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「勉強する機会を増やしたい」なら、実際にスケジュールに落とし込む

「勉強する機会を増やしたい」なら、実際にスケジュールに落とし込む

今回のテーマは「勉強する機会を増やす」ためのパッチリストです。

やる気さえあれば、どんどん勉強できるかというとそうはいかない場合があります。

仕事が忙しい。プライベートなことでややこしいことが起きる。そんなときやそんなことが予想されるときは、このパッチです。

No.1 予定していたことができなくなりそうなら、リスケだけ行う

予定(計画)しておくことは、実際に勉強する機会を増やすことに大きな影響を持ちます。あなたも計画を作成していると思います。でも、なかなか予定通りにいかないのが人生。

急に仕事が増え残業になる。休日出勤になる。なんてことが起き、予定していたことができなくなる場合があります。そんなことがこれまであるなら、このパッチをあてておきましょう。

やることは簡単。予定していたことができなくなりそうだとわかったら、その時点で、予定を変更する。

リスケも立派なアクションです

予定していた勉強を、いつ、どこで、行うかスケジュールに入れます。これだけです。

ポイントは、頭の中でスケジュールを調整するのではなく、実際のスケジュールに組み込むことです。カレンダー・アプリでも、スケジュール帳でも、今、あなたが使っているものを使いましょう。

実行の確率をあげるポイントは、「どこでやるか」もスケジュールに組み込んでおくことです。自宅なのか、オフィスなのか、スタバやマックなのか、電車の中なのか。場所までイメージできていれば、できたも同然です。

No.2 やることを思いついたら、開始処理を行う

機会を増やすには、ちょっとしたきっかけをとらえることが大切です。

夜寝る直前や、眠りかけている時、歩いている時や、電車に乗っている時、ランチを食べている時、雑談している時。そんなときに、これまで勉強したことでわからないこと、勉強したことに関連したこと、勉強したいこと、したほうがよいと思うこと、勉強方法に関するアイデア・・・・・といったことが浮かぶことがあります。

しかし、このような状況では、その場で思いついたことを実行しにくい。でも、せっかく浮かんだことは生かしたい。そんなときに役立つのがこのパッチです。

「ちょっとだけ」を大事にする

付箋と筆記用具を常時、使える状態にします。寝るときも、お風呂に入るときも、そばに置いておきます。(スマホの方はスマホで)。

そして、勉強に関わるアイデアが浮かんだら、開始処理を行う。やりたいこと、いつやるか、どれくらいの時間でやるか、どこでやるか、を記録する。これは計画であり、具体的なアクションです。最初の一歩です。

最初の一歩を具体的に踏み出した事実を作ることがポイントです。ほんのちょっとであっても、「まだ何もしていない」状況とは大違いです。

No.3 予定していることが面倒に感じたら、チャンドラー方式を使う

機会を増やすためには、計画した機会を確実に生かすことが前提になります。でも、「疲れているからやめよう」とか「面倒だからあとにしよう」なんて考えが浮かぶことありますでしょ?

そんなことになっても、確実に勉強できるのがこのパッチです。これは本当に効果抜群です。このパッチを当てて5年くらい経過していますが、パッチを当てる前にくらべて、随分と生活が変わりました。

チャンドラー方式とは、(作家のレイモンド・チャンドラーが使っていたらしいです)次の2つのことがポイントです。

決めた時間、決めたこと以外はいっさいやらない 時間内に何も成果があがらなくてもよい

始めさえすれば、なんとかなる

例えば、過去問をやるとして「15分間」セットしたとします。その15分間は、過去問をやる以外のことは絶対にやらないようにする。

スマホは電源を切っておく。パソコンもダメ。その他、気が散る原因になりそうなものがあったら、視界に入らないようにしておきます。もちろん、他人の邪魔が入らない環境を選びます。

ただし、15分間過去問に取り組んだとして、何問処理したとか、何ページ進んだとか、知識が増えたとか、理解が進んだとか、そのような成果は何も得られなくてもよい、という前提で行います。これが大事です。

この2番目の設定がないと、「勉強するからには、成果をあげなくてはいけない」「成果があがらないなら、やらないのと同じ」となり、苦手なものほどやらなくなっていきます。

「ただ過去問を前に、15分間じっとしているだけ、ということになってもよい」と想定すると、勉強を開始するハードルがとっても低くなります。

No.4 勉強を終えるなら、仕掛り中にする

これも私にとっては相当効果があるパッチです。勉強に終わりはありません。どこまで行ってもつづきはあります。

知識は、増えれば増えるほど、自分が知らないことの多さに気づきます。理解は、深まれば深まるほど、自分がいかに理解していないかがわかります。勉強ってそういうものですよね。

それは、ともかく、勉強する機会を増やすには、途切れないようにすることが効果的です。これはそのためのパッチです。やることは簡単です(でも効果は大きい)。

次は、いつ、何をします?

予定している勉強を終えるときに、その勉強の続き、次の機会を具体的に確認するだけです。

一連の計画を立てている場合は、計画上、その勉強を次に行う日時、場所、勉強する内容を確認します。予定通り終わらなかった場合や、次の予定が計画されていない場合は、次に行いたい内容を、日時、場所を決めます。そして、その内容をノートや付箋に書きましょう。さらに印象が強くなりますから。

「勉強する機会を増やす」ためのパッチリストまとめ

機会は重要です。結局、苦手なことというのは、「触れる機会」が少ないということが最大の原因のひとつでしょう。だっだら、苦手を克服するのも、得意なことをさらに得意にするのも簡単です。

どんどん機会を作り出し、どんどん利用すればよいです。

次回のテーマは「もっと効果を上げる」ためのパッチリストです。5月14日(日)公開予定ですので、お楽しみに。

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