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「能力をアップさせたい」なら、理解しているかの確認をする(後半)

「能力をアップさせたい」なら、理解しているかの確認をする(後半)

今回は前回に引き続き、「能力をアップさせる」ためのパッチリスト後半(No.4~6)をお伝えしていきます。(No.1~3はこちら

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No.4 数式をものにしたいなら、式の意味を考える

「損益分岐点」って知っていますか?収支がちょうどトントンになる営業量のことです。

ラーメン屋なら何杯売ればいいか?ってことです。例えば、ラーメンを1杯1,000円で売るとします。

材料費など1杯あたりにかかる費用は400円。場所代が月30万円。とりあえず場所代をカバーするには、何杯売ればいいか?これが損益分岐点で、次の式で求めることができます。

損益分岐点=固定費÷1単位あたりの限界利益

固定費は、営業量(ラーメン屋なら何杯売るか)に関係なく発生する費用(ラーメン屋の例では場所代)です。

1単位あたりの限界利益のほうはなんだか難しそうですが、小学生でもただちに計算できます。

ラーメン屋の例では、1杯1,000円のラーメンの費用が400円なので、1杯売れば600円儲かりますね。これです。できますでしょ?

式にあてはめてみると、

固定費=300,000円、1単位あたりの限界利益=600円
損益分岐点=300,000÷600=500(杯)

簡単といえば簡単です。

ところで、この式の意味とは?固定費を1単位あたりの限界利益で割る?なんだかピンときませんね。

「数式は詩である」

では、これならどうでしょう?

1杯あたりの儲け600円×□杯=場所代30万円
あるいは、
1杯あたりの儲け600円×□杯-場所代30万円=0

これらの□を埋めるということであれば、イメージわきますよね。先ほどの式は、これと同じものです。

最終の式を単に覚えるというアプローチをとると、意味がわかっていないので覚えにくいですし、そもそもつまらない。 つまらないことは覚えにくいので、一層つらくなります。

「数式は詩である」と何かの本で読んだ覚えがあります。詩は、凝縮した表現の中に豊かな意味がありますよね。数式もそうです。

No.5 処理能力を高めるなら、手動モードに切り替える

試験で使う能力は、「読む」「考える」「書く」といったことがメインです。これらの能力はすでに持っていますし、毎日使っています。

いつも使っているので、意識することなどほとんどありません。自動的にやってしまいます。わたしたちのソフトウェアはたいしたものです。

でも、自動的にやってしまっているので、向上させるのは難しい。何しろ、「どうやっているのか」自分でもわかりませんからね。

例えば、「歯磨き」って毎日してますでしょ?「昨年と比べて、歯磨きのスキルレベルが上がった」というヒトいますかね?いませんよね。

テレビ見ながらでも、他のこと考えながらでも、歯磨きできますが、上手になっているかというと、そんなことはないですね。

もちろん、「歯磨きなんて上手になろうとしてない」ですし、歯磨きの技能を上げる必要性もありませんから、ちっとも困りません。

では、「読む」「考える」「書く」はどうでしょう?

この文章をどうやって読んでいます?

勉強するには、欠かせないことですし、レベルを上げたいですよね。

これは、そのためのパッチです。

例えば、文章の読み方。自分はいったいどのように読んでいるのか、いちいち意識してみる。意識すると、いろいろなことがわかってきます。そして、いろいろ工夫してみてください。

イメージ的には、「自動モードを手動モードに切り替える」パッチです。

No.6 問題の処理を振り返るなら、リバースエンジニアリングする

問題を処理して解答する。できなければ、後日繰り返す。でも、単に同じ問題を繰り返し処理しても、答えを憶えてしまっているので、正解したところで何が身に付いたのか本人もはっきりしませんよね。

そこで、振り返りを行います。

仮に、4択の問題でもっとも適切な選択肢を選ぶだけだとしても、

問題の設定を読み、正確に理解する ひととおり選択肢の内容をざっと確認する 改めてそれぞれの選択肢の内容を自分の知識を使って適切か不適切か判断する 上記判断をもとに、選択肢を比較し、もっとも適切なものを決定する

といった一連の処理になります。

この一連の処理プロセスとそれぞれの処理に使う知識を確認し、

足りない知識を明らかにする プロセス的な工夫の余地を明らかにする

ことが振り返りです。

振り返りを活かす

このパッチは、この振り返りを効果的にするためのものです。

リバースエンジニアリングとは、製品をつくる通常のエンジニアリングを「リバース」することで、製造方法や仕様を調査する手法です。

問題の解答を製品と位置づければ、解答作成を「リバース」することで、理解が深まるはずです。自分の最終的な解答から、解答に至った一連のプロセスをさかのぼってみることで、いろいろな気づきが得られます。

「能力を上げる」ためのパッチリストまとめ

レベルアップしたい能力は、勉強する内容、対象となる試験によって異なりますね。

紹介したパッチは、どのような能力であってもあてはまるようなもの、共通しそうなものに限定したつもりですが、関係ないものが含まれているかもしれません。

他のパッチもそうですが、「ピンと来たものだけ試しにあててみる」この方針でいきましょう。

次回は「発揮させる能力をアップさせる」ためのパッチリストです。6月25日(日)公開予定ですので、お楽しみに。

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