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衛生管理者の難易度・合格率

衛生管理者は社会的なニーズの高まりもあり、近年受験者が増加傾向にある資格の1つ。
働き方の改革が叫ばれている現代において、人手不足のため過重な負担がかかっている社員の健康管理は大変重要な仕事です。

その重要な仕事を行う衛生管理者の試験の難易度は、そこまで高くはありません。
勉強時間も他の試験に比べれば短めなので、気軽にチャレンジできる資格と言えるでしょう。

ここからは、衛生管理者の難易度や合格率、どのくらいの勉強時間が必要なのかをご紹介します。
また、一発合格するために覚えておきたい勉強法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。

衛生管理者試験の難易度・合格率

衛生管理者は「必置資格」と呼ばれる国家資格です。
50人以上の労働者が働く事業所においては、この資格を保有した人を必ず選任しなくてはいけません。

そのため、基本的に難易度はそこまで高くないのが特徴です。しっかりと勉強をしてきた人であれば、ほとんど合格ができるとも言われています。

その証拠に、安全衛生技術試験協会のホームページで公開されている近年の合格率は、第一種衛生管理者が45%前後、第二種衛生管理者が55%前後です。このように合格率からみても難易度は高くないと言えるでしょう。

ですが、これはあくまで全体の合格率ですから、複数回受験をしている人がいることを考えると一発合格の確率は低くなります。イメージとしては、第一種は30%、第二種は40%程度と考えておいたほうが、良いかもしれません。

ただ、近年は問題の難易度が少し上がり、合格率が下がる傾向が見られます。

とはいえ、前述の通りこの試験は他の資格に比べると難易度は低めです。しっかりと勉強をすれば一発で合格するのも難しくはないでしょう。

衛生管理者は、月に1回~地域によっては月に7回と受験の機会が多く、受験者にとって非常に便利な反面、「今回がだめでも次回がある」と思ってしまいそうです。

一発合格したいなら、難易度が低いからと油断せず、コツコツと着実に勉強しましょう。

衛生管理者の勉強時間

衛生管理者の資格を取るために必要な勉強時間は、おおよそ40時間程度と言われています。
1日1時間の勉強を平日のみに行えば、2ヵ月程度です。

職場の衛生管理者である社員の異動などで代わりの衛生管理者が必要になり、会社から指示されて急に資格を取ることになるケースもあります。
その場合は1ヵ月程度で資格取得すると考えると、平日に1日2時間ほどの勉強時間になるでしょう。

もちろん、休日にも勉強時間が取れるようであれば、1ヵ月程度で資格を取る場合でも平日は1日30分~1時間のペースで構いません。
知識は繰り返し覚えることでだんだん定着していきますので、休日だけにまとめて勉強時間を確保するよりも、毎日少しずつでも勉強しておく方が効率的かもしれません。

ただし、この40時間というのは、かなり集中して勉強した場合の時間数だと思ってください。
通勤などのスキマ時間に少しずつ勉強する場合は、60時間は見ておいたほうがよさそうです。

また、人体の組織や機能に関する出題もある労働生理や、衛生管理者の一種の試験で出題される有害物質は理系の知識です。文系出身者の場合はなじみが少ないので、理系出身者よりも勉強時間を多めに考えておきましょう。

なお、衛生管理者の資格試験の合格基準ラインは60%以上の得点を得た場合となっていますが、各分野別では40%以上の得点を得る必要があります。

すなわち、得意分野でほぼ満点を取れば不得意分野は低い得点でも良いというわけにはいきません。不得意分野には、より多くの勉強時間をかけて取り組みましょう。

衛生管理者の効率的な勉強法

衛生管理者の勉強法は、過去問を解くことが中心になります。
といっても、いきなり問題集に取り組むのではなく、まず衛生管理者の試験範囲の分野の概要を頭に入れましょう。

衛生管理者の試験範囲は、次の3分野です。

・労働衛生
・関係法令
・労働生理

テキストやオンライン学習サービスなどの講義をみるなどして、それぞれの分野の概要を知った上で過去問を解きはじめると、頭の中で知識の整理がつきやすくなるでしょう。

3分野の出題傾向や、覚えておきたいポイントは次のようなものになります。

【労働衛生】
労働衛生の問題は、そもそもの衛生管理者の果たす役割や労働者の心身の健康に関わる知識が求められる傾向です。

労働衛生の勉強でキーワードとなるのは、メンタルヘルス、食中毒、火傷、熱中症、骨折、止血法、心肺蘇生法など。

このほか一種で出題される有害業務では、次のような言葉を覚えて理解しておくと良いでしょう。

有害物質・・・・・固体、液体、気体、症状
作業環境・・・・・測定方法、換気設備、保護具

【関係法令】
関係法令の問題は、有害業務以外では衛生管理者を選任することが必要かどうかや、選任基準、仕事内容についての出題が多い傾向です。

有害業務以外の出題でキーワードとなるのは、選任の手続き・届け出、衛生委員会、健康診断、事務所衛生基準規則、安全衛生教育など。

有害業務については、難しい問題が最初のほうに出る傾向があります。

衛生管理体制、衛生基準、特別教育、作業環境測定、作業主任者、定期自主検査、特殊健康診断などの言葉を覚えるだけでなく、どういった場面で使う言葉なのかを知っておくことが重要です。

【労働生理】
労働生理の問題は、「ここがよく出題される」という分野が決まっておらず、全体からいろいろな分野が出題される傾向です。

覚えておきたいポイントは、人体の中の各臓器や血液の基本的な機能、ストレスなどについてです。

それぞれの機能では、次のような言葉を覚えて説明できるようにしておけるといいでしょう。
呼吸・・・・・肋間筋、横隔膜
消化・・・・・糖質、ブドウ糖、アミノ酸、脂肪
血液循環・・・体循環、肺循環、赤血球、白血球
神経細胞・・・中枢神経、末梢神経
排泄・・・・・腎臓、尿

過去問を解く際は、○年度の3分野の過去問をすべて解き、次に△年度の3分野の過去問をすべて解くという勉強法では効率が悪くなります。
合格率を上げる近道は、労働衛生なら労働衛生の問題ばかりを何年分かまとめて解くという効率の良い勉強法です。

その理由は、各分野を集中的に勉強するほうが頭に入りやすく、自分の苦手な問題や傾向が見えやすいことにあります。

衛生管理者の資格試験を実施している安全衛生技術試験協会は、ホームページに最新の過去問を掲載しています。

特に関係法令については、法令が変わっていることもありますので、最新の過去問から古い過去問という順番に解いていくのが良いでしょう。

先ほど、分野別にまとめて解くほうが効率的と述べましたので、過去問3年分ぐらいはその勉強法でやってみてください。

しかし、4年前の過去問だけは分野別でなく1年分を、実際の試験時間の3時間で解いてみましょう。

これは、どのくらいのスピードで解けば最後の問題を解き終わってさらに見直しの時間も取れるかを体感するためです。

1年分で時間配分がうまくいかなければ、5年前の過去問でも同じようにチャレンジしてみると良いでしょう。

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