行政書士 効率的学習法の第2回のテーマは、前回のブログでも少しお伝えした「受験計画」の立て方についてです。
大まかな学習時期を決める!
始める時期を問わず、漫然と過ごしていると本試験は、アッという間に来てしまします。そこで、本試験から「今」を逆算して、「これから」いつまでに何をすべきかを考えましょう。
まず第1に、各科目の基礎知識をいつまでに固めるかを決めておくことをおすすめします。もちろん、予定に変更は付きものですから、少し大まかな、少しゆるめのプランから決めていくといいでしょう。
例えば、「これから1ヶ月前後で憲法を終わらせる」とか、「民法の基礎知識を6月のうちには一通り確認する」とか、「本試験の範囲を9月末までには学習済みにする」など。
大体の時期の設定ができたら、各科目の分野毎に目標期限を設定すると、よりバランス良く勉強が進めることができると思います。
例えば、「今週中に憲法の精神的自由を確認しよう」とか「7月の前半で行政作用法の知識を押さえておこう」など。
さらに、余裕があれば、計画内容にインプット(理解・暗記)中心に勉強する日(時期)とアウトプット(問題演習)中心に勉強する日(時期)のバランスも盛り込むといいでしょう。
勉強時間の目標を設定する!
合格するにはある程度の勉強時間が必要です。どれくらい必要かは一慨には言えませんが、一般的には600~1,000時間はやっている人が多いと思います。
もちろん、より短い時間で合格できる人もいれば、もっと長い時間頑張っている人もいます。
ここで言いたいのは、勉強時間の長短ではなく、毎日の目標勉強時間を計画し、それをチェックしていく習慣を身に付けて欲しいということです。
私が担当している大学の資格取得講座では、学生さん達に、勉強を始めた日から本試験まで、毎日の勉強時間を記録してもらっています。
面倒くさいように感じるかもしれませんが、簡単です。一番身近なカレンダーに勉強時間の「数字」を書くだけです。1時間やれば「1」と、できなければ「0」と。もちろん、「7」と書いた日には胸を張れますよね。
これが後々、皆さんが「勉強が辛い…」と感じた時などに「ここまで続けてきたんだから諦めずに頑張ろう!」とか、「だんだん勉強時間も増えてきたし、もう少し頑張ってみよう!」というように、背中を押してくれることにつながっていくことになります。
自分の頑張りを「客観視」することもでき、メリットも多いので実践してもらえると幸いです。
行政書士 効率的学習法シリーズ、次回は試験科目の特長と、それぞれの勉強法についてお伝えしていきます。お楽しみに。
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