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「能力をアップさせたい」なら、理解しているかの確認をする(前半)

「能力をアップさせたい」なら、理解しているかの確認をする(前半)

能力は知識とスキル(技能)で構成されます。ないものは出せませんから、まず、知識を増やし、スキルレベルを上げたい!そんなアクションをとるときのパッチです。

「能力を上げる」ためのパッチは6つありますので、今回は前半の3つをご紹介します。

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No.1 何かを理解したいなら、あてはまる具体例とあてはまらない具体例を考えてみる

これはかなり重要です。

勉強慣れ、試験慣れしている人たちのプログラムでは標準装備されています。試験対策のテキストには「適切な知識」が掲載されています。定義や特徴の説明が中心で、一般化した概念が多いです。

しかし、試験問題では、具体的な内容が出てきます。また、「適切ではない内容」の知識が出てきます。

だから、学習する際に、

具体例はどんなものがあるか? この定義にあてはまらないものの具体例にはどのようなものがあるか?

という2つの問いを浮かべ確認すると、試験で活かせる知識が身に付きます。

適切な知識だけじゃ足りない

例えば、経営関連の勉強をしていたら、「経営資源とは、人、物、金、情報である」という記述があったとします。これをそのまま覚えただけだと、次のような問題の選択肢の正誤が判断しにくいでしょう。

「取引先とのネットワークは、経営資源ではない」
でも、上記の知識を身につける際、「人、物、金はいいとして、この“情報”って具体的には何?」と検討していれば対応しやすい。

さらに、「経営資源には含まれないものって、何だろう?どんなものがあるだろう?」 と考えることができると、一層理解が進みます。

例えば、外部環境的なこと、景気、為替、技術動向・・・といったものは経営資源ではない。

ただ、外部であっても「取引先とのネットワーク」とか「顧客からの信頼」など、企業がある程度手出し(増減させることが)できることは含まれるだろう・・・・というように。

このパッチをあてれば、このようなことをやるようになります。

No.2 新たな知識を学習したなら 、自分でテストする

“テスト”というと、”受けるもの”という印象かもしれません。もし、そうなら、まずその点を修正しましょう。

テストは、自分のために自分が行うものでもありです。

自分のために自分をテストする

知識を身に付けるとき、身に付いたかどうか“その場で”確認していますか?

例えば、テキストを10ページ分勉強したとします。当然その10ページには、大事なことが少なくとも2つや3つあるでしょう。それらの大事なことを確実に身に付けたい。試験場で使いたい。

そこで、いま学習した大事なことを理解しているか?覚えているか?確認するテストを自分で作ります。

「テストを作る」といってもたいしたことではありません。

さきほど(パッチNo.1)の例でいえば、『テスト:経営資源の具体例と経営資源にあてはまらないものの具体例をそれぞれ3つずつあげよ。』といった程度でよいです。

これを作ること自体、大事なことの抽出と整理になりますし、後日、再確認し、知識の定着化を図る際に、このテストを使えます。

テストは、自分のために自分が行うものです。

No.3 理解したかどうか試したいなら、声に出して説明してみる

これは「理解度を試す」ものなので、パッチNo.2のテストの一種でもあります。

新たな知識を学習するとき、テキストを読んだり、問題集の解答・解説を確認したりしますね。その際、「自分はどの程度理解しているのか?」確認したいですよね。

「理解する」ということと「覚えている」ことは違います。理解はしているけれど、まだ覚えていないことはあります。覚えてはいるけど、理解はできていないこともあります。

ここで対象にしているのは、「理解」です。覚えたかどうかは関係ありません。

声に出して説明できます?

「ここはきちんと理解しておきたい」領域、論点ってあります。そういう場合に使います。

テキスト、問題集の解説、自分のノート、何を見てもよいです。見ながらでよいので、内容を声に出して説明してみます。ややこしい内容であれば、図表やイメージを描きながら説明してみます。

どれくらい理解しているかは、どれくらいきちんと説明できるかで、わかります。自分がいちばんよくわかります。

そして、これは「覚える」ことにもつながります。何度も声に出して説明するわけですから(と同時に自分の耳で聴いていますし、図表やイメージを描けば、それを自分が見ていますから)。

「能力をアップさせる」ためのパッチリスト前半はいかがでしたか?次回は「能力をアップさせる」ためのパッチリスト後半(No.4~6)です。6月11日(日)公開予定ですので、お楽しみに。

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