?
国内旅行業務取扱管理者試験の試験科目は、①法令、②約款、③国内旅行実務の3科目で、合格基準は各科目60%です。合格率は、平均で30%台となっています。決して易しい試験とは言えません。
ただ、高得点を取る必要はなく60点で良いので、頻出事項を確実に押さえれば、必ず「合格」できます。この旅行業務取扱管理者試験の「合格の秘訣」は、「頻出問題」を完全マスターすることと言えるでしょう。
国内旅行業務取扱管理者試験の各科目の頻出問題とは
① 旅行業法及びこれに基づく命令
「旅行業法」という法律が1つだけです。この法律は旅行業を営むための法律といわれ、登録制度や営業保証金、旅行業務取扱管理者などの規定が定められているものです。結局、旅行会社を独立・開業、営業するために必要な法律ということです。
試験問題そのものは、条文からの出題で、1問4点で25問出題されます。マークシート方式で、専門用語・単語、数字が問われる暗記問題となっています。
② 旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
「旅行業約款」と「その他各種約款」からの出題です。約款はキャンセル料などの取引条件・契約条件が記載された条文です。
問題は、旅行業約款が1問4点で20問、80点の配点です。その他の各種約款は、JR、国内航空、宿泊、フェリー、貸切バスの5つの約款から各1問ずつ出題され、1問4点で5問、20点の配点です。
法令と同様、試験問題そのものは条文からの出題で、専門用語・単語、数字が問われる暗記問題となっています。
③ 国内旅行実務
主に「国内運賃・料金」と「国内観光地理」からの出題で、実務経験は不要です。
国内運賃・料金が12~14問程度、国内観光地理が25問程度の出題です。配点は、それぞれ約50点ずつです。
国内運賃・料金は、JR、航空、宿泊、フェリー、貸切バスから、運賃・料金の計算問題と規則などの文章題が出題されます。そのうち半数以上がJRの問題です。
国内観光地理は、国内主要観光地・観光施設等の所在地など広範囲にわたって様々な観光・旅行地理に関する知識が問われる暗記問題です。
まとめ
国内旅行業務取扱管理者試験の最大の難関は、すべて暗記であるということです。なかでも「国内旅行実務」が難問で、特に「地理」が、その範囲の広さと暗記事項の多さから苦労する人が多く、ネックになっています。「国内旅行実務」を制する者が、この国家試験を制するといえるでしょう。
なお、オンスクの国内旅行業務取扱管理講座は、国内旅行業務取扱管理者試験の合格を目指し、「合理的に、効率よく、効果の高い学習」ができるようにつくられた試験の対策講座です。
講義動画では「試験頻出事項を合理的に、効率よく」習得できるよう、テーマごとに詳細な解説を付け、初心者でも理解できるよう懇切丁寧な解説を心がけました。また、豊富な問題とその詳細解説によりに、完全理解できるよう万全を期しています。
皆様が本講座をしっかりと活用され、国家試験に合格されることを心よりお祈りしています。
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