こんにちは!
前回は、行政書士に期待される役割や働き方といった「仕事の内容」について掘り下げてみました。行政書士という職業についてイメージは膨らんだでしょうか?
連載「こんなにやりがいあり!行政書士の世界」3回目となる今回は、経験者ならではの視点で「行政書士試験の勉強の楽しさ」や「行政書士実務のやりがい」について説明したいと思います。
これから勉強を始める方、すでに勉強を始めているけど「ちょっと疲れたな…」なんて感じている方の、モチベーションアップにつながれば幸いです!
行政書士試験の勉強は、楽しい?辛い?
学校のテストが大好き!という方はあまりいませんよね(私もそうでした)。一般に試験というのはあまり楽しくない…というか、どちらかといえば憂鬱なイメージだと思います。
では、行政書士試験の勉強は楽しいのでしょうか?勉強のモチベーションを維持するためにも「楽しいかどうか」は気になりますよね。
結論からいうと、行政書士試験の勉強は楽しいです。中間テストや期末テストの試験勉強とはまったく別物です。
ちなみに私は学生時代、試験勉強は一夜漬けでした。短期集中でないと気力が持たない「飽きっぽい性格」に加えて、嫌なことはできるだけ短時間で済ませたかったからです。
そんな私が数ヵ月という行政書士試験の勉強を続けられたのは(そして一発合格できたのは)、なにより試験勉強を「楽しい」と感じていたからです。
そんなのウソだ!と思う方もいるでしょうから、どうして私が行政書士試験の勉強を楽しいと感じたのか、3つの理由をお話しします。
行政書士試験の勉強が楽しい「3つのワケ」
何を楽しいと感じるかは人それぞれですが、これから挙げる3項目は、ほぼどんな方にも当てはまります。キーワードは「武器になる」「生活に役立つ」「人の役に立つ」です。
武器になる
日常生活は戦いの連続です。生活するにはお金が必要ですが、行政書士として起業するにせよ会社に勤めるにせよ、何らかの「武器」があった方が安心です。いわゆる「手に職」ですね。
前回お話しした通り行政書士は可能性がいっぱいある仕事なので、それを想像すると試験勉強(=資格を手に入れる過程)もワクワクしてきますよ。
生活に役立つ
行政書士試験の科目のうち、民法と会社法は日常生活に深くかかわる法律です。法律をテーマにしたバラエティ番組が人気を集めていますが、まさにあの分野!
試験勉強では「社会のしくみの基本となる法律」を深く学びますから、新鮮な発見や驚き、納得の連続です。
人の役に立つ
法律の知識は、家族や友人など人の役にも立ちます。日常生活の手続きからトラブルへの対応方法まで「知っておいて損はない」知識を学べるのが行政書士の試験勉強のメリットです。
行政書士実務の楽しさとやりがいについて
このように、行政書士試験の勉強は楽しいものです。では試験に無事合格し、行政書士として登録したあとの「実務」はどうでしょうか?
どんな仕事でも同じですが、行政書士も楽しいことばかりじゃありません。緊張やプレッシャーを感じることも少なくありません。それでも行政書士は「やりがい」のある仕事です。
行政書士の業務内容は「個人の生活、ビジネス、行政の業務をスムーズにすることで、社会を豊かにする」ものです(前回お話ししました)。つまりは社会に貢献する仕事です。
時にはプレッシャーを感じるほど重大な仕事も、無事完了したあとは全部ひっくるめて「楽しかった」と思えますし、大きなやりがいを感じられます。
身近な人たちや社会に貢献して、時には感謝されて、お金もいただける。こんなにやりがいのある仕事は、専門職である行政書士ならではと言えるかもしれませんね。
今回は、「行政書士試験の勉強の楽しさ」や「行政書士実務のやりがい」についてお話ししました。皆さんのモチベーションアップに、少しはお役に立てたでしょうか?
さて次回は、資格を取得したあとの「就職状況」と「今後の見通し」について、実際の統計と現役行政書士の意見をもとにお話しします。どうぞお楽しみに!
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