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第二種電気工事士の学習は意外と楽しい?実務上のやりがいとは?

第二種電気工事士の学習は意外と楽しい?実務上のやりがいとは?

連載「第二種電気工事士とは?」、4回目となる今回は、第二種電気工事士資格を学習していく中で楽しいと感じたことや、実務上のやりがいについてご紹介します。

第二種電気工事士を独学で取得し、現在は施工管理技士として勤務している筆者の経験と、実際に電気工事士として働いている筆者の周りの方々のお話しを元にお伝えしていきます。

これから第二種電気工事士資格の勉強を始める方や、その先を見据えて実際に電気工事士として働いてみたい方たちにとって、第二種電気工事士の楽しさややりがいを見つけていただくきっかけになれば幸いです。

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第二種電気工事士の資格学習は楽しい?

学校の勉強でも資格の勉強でも、「勉強が楽しい」と感じられる人は少ないと思います。もちろん勉強が楽しくて仕方ない人もいるとは思いますが、一般的に、何かの勉強をするのは大変でなかなか気が乗らないものでしょう。

しかし、筆者や筆者の周りの人から話を聞くと、第二種電気工事士資格は、案外楽しく学べたという人が多かったです。

筆者は、電気工事施工管理技士として働くことが決まって1週間後くらいに、第二種電気工事士の試験に願書を提出しました。つまり未経験で電気の業界に入ったのですが、周りのすべてが新鮮で知らないことばかりでした。 新しいことを始めるのは誰でも不安な一方、ワクワクすると思います。筆者もその1人です。

特に筆者は、電気工事士が実際に働いているところを横目に、資格と直結する内容を間近で吸収できたため、日々楽しいと感じながら勉強できました。
「コンセントってこうやって付けているんだな」など、初めての経験を面白いと感じられたら、それは「楽しい」に繋がります。

ですので、すでに電気関係の職についているなど身近に電気工事を見る機会のある人は、勉強する内容が工事のどの部分か当てはめながら考えてみたり、工事をしている人に話を聞いたりして理解を深めると、より楽しくスムーズに勉強を進められるでしょう。

また、資格取得後の目標を見つけることもおすすめです。

例えば、第二種電気工事士なら、照明などの取付工事ができるようになります。“第二種電気工事士を取得したら、庭に照明をつけてみよう”など、勉強を楽しく進めるためには資格取得後の楽しみを持っておくと良いでしょう。

資格取得前後での業務内容の変化

第二種電気工事士の免許を取得すると、業務上の変化は生じるのでしょうか。
ここでは、すでに電気業界に従事している方を対象にした、資格取得前後での業務内容の変化についてご紹介します。

電気工事には、電気工事士でなければ従事できない電気工事の作業と、電気工事士資格がなくてもできる作業が存在します。電気工事士の資格がなくてもできる作業には以下の2つがあります。

① 電気工事士法施行令第1条で電気工事から除外されている「軽微な工事」
② 電気工事士や特殊電気工事資格者が従事する作業を「補助する作業」

電気工事士として働き始めた最初の頃は、現場で資格を保有している先輩電気工事士の補助をする、②の作業がメインになると思います。「見習い」という言い方がわかりやすいでしょうか。

主な作業は、資材の運搬や脚立等を使用し、高所で作業している方に資材を渡すなど。先輩電気工事士の作業を見ながら補助をして、仕事を覚えていく流れが一般的です。

ですので、第二種電気工事士の資格取得による業務内容の変化はズバリ、「電気工事ができるようになる」ことでしょう。

第二種電気工事士として働くうえでのやりがいは?

資格取得後は、いよいよ「電気工事」の作業が本格的にできることになります。
これまで補助をしてきた先輩電気工事士と同じ仕事ができるようになり、仕事の幅が大きく広がるでしょう。

電気工事士を含めて、建設業界で働いている方のやりがいは、自分の携わった工事が形となって残ることではないでしょうか。体力的に楽とはいえない仕事ですが、自分の工事したものが形になった瞬間は大きなやりがいとなります。

筆者も施工管理技士として、電気工事士の方々と日々仕事をしているため、その瞬間をいつも共有できています。プロジェクトが終了したときは、とても大きなやりがいとなるでしょう。

第二種電気工事士の役割とは?

連載「第二種電気工事士とは?」、今回は、第二種電気工事士を学習するうえで楽しいと感じるポイントや、第二種電気工事士免状を取得した後の実務上の変化などをご紹介しました。

第二種電気工事士資格取得に向けて、モチベーションのアップやイメージを膨らませるのに、今回の記事が少しでもお役に立てると幸いです。

第二種電気工事士は、自分の携わった工事が形となって残るなどやりがいも大きい仕事です。興味を持ったら、ぜひ一度資格取得を検討してみてくださいね。

さて次回は、経験談を交えつつ、第二種電気工事士の就職・転職情報や履歴書の書き方についてご紹介していきます。第二種電気工事士が、どのくらい需要のある職種なのかについても触れていますので、ぜひお楽しみに。

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