皆さん、こんにちは!
これから全5回の連載で、国家資格・国内旅行業務取扱管理者の勉強法についてお話ししていきたいと思います。
国内旅行業務取扱管理者資格の取得を目指している方や、今後の就職・転職のために何か資格取得に挑戦したい!という方のために役立つ内容をお話できればと思っていますので、どうぞお楽しみに。
国内旅行業務取扱管理者試験の難易度は?
国内旅行業務取扱管理者は、旅行関係の資格の中では数少ない国家資格です。
国内旅行業務取扱管理者になるには、毎年9月に1回だけ行われる筆記試験に合格する必要があります。
気になるその難易度ですが、公表されている合格率は毎年30%前後。なんと5年連続で上昇しており、3人か4人に1人は合格できる数値になっているんですよ。これは、年々合格率が下がっていることが多い国家資格の中では、珍しい数値なんです。
また面白いのが、合格者の職種が公表されているんです。これによると旅行関係以外の仕事についている方が約80%、という驚きの数字。
数字だけではわかりにくいよ、という方に私の実体験をお伝えしましょう。
私は旅行が趣味でしたが、旅行関係の仕事に就いたことはなく、資格を勉強することすら初めて、という状況でした。そんな中、「国家資格が欲しい」という気持ちだけで挑戦をし、一発合格をしています。
国家資格の中では、そう高い難易度ではありません。社会人をしながらもコツコツ勉強をして取得できるレベルです。
出典:http://www.anta.or.jp/exam/shiken/kakomon.html
試験の難しいところ
難しいところをあえて挙げるとすると、試験範囲がとても広いため地道にコツコツと勉強する必要がある、という点でしょうか。
試験範囲は下記のようになっています。
・旅行業法及びこれに基づく命令
・旅行業約款、運送約款及び宿泊約款
・国内旅行実務
旅行業法という旅行の法律や旅行業、運送、宿泊約款の勉強内容では、聞きなれない言葉も登場します。
また、国内旅行実務では、実際に運賃の計算をする計算問題があったり、日本全国のお祭りの名前や特徴を覚える必要があったり…学習内容は多岐に渡ります。
基本的には、ある程度知識の基礎を固めたら、あとは問題をひたすら解く、という勉強法になると思います。
勉強内容の半分くらいは、旅行好きにとっては楽しい、興味深い内容にはなっていますが、頭に知識を詰め込んでいくには、勉強時間を上手に確保してコツコツと勉強する忍耐力が必要になってくるかもしれません。
試験の簡単なところ
社会人の皆さんにおすすめできる国家資格・国内旅行業務取扱管理者は、挑戦しやすい、簡単といえるポイントがあります!
まず、受験資格がないところですね! 受験に関わる制限はまったく無し、受験願書もシンプルなので、やろう!と決めてから受験の日を迎えるまでのステップが非常に簡単です。
また、旅行好きの方にとっては楽しめる内容が多いので、知識がすんなりと頭に入ってくるという点もポイントです! 法律問題や計算問題は難しいと思えるかもしれませんが、国内旅行業務取扱管理者試験の合格は100点満点中60点取れればOK。試験範囲を自らの手で少し狭くしちゃいましょう。あらかじめ捨て問題を決めておく方法もあります。
結構試験範囲が広くて…と前述しましたが、これは、何の知識もなく資格勉強の経験もなかった私の感想です。そんな私でも、3ヵ月間、1日1~3時間の勉強だけで合格までたどり着けたので、これは国家資格における“簡単”のレベルに入れてもいいのではないでしょうか。
また、過去問題は試験を実施している「全国旅行業協会」のサイトに掲載されているので、過去問題集を買わなくてもよいというのも、受験者の懐に優しいですね。
さて今回は、国内旅行業務取扱管理者試験の難易度と難しいところ、簡単なところについてお話ししました。
次回は独学法についてお話しします。少しでも「挑戦できそうかな?」と思ってくださった方は、ぜひまた読んでいただけると嬉しいです。
それでは、また。
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