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行政書士の仕事とは|従来の業務と、デジタル化社会の新しい業務

行政書士の仕事とは|従来の業務と、デジタル化社会の新しい業務

こんにちは、はなです。
独学取得&独立可能な「行政書士」徹底解剖!」連載も3回目を迎えましたが、いかがでしょうか?行政書士のイメージ、少しは具体的にわいてきたでしょうか?

今回はもっとイメージをふくらませていただくために、行政書士の資格取得後の仕事についてお話ししようと思います。行政書士になったらどんなことがやれるのか、私の経験もふまえながらご紹介します。

行政書士の仕事は幅広い

連載1回目に、「行政書士の業務範囲は多岐に渡ります」とお話しした通り、行政書士の仕事はほんっとうに幅広いです。

例えば、行政書士の主な仕事の1つ「官公署に提出する書類の作成・提出・手続きの代理」だけでも、1,000を超える業務内容があります。

飲食店の営業許可取得
飲食店の廃業手続き
美容室開業手続き
運送業の営業手続き
建築業の許可取得
建築業許可の更新手続き
風俗営業許可の取得

…などなどキリがないのでこのあたりで止めときますが、これ以外にもたくさんの種類の仕事があるのです。

現役行政書士である私も、このすべての手続き手順や法律などを覚えられていません。行政側の規則の変化などに合わせて手続きの仕方や書類の様式も日々変化していくため、勉強が追いつかないというのが正直なところです。

皆さんが行政書士になったときも、きっと同じだと思います。

でも、不安になる必要はありません。

多くの行政書士は1つか2つの専門分野を決めて仕事をしており、専門外の業務についてはお互いに助け合っています

例えば、私は会社設立業務が専門のため、それ以外の依頼が来たときには、必ず専門の行政書士さんに連絡をして助言をいただくようにしています。
逆に、会社設立業務に明るくない行政書士さんは私に連絡をくださるので、代わりに引き受けたり一緒に業務を行ったりしながら、お互いの業務の幅を広げていっています。

時代の流れにとともに新しい仕事も

最近では時代の流れとともに、次のような新しい仕事も増えてきています。

ホームページの作成
ブログの作成
SEO対策
フェイスブックなどのSNSでの集客コンサルティング
エクセルやワードを使った顧客管理システム作り
クラウドサービスを使った日々の帳簿付け
従業員さんへの簡単なパソコン教室
社内インターネットのWi-Fi化
手書き書類のデジタル化
日々の社内書類テンプレートをワードで作成

あらゆる分野でデジタル化が進んでいる時代ですが、インターネットでの集客やパソコンでの顧客管理などの環境を整えるには時間や知識が必要です。
個人商店や中小企業さんにとっては結構な負担ですが、ここを行政書士として代行できれば、より多くの方の役に立つことができます

それに、私のような新人(いずれあなたも)は、ベテラン行政書士と比べて経験や知識がありません。経験の浅い新人に好んで依頼してくれる方はそんなにいないので、私も開業当初はほとんど仕事がなく、営業をかけてもいいお返事はいただけませんでした。

そんな状況が一変したのは、ある個人商店さんに「書類の作成と合わせてブログを作ってみませんか?広告費をかけずに集客が見込めますよ」と+αのご提案をしたときのこと。

年配の行政書士にはない若手ならではの視点だと興味をもっていただき、その後は行政書士業務とデジタル業務をセットでご依頼いただくことが増えました

このように、行政書士になりたての新人が、依頼人に信頼してもらい仕事をゲットするためには、ベテランさんにはない+αの強みが欠かせません。そして、その+αの強みとして、今はデジタルなスキルが最適です。

時代の流れに合わせた新しいスキルを身に付けておき、ベテランさんにはない自分だけの強みをアピールすることも、これからの行政書士には大切だと思います。

行政書士試験の勉強の合間に、プログラミング・SEO・ウェブデザイン・HTML・エクセル作業など、あなただけの強みとなるスキルも学んでおきましょう。

行政書士の仕事になにか+αを

いかがでしたか?「行政書士資格取得後の自分」、イメージできましたか?

行政書士の仕事は幅広いため、1つか2つ専門分野を決めて活動している人がほとんどです。行政書士になって一番初めに受けた依頼の業務内容が、おそらくあなたの専門分野になると思います。

専門外の分野の依頼は、専門の行政書士さんに相談して助言を仰ぐのがおすすめです。お互いに補い合いながら、少しずつ業務範囲を広げていければベストですね。

また、SEOの知識などの+αスキルを身に付けておけば、より依頼人の役に立つことができますし自身の集客力もアップします。

次回は「行政書士は難しい?」をテーマに、行政書士試験の勉強方針などをについてお話しします。それでは、また。

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