2019/6/28updated

旅行好きの方におすすめ！誰でも挑戦できる国家資格・国内旅行業務取扱管理者

バックナンバー：国内旅行業務取扱管理者とは？（全5回）

皆さん、こんにちは！
大人になってからの学びは、とにかく楽しくが基本ですよね。楽しく学び、日常生活でもお仕事でも活かせるようなものであれば最高ではないでしょうか！

そんなあなたへおすすめしたいのが、旅行関連の資格であり、国家資格でもある「国内旅行業務取扱管理者」です。

連載第1回は、一度は何か国家資格に挑戦をしてみたい、旅行が好き、転職をする上で何か自分のアピールポイントが欲しい！という方へ向けて、国内旅行業務取扱管理者とは？というところからお伝えしていきたいと思います。

受験資格一切ナシ、誰でも挑戦できるねらい目の国家資格

まず国内旅行業務取扱管理者とは、どんなものでしょうか。国内旅行業界においてはハイレベルな資格であり、唯一の国家資格でもあります。国内旅行を扱う旅行会社には、営業所ごとに観光業のプロである国内旅行業務取扱管理者の有資格者を1名以上置かなければいけない決まりがあります。（従業員10名以上の場合は2名以上）

国内旅行におけるパッケージツアーの企画、ホテルや交通機関の手配など… 総合的な旅のプロデュースが主なお仕事。感動や一生の思い出を提供する、とてもやりがいのある仕事です。
旅行業界への就職・転職やキャリアアップはさることながら、人気の航空業界への就職においてもアピールポイントになるでしょう。

国内旅行業務取扱管理者の試験は、全国旅行業協会が例年9月に実施しています。
そう、チャンスは年に1回なのです！

国内旅行業務取扱管理者では受験資格を特に設定していないため、年齢、学歴、実務経験など一切関係なく、誰でもチャレンジ可能！大人でも気軽に挑戦できるねらい目の国家資格というわけです。

旅行好きなら押さえておきたい知識が身に付く、勉強の楽しさ

いきなり国家資格なんて無理なのでは？とためらってしまう人もいるかもしれませんが、心配はいりません。あなたが旅行好きなら、なおさらでしょう。

国内旅行業務取扱管理者とは？というイメージをつかむために例題をご紹介します。

次の記述のうち、法第１条「目的」に定められていないものはどれか。

A 旅行業務に関する取引の公正の維持
B 旅行業等を営む者の健全な発展
C 旅行業等を営む者の業務の適正な運営の確保
D 旅行業等を営む者の組織する団体の適正な活動の促進

これは、出題分野「旅行業法及びこれに基づく命令」からの例題です。
「旅行業の勉強って言ってもやっぱりそうか～。法とか出てきちゃって、まぁなんとか頭に叩き込めそうだけど、楽しいかって言われると…」と思う方もいるかもしれません。

こんな問題もあります。

世界の名画「モナ・リザ」などを実物と同じ大きさで陶板に再現していることで有名な徳島県鳴門市にある美術館は、次のうちどれか。

A 上原近代美術館
B 足立美術館
C 大塚国際美術館
D 本間美術館

アートの知識も問われるのか！と思いつつも、ワクワクしてきませんか？
勉強をしながら国内を脳内旅行している気分になります。知的好奇心の高まりも感じられるでしょう。

国内旅行業務取扱管理者のレベル/難易度は？

公表されている合格率は例年、平均30％。決して高い合格率とは言えないかもしれません。

当時、受験会場へ行った際は、学生さんが多いな～というのが正直な感想でした。
観光業関係の専門学校の学生さんが、学校単位でこぞって受験に来ているようです。学生さんの中には、通学中に進路の方向性が少しずつ変わってきたり、必ずしも資格を取ることだけが目標ではないということも…。
そのため、合格率は低めになっているけれども、実際の難易度はそう高くはないのかもしれませんね。

私の場合、高校受験も大学受験も経験がなく、資格取得のために机に向かったのも今回が初めて、という状況で挑戦したのが、この国内旅行業務取扱管理者でした！
そんな私でも自宅学習1日3時間×期間3ヵ月、たった1人で勉強して合格することができました！ですから、どなたでもきちんとコツを押さえて勉強さえすれば短期間でも合格することができますよ。

今回は「国内旅行業務取扱管理者とはどういったものなのか」について説明しました。次回は他の旅行関係の資格との比較、また国内旅行業務取扱管理者の資格でできることなどを紹介していきます。それでは、また。