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第二種電気工事士資格を取得するメリット・資格の活かし方とは?

第二種電気工事士資格を取得するメリット・資格の活かし方とは?

この連載「第二種電気工事士とは?」では、第二種電気工事士について、実際に第二種電気工事士を独学で取得し、電気工事施工管理技士として働いている筆者が、様々な角度から解説しています。

前回は、第二種電気工事士とは?というテーマに沿って、資格概要と類似資格との違いについてご紹介しました。

連載2回目となる今回は、第二種電気工事士を取得するメリットや、資格の活かし方についてご紹介します。

第二種電気工事士という国家資格を保有することは、メリットばかりです。さっそく見ていきましょう!

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第二種電気工事士資格を取得するメリット

まずは、第二種電気工事士資格を取得するメリットについてご説明します。

一度取得すると、職に困らない

まず、電気工事は、電気工事士の資格を持っていないとできません。
このように、資格がないとその業務ができないといった国家資格のことを「業務独占資格」といいます。

イメージしやすいものだと、「美容師」はどうでしょうか。
美容師も、“免許を持っていないと美容師として働けない“という業務独占資格です。
業務独占資格は免許を取得しているだけで、その価値があります。

第二種電気工事士は更新制度もなく、一度取得すると一生有効です。
建設業界全体が慢性的な人材不足なこともあり、第二種電気工事士の求人は全国どこでもあるため、職に困ることは少ないでしょう。

自分に合った働き方ができる

第二種電気工事士の資格を取得すると、主に電気工事関連会社への就職が可能になります。
工事現場はもちろん工期がありますので、各現場が終わり次第、次の現場へといった働き方が一般的です。

その他にも、ライブ会場などの大型施設の運営会社に就職し、電気設備の保守点検・修理を行う仕事や、施工管理技士として働くなど、様々な働き方があります。

このように、電気工事士といっても、就職できる現場や活躍できる仕事は多岐にわたっているため、自分に合った働き方・場所・待遇を選択できることが、もう1つのメリットといえるでしょう。

第二種電気工事士資格の活かし方

第二種電気工事士資格は仕事でどう活かせる?

第二種電気工事士は、先ほどもお伝えしたように「業務独占資格」です。
電気系の会社に入ったとしても、この資格がないと実際に電気工事をすることができません。

そのため、資格を取得すると、実際に工事ができるようになるというのが、一番の活かし方ではないでしょうか。

すでに電気系の仕事に携わっている人は、資格取得を上司に伝えることで、工事に携われるようになったり、希望の部署に行けたりするでしょう。

また、電気系の会社へ就職、転職をしたいときにも、資格取得をアピールとして活かせると思います。

第二種電気工事士資格はプライベートでも活かせる

実は、第二種電気工事士は、プライベートにも大いに活かせる資格です。
その1つに挙げられるのが、「DIY」です。

DIYは「ディーアイワイ」と読み、「do it yourself」の略で、その名の通り、「自分自身でやる」という意味。家具を自分で作ったり、家のリフォームを自分で行ったりと、近年注目されています。

そのDIYで、電気設備の工事を行いたいと思った場合、実は個人的な工事の場合でも電気工事士の資格が必要です。

例えば、コンセントを増やしたり、照明の配置を変えたり、なんてことは、第二種電気工事士の免許が必要なため、業者に依頼しないといけません。
小さな工事でも、業者へ依頼すると工事費や人件費など、それなりの請求額になるでしょう。

しかし、第二種電気工事士資格を持っていれば、自分で電気工事ができます。かかるのは部品代だけですので、DIYが好きな方にとっては大きなメリットだと思います。

筆者は第二種電気工事士資格をどう活かしたか

最後は、筆者がこの資格をどのように活かしているかについてお話しします。

実は筆者は、電気工事士になろうと思って第二種電気工事士資格を取ろうと思ったのではなく、まったく別の理由から取得を目指しました。

どういうことかといいますと、私は未経験で電気工事施工管理技士として働き始めたため、まずは施工管理技士の国家資格取得を目指そうと思い立ったのです。
ですが、施工管理技士は、受験するために実務経験を必要とする資格。

なんとか早く受験できないものかと受験要項を眺めていると、第二種電気工事士を取得していると、実務経験が短縮できることに気がついたのです。
これが、第二種電気工事士を取得しようと思った大きな理由の1つであり、活かし方でもあったと思っています。

私のように、未経験で電気工事施工管理技士として働く場合、施工管理技士の資格受験の短縮技として、第二種電気工事士の資格取得が使えます。
“電気関係が未経験だけど、より最短で施工管理技士の試験を受けたい”という人は、第二種電気工事士の資格取得を時短技として活かせるでしょう。

他にも、第二種電気工事士の資格を取得し、実際の電気工事の作業内容をより深く理解していることから、一緒に働く電気工事士たちとの仕事がスムーズに行えていると実感しています。
つまり、施工管理技士の実務にも、第二種電気工事士の資格が活かせるということです。

どちらも稀な活かし方かもしれませんが、第二種電気工事士は資格の勉強をするだけでも、ためになる資格なのは間違いありません。覚えておくと必ずどこかで役に立つと思います。

また、数ある電気関連資格の中でも、第二種電気工事士は実践的な資格であり、現場ですぐに活かせる資格です。興味のある方はぜひ、一度学んでみてください。

第二種電気工事士資格を取得するメリット・資格の活かし方とは?

今回は、実際に第二種電気工事士を取得した後の、メリットや資格の活かし方についてご紹介しました。

国家資格に合格することは、大変なことです。
だからこそ、第二種電気工事士の免許取得をゴールにするのではなく、電気工事士の資格を使って何をしたいか、ちょっと先のことを考えると楽しく勉強できるかもしれません。

今回ご紹介したように、第二種電気工事士は仕事でもプライベートにも活かせる資格なので、興味を持っていただけましたら幸いです。

さて次回は、第二種電気工事士の働き方や役割について、筆者の経験談も踏まえながらご紹介します。一人でも多く、電気に携わる仲間ができると嬉しいです!次回もお楽しみに。

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