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第二種電気工事士に必要なスキルとは?ダブルライセンスならどの資格が狙い目?

第二種電気工事士に必要なスキルとは?ダブルライセンスならどの資格が狙い目?

連載「第二種電気工事士とは?」ではこれまで、独学で第二種電気工事士を取得した筆者の体験を踏まえ、第二種電気工事士の資格について様々な角度からご紹介してきました。

最終回となる今回は、第二種電気工事士で活躍するために必要なスキルについてお話しします。

第二種電気工事士をすでに取得していて、これからダブルライセンス取得を目指す方に向けて、第二種電気工事士と相性の良い資格も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

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第二種電気工事士に必要なスキルとは?

第二種電気工事士として働くために、必要なスキルはあるのでしょうか。
まずは、第二種電気工事士に必要なスキルについて考えます。

数字力

これはどの仕事でも共通することかもしれませんが、建築業界、特に電気においては数字を見ない日はありません。そう言っても過言ではないでしょう。

実際に第二種電気工事士の現場作業員として働く場合にも、四則演算(※)を多用します。
※しそくえんざん。いわゆる足し算・引き算・割り算・掛け算のこと

高度な電気の計算になると、電気数学という特殊なジャンルの数学知識を必要とする場面もありますが、第二種電気工事士として働く現場ではそこまで高度なものは必要ありません。
現場で必要なのは、簡単な数字力です。

例を出すと、建築業界は基本的にミリ単位で表現する世界なので、1メートルのことは1,000ミリと表現します。コンセントを取り付ける場合「床から300の位置が芯になるように」とか、照明スイッチで「1,200芯で!」など、現場では数字が飛び交っているのです。

筆者は、電気工事士の方と一緒に働く中で、この数字に慣れるまで苦労しました。建設業界に興味のある方は、まずミリ単位の数字に慣れてみるとよいかもしれません。

第二種電気工事士はダブルライセンスがおすすめ!

続いて、ダブルライセンスのメリットを考えてみます。

筆者は、第二種電気工事士のほかに、施工管理技士や消防設備士などの資格を保有していますが、それらダブルライセンスにより仕事の幅が広がったことが一番のメリットだと感じています。

ちなみに筆者は、施工管理技士の資格を早く受けるためと、電気工事の作業を深く理解するため、先に第二種電気工事士を取得し、その後に所定の実務経験を経て、施工管理技士の資格を取得しました。

次に取得した消防設備士は、受験資格に実務経験や、大学で指定学科を卒業していないと受験できないなど、ハードルの高い試験ではありました。
しかし第二種電気工事士の免許があれば受験できるのと、そのほかの条件をクリアしていたので取得しました。

第二種電気工事士以外の資格を取得したいと思った際は、実務経験を必要とする資格は受験のハードルが高いため、まずは誰でも受験できる資格、かつ、第二種電気工事士と関連性の高い資格から取得するのがおすすめです。

そうすると、実際の仕事現場でも活かせる可能性が高くなりますし、資格取得に向けた様々なハードルが低くなるからです。ダブルライセンスを検討する際の参考にしてみてください。

ダブルライセンスを狙うならビルメンテナンス業に注目!

では、第二種電気工事士と関連性の高い資格とは何でしょうか。

電気関連の仕事は多岐に渡るため、第二種電気工事士の資格を必要とする仕事は、現場作業員だけではありません。特にビルメンテナンス業務、通称ビルメンは、第二種電気工事士を持っていると重宝される仕事です。

ビルメンテナンス業務には多くの管理業務が存在しますが、第二種電気工事士に関係のある資格をご紹介したいので、ここでは「設備管理」に絞ってお話しします。

ビルメンテナンスの設備管理業務には「ビルメン4点セット」と言われる4つの資格があり、第二種電気工事士資格もその中の1つです。
ダブルライセンス取得を目指すにあたって、関連性のある残り3つの資格をご紹介します。

危険物取扱者乙種4類

危険物取扱者とは、その名の通り、危険物を業務で取り扱う際に必要となる資格です。
危険物取扱者は「甲種」、「乙種」、「丙種」の大きく分けて3つの種別があります。
さらに乙種は1類~6類までの細かい種別が存在し、その中でビルメンテナンス業務に必要な資格は、乙種4類資格(通称:乙4)です。

この乙種4類は、「ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体」の取り扱いができるようになる資格。
ビルメンテナンス業務のみならず、ガソリンスタンドに勤務する場合も重宝される人気の高い資格なので、ダブルライセンスとしておすすめの資格です。

危険物乙4はどんな資格?取得すると就職や転職に有利?

2級ボイラー技師

ボイラーとは、燃料を燃やして水を温める、温水や蒸気を作る機械のことを指します。
このボイラーを運用・管理・保守点検ができる資格が、ボイラー技師です。

オフィスビルや商業ビルなど多くの施設で利用されているボイラーですが、高温を発しているため有資格でなくては管理ができません。
ビルメン設備管理業務には持っていると優遇される資格なので、こちらもダブルライセンスにはもってこいの資格です。

第三種冷凍機械責任者

ビルメン4点セットで最後にご紹介するのは、第三種冷凍機械責任者です。
こちらもその名の通りですが、冷凍設備に関わる保安業務をする際に必要となる資格です。

第三種冷凍機械責任者は、1日の冷凍能力が100トン未満の製造施設を管理できるようになります。ビルメンテナンス業務だけではなく、この資格も第二種電気工事士と同じく汎用性の高い資格です。

第二種電気工事士に必要なスキルとは?ダブルライセンスならどの資格が狙い目?

連載「第二種電気工事士とは?」、今回は、現場作業員として働く第二種電気工事士に必要なスキル、そしてダブルライセンス取得に向け、第二種電気工事士資格と相性の良い資格を、ビルメンテナンス業務の解説と併せてご紹介しました。

紹介したおすすめの資格ですが、今すぐ必要ではないと感じる人もいると思います。しかし今回紹介した資格は一生有効なので、どこかで思いたったら、ぜひいろいろな資格にチャレンジしてみてください!

さて、今回は連載の最終回です。皆さん、第二種電気工事士について、興味を深めていただけましたでしょうか?

筆者は元々、電気とはまったく違う畑で仕事をしていましたが、電気業界へ未経験で飛び込みました。そして、資格取得により多くのことに興味を持ち、電気に関連する様々な資格も取得できました。
また、他人からの評価の面でいうと、普段の仕事ぶりで評価をいただくだけでなく、資格を取得するだけで周りの目が変わるということも、身をもって体験しました。

国家資格の取得は簡単ではありませんが、資格取得にはたくさんのメリットがありますし、何より自身の達成感と、周りからの評価を少なからず得られます。

第二種電気工事士は、人の役に立てる仕事に就け、プライベートにも活かしどころのある資格です。関連する資格もたくさんあるので、ダブルライセンスを取得してスキルアップするのもおすすめです。

ぜひ皆さんに第二種電気工事士はもちろん、様々な資格に興味を持ってもらえると嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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