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必要な勉強時間は?働きながら行政書士試験の「合格」を目指すコツ

必要な勉強時間は?働きながら行政書士試験の「合格」を目指すコツ

こんにちは!
前回は資格取得後の「就職状況」と「今後の見通し」について、実際の統計データと現役行政書士としての意見を中心にお話ししました。

さて連載「こんなにやりがいあり!行政書士の世界」、最終回となる今回は、働きながら試験合格を目指すために「必要な勉強時間」や「勉強のコツ」について、私自身の経験を中心にお話しします。

この連載を読んでいる方にとって、もしかしたら一番関心のあるテーマかもしれませんね。それではさっそく、行ってみましょう!

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合格圏内に入るためには、どのくらい勉強が必要?

合格圏内に入るためには、どのくらい勉強が必要?

「資格試験に合格するには、どれくらいの勉強が必要か?」行政書士試験に限らず、資格の勉強経験者なら、一度は考えたことのある疑問でしょう。

結論から言ってしまえば、正しい答えなんてありません。勉強開始時の基礎知識や勉強方法、生活スタイル、頭のデキ次第(?)で、いくらでも違う答えが出てきます。

行政書士試験の勉強時間についてはいろいろな意見がありますので、今回は「一般的にこれくらい」という話ではなく、私個人の経験をお話ししたいと思います。

まずは私の基本情報から。学生時代の成績は中で、法律の学習経験は特になし。仕事もIT系や旅行系などで、やはり法律とは接点がありませんでした。要は法律のド素人です。

そんな私の勉強時間は、ずばり「400時間」。幸い一発合格できたものの、合格点はギリギリでした。私にとって400時間というのは、必要最小限の時間だったようです。

もちろん、ただ時間をかければよいというものではありません。次に私の勉強パターンについてお話しします。

自分のタイプに合った勉強スタイルを見つけよう

勉強を始めるにあたり、私が真っ先に考えたのは「自分のタイプ」と「生活スタイル」でした。具体的にはこんな感じです。

  • 短期集中タイプ
  • 朝に強く、夜に弱い
  • 仕事のため家を出るのは朝の8時、帰宅するのは夜の7時
  • 基本的に土日出勤はなし

これを踏まえて、勉強パターンは次のようになりました。

  • 本格的な勉強開始は受験年の6月(実際には6月後半で、勉強期間は5ヵ月弱)
  • テキストの読み込みや暗記は早起きして朝のうち(1時間〜)
  • 帰宅してから寝るまでの間に過去問や練習問題を解きまくる(2時間弱)
  • 土日は少し多めに時間を取り(平日の勉強時間+2時間程度)、その週の復習をする

もちろん仕事や付き合いの関係でパターンが崩れる日もありましたが、それでも1週間あたり20〜25時間程度の勉強時間は確保していたと思います。

ちなみに「長期コツコツタイプ」の人なら1年くらいの期間をかけて、もう少し緩やか(1日あたり1〜2時間程度)な勉強パターンでもよいかもしれません。

仕事と勉強の両立方法と、必勝の勉強方針

時間を効率的に使うため、勉強方法も効率的に

時間を効率的に使うため、勉強方法も効率的に

前述のとおり、私の勉強パターンでは「テキスト読み込み」と「過去問・練習問題」が同時進行です。

勉強時間の割合はそれぞれ「1:2」程度でしたが、本試験に近づくほど過去問・練習問題の比率が増えて、ラスト1ヵ月ほどは朝も夜もひたすら問題を解いていました。

このパターン、実はとても効率的です。人の記憶は繰り返しによって定着するそうですが、繰り返しの間隔が長すぎると元の記憶を忘れてしまい、短すぎると繰り返しになりません。

個人的な印象では、朝にインプットした内容をその日の夜にアウトプットし、それを数日後にもう一度、さらに数週間後にもう一度繰り返す、というパターンが最も効率的でした。

ちなみに「テキストはどの出版社がよい?」という質問をよく聞きますが、はっきり言ってどれも大差ないです(それぞれ、出版社や著者の威信をかけて作られてますので…)。

強いて言えば、章立てや図表、色の使い方などにそれぞれ特色があるので、自分のフィーリングに合ったもの、読みやすいものを選ぶとよいのではないでしょうか。

ただし過去問題集や練習問題集にはこだわってください。科目単位の肢別問題集(毎日のアウトプット用)と本試験と同形式の問題集(まとめの復習用)は、どちらも必須です。

行政書士講座

あとできれば、模擬試験も1〜2回程度受けておくとよいでしょう。「本試験の空気感や時間配分」を肌で感じられますし、最新の予想問題に触れることもできます。

まとめ

早いもので、全5回の連載も今回で終わりです。最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。

この連載では、独学で試験に挑んだ経験者として、また現役行政書士としての意見を中心に、行政書士の試験や仕事についてお話ししました。

それぞれの記事が「行政書士」に関心を持つきっかけになったり、試験に向けてモチベーションアップするきっかけになったりしてくれれば、こんなに嬉しいことはありません。

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