行政書士の勉強を始めようとしている方にとって、テキストや問題集といった参考書選びは最初の大きな悩みどころではないでしょうか。特に法律初心者の方の場合は、独学で勉強するのか、資格予備校に通うべきか悩まれることもあるでしょう。
行政書士は、法律初心者でも独学の勉強で合格できる資格です。ただし、合格を手にするためには、500〜800時間、試験範囲を効率的に学習する必要があります。
今回は、これまでに法律の学習をしたことがない初学者の方向けに、行政書士の資格勉強を独学でできるおすすめの参考書を紹介します。おすすめポイントも解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
法律初学者の人はまず法律の専門用語に慣れることからスタートしよう
法律の勉強を始めたばかりの人にとって、まずつまずくポイントは法律の難しい専門用語ではないでしょうか。
初学者の方が独学する際には、専門用語をわかりやすく解説しているテキストを用いて、用語に慣れることが大切です。使用されている用語がわからなければ、テキスト1冊を通読することも問題を解くことも難しいといえるでしょう。
おすすめの勉強方法として、行政書士の資格勉強用のテキストを利用して、初めのページから順にわからない単語をチェックしていき、単語を1つずつ調べてノートにまとめる方法があります。
時間と手間がかかり非効率的な勉強方法に思われるかもしれませんが、確実に法律をグッと理解しやすくなりますよ。
また、テキストに記載されている用語は1つとして不要な単語はないといっても過言ではないため、この勉強が無駄になることはありません。
自分だけの法律用語辞典ができる点もおすすめポイントだといえます。
テキスト・問題集はシリーズで勉強すると内容が掴みやすい
行政書士の資格勉強をする際には、テキストと問題集の2種類の参考書が最低限必要です。
試験直前には試験予想問題や記述式の問題集などを追加で購入するのがおすすめですが、まずはテキストと基本の問題集1冊をやり込むことが合格には欠かせません。
テキストは、イラストや事例が多く載っている参考書を選ぶのがおすすめです。ややこしくなりがちな法律の問題を視覚的に理解したり身近な問題として考えたりできる手助けが多いテキストの方が、初学者の方には向いているといえるでしょう。
また、シリーズものでテキストと問題集を揃えれば、相互に行き来する勉強がやりやすくなるため、内容がより掴みやすくなります。
次からはおすすめのテキストと問題集についてそれぞれ紹介します。
スッキリわかる行政書士 テキスト
TAC出版発行、スッキリわかるシリーズ「スッキリわかる行政書士 テキスト」は、図表やかわいいイラストも多く、シンプルに理解できる点が魅力の参考書です。
特におすすめのポイントは以下の2点が挙げられます。
- 図表やイラストが多く、シンプルでわかりやすい文章による解説
- 項目に重要度が記載されており、勉強の優先度がわかる
少ない時間で法律の初学者が合格を手にするためには、重要なポイントを確実に押さえ、取りこぼししないようにすることが大切です。
このテキストは、かなりシンプルな内容になっているので、手に取るとびっくりするかもしれません。
しかし、行政書士の合格には試験で6割を取ればよく、その水準達成を目標にしたテキストといえば納得できるのではないでしょうか。
また、スッキリわかるシリーズでは項目ごとに重要度がA〜Cに分けられており、特に気をつけて勉強したい部分がわかりやすくなっています。
項目の冒頭部には毎回イラストがあり、なんとなく視覚で理解してから勉強に入れるため、初学者の独学に向いていますよ。
スッキリとける行政書士 頻出過去問演習
おすすめの問題集は、テキストと同様にスッキリわかるシリーズの「スッキリとける行政書士 頻出過去問演習」です。
こちらのおすすめポイントは以下の通りです。
- 重要問題のキーポイントを挙げているため、類似の問題の対策が簡単にできる
- テキストと連動しており、知識の確認がしやすい
この問題集は、実際の行政書士試験の出題される科目と同じ順番で、重要な問題を見開きで掲載しています。テキストと同様に重要度の高い内容ばかりを記載しているため、徹底的に問題集をやり込めば合格水準に一気に近づくことができます。
また、問題と答えだけでなく、問題のキーポイントや解き方も記載しているので、独学では学びにくい問題をどう考えるかといった部分もフォローできる問題集といえるでしょう。
むやみに多くの問題に挑むのではなく、じっくりと行政書士の問題に慣れ、重要論点を理解することが合格への近道です。
この問題集では良質な問題で実践的に問題を解く練習ができるため、法律初学者だけでなく、確保できる勉強時間が少ない社会人受験生にもおすすめですよ。
なお、テキストや問題集だけでの勉強に不安がある方は、オンラインの学習サービスも活用するとよいでしょう。
動画によるオンライン講座であれば、字や図解だけでは理解しにくい部分もよりわかりやすく学べますし、気軽にスマホやタブレットから動画が見られるため、通勤時間の有効活用にもおすすめです。
テキストや問題集での学習にプラスすれば、万全の準備で試験対策ができますよ。
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法律初心者が行政書士を独学する際には、シンプルでわかりやすいテキストと問題集を選ぼう
初学者で独学の方は、まず法律用語に慣れてから、シンプルでわかりやすいテキストと問題集を活用して、行政書士の資格試験を進めることをおすすめします。
参考書選びは自分との相性も重要なので、ネット書店を利用する際にも一度試し読みをして、中身を確認してみてくださいね。
もっと効率的に勉強したい方は、通信講座の併用も考えてみるとよいでしょう。独学で行政書士試験にチャレンジしようとしている受験生の方はぜひ参考にしてください。
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