行政書士の過去問からみる出題傾向

行政書士の試験は難易度が高く、多くの勉強時間を要します。同時に、過去問の類似問題を繰り返し解くなどして、出題形式に慣れ、出題傾向を把握しておかなくてはなりません。
ここからは、行政書士試験の試験内容や、過去問の傾向などについてお伝えします。

行政書士の試験内容と過去問から見る出題傾向

行政書士試験に合格するためには、過去問から傾向を探り、内容を把握して効率的な勉強を行うことが大切です。以下で、試験内容やその出題傾向を見ていきましょう。

法令等

  • 基礎法学:法の効力や解釈、適用や紛争解決制度など、幅広い範囲が出題される傾向にあります。
  • 憲法:条文知識と主要判例の理解が必要な問題が多い傾向にあり、年々難易度が上がってきています。ただし、試験の得点源にもなりやすい科目です。
  • 民法:物権や債責分野の細かな知識が求められる問題が多く出題されています。条文数が多く難しく見えますが、身近な法律なので理解しやすい科目です。
  • 行政法:条文知識と主要判例の知識・理解が必要です。近年の法改正部分について問われることが多いので、この点は重点的に学習しておきましょう。
  • 商法・会社法:条文数が多いだけでなく、細かな知識が試される問題が多い傾向にあります。

一般知識等

  • 政治・経済・社会:出題範囲が広い分、そこまで深い知識は求められない傾向にあります。
  • 情報通信・個人情報保護:IT関連の用語や法整備、個人情報保護に関する出題となり、対策も立てやすいので得点源にしやすい科目です。
  • 文章理解:その名の通り、文章の読解力が求められる科目です。難易度は高くないので、ここでぜひ得点を稼ぎましょう。

行政書士試験の出題内容と出題形式

行政書士試験では、3つの出題形式が登場します。

  • 5肢択一式:5つの選択肢の中から、正解をひとつ選ぶ出題形式です。配点は4点/問。法令科目で40問の出題(160点満点)。一般知識科目で14問の出題(56点満点)です。
  • 多肢選択式:選択肢20個の中から正しい語句を選択する、マークシート形式の問題です。配点は8点/問。出題数は3問(24点満点)です。
  • 記述式:マス目の回答欄に40文字程度の記述を行う出題形式です。配点は20点/問で、部分点あり。出題数は3問(60点満点)です。

もっとも出題数の多い5肢択一式や多肢選択式に慣れるのはもちろん、配点の高い記述式で正解するためには、過去問の類似問題を多く解いておくのが大切です。出題傾向と併せて、参考にしてください。

行政書士試験に合格する為には過去問の出題傾向を把握することが重要です。
きっちりと出題傾向を把握して試験にのぞみましょう。

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