第二種電気工事士の資格概要と取得メリット
第二種電気工事士の取得メリット
業界の人材不足により、一度取得すると職に困らない
第二種電気工事士は、資格がないとその業務ができないといった国家資格である「業務独占資格」になります。電気工事は、電気工事士の資格がないとできませんが、慢性的な人材不足により、求人も多いため、職に困ることは少ないでしょう。
自分に合った働き方を選択できる
電気工事士といっても、工事現場の仕事やライブ会場の電気設備の保守点検・修理を行う仕事など、就職できる現場や活躍できる仕事は多岐にわたります。そのため、自分に合った働き方・場所・待遇を選択できるのも大きなメリットのひとつ。
DIYなど、プライベートでも資格が活かせる
家具を自分で作ったり、家のリフォームを自分で行ったりするDIYのなかで、電気設備の工事をしたいと思ったときには、電気工事士の資格が必要です。コンセントを増やしたり、照明の配置を変えたり…などの工事を業者へ依頼せずに、自分でできるようになります。
第二種電気工事士の試験概要
- 受験資格
- 受験資格なし
- 資格種類
- 国家資格
- 実施団体
- 一般財団法人 電気技術者試験センター
- 試験日
-
年2回
<筆記方式(学科)>
上期:学科試験5月、技能試験 7月
下期:学科試験10月、技能試験 12月
<CBT方式(学科)>
上期:学科試験 4月下旬~5月上旬、技能試験 7月
下期:学科試験 9月下旬~10月上旬、技能試験 12月
- 合格発表
-
<学科試験>
・上期 筆記方式:6月上旬~下旬
CBT方式:後日(ただし、試験後の画面及び受験者マイページにて正答数の確認可能。合否の記載なし)
・下期 11月上旬
<技能試験>
・上期 8月上旬
・下期 1月中旬 - 申込み方法
- 郵送、インターネット申込み
- 受験料(非課税)
- 郵送9,600円、インターネット申込み9,300円
- 試験会場
- 全国各地
- 出題形式
-
<学科試験>
筆記方式:一般問題、配線図の記号等を、四肢択一方式によりマークシートで解答
CBT方式:一般問題、配線図の記号等を、四肢択一方式
<技能試験>
事前に公表される13問の課題の中から、試験当日出題される1問を実際に施工する - 試験時間
- 筆記試験:120分
技能試験:40分 - 合格基準
- 筆記試験:約60点
技能試験:欠陥をせずに、時間内に完成させること - 合格率
-
- 筆記試験:約60%
- 技能試験:約70%
- 受験者数
-
- 2022年 学科試験 145,088人、技能試験 97,659人
- 試験科目
-
筆記試験
- 電気に関する基礎理論
- 配電理論及び配線設計
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具
- 電気工事の施工方法
- 一般用電気工作物の検査方法
- 配線図
- 一般用電気工作物の保安に関する法令
技能試験
- 電線の接続
- 配線工事
- 電気機器及び配線器具の設置具
- 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
- コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
- 接地工事
- 電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
- 一般用電気工作物の検査
- 一般用電気工作物の故障箇所の修理
- 問い合わせ先
- 一般財団法人 電気技術者試験センター(Examination Center for Electrical Engineers)
TEL:03-3552-7691(9:00~17:15まで ※土・日・祝日を除く)
Mail:info@shiken.or.jp
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