危険物乙4の試験日・合格発表や申込み期間
危険物乙4は各都道府県で試験が複数回開催されており、比較的受験のタイミングは図りやすい資格と言えます。
特に東京の場合はチャンスも多く、何度でもチャレンジできるため受けやすい試験になっています。
ここでは、危険物乙4の試験日や試験申込み方法、合格発表方法、試験場所といった詳細についてご紹介します。
危険物乙4 試験日程
危険物乙4の試験は、各都道府県で年に最低2回以上開催されています。
さらに、東京都の場合は4月から9月を除きひと月あたり3~6回程度開催されます。受験する都道府県は限定されませんので、どこで受けても良いという特徴があります。
そのため、東京近郊に住む方はもちろん、急ぎで資格取得をしなくてはならない、という方であれば、開催月の多い東京都へ足を運んでみるのも選択肢のひとつです。
試験日についてですが、基本的に土・日曜日に開催されています(東京都を除く)。
全国一斉、というわけではなく、それぞれの都道府県で別々の日程が組まれていますので、まずはご自身の希望受験地域について決めた上で調べるようにしてください。
なお、詳しい日程は「消防試験研究センター」のウェブサイトで確認できます。
危険物乙4 申込み方法
申込みの受付は試験前の2カ月です。
願書自体は近くの消防試験研究センターや中央試験センターおよび各支部で受け取れます。
近くにこうした施設がない場合は、消防署でももらうことができます。
願書の提出は簡易郵便か直接持ち込み、もしくはインターネットで行うことができます。
インターネットであれば、前述の願書を取りに行く手間もありませんので便利です。
危険物乙4の勉強時間
危険物乙4の試験合格までの平均的な勉強時間は50時間程度だと言われており、3ヶ月あれば勉強時間を確保することが可能です。ただあくまで平均なので50時間勉強すれば、全員が合格できるわけではありません。
危険物乙4の試験問題には、危険物に関する法令、基礎的な物理学及び化学、危険物の性質ならびにその火災予防及び消火の方法が出題されます。学生時代に法律や物理、化学を勉強していない人は理解するまで時間を要するでしょう。このような人は、勉強開始から合格できる程度の知識を身につけられるまで100時間程度かかる場合もあります。一方、法律や物理、化学を学生時代にある程度勉強している人は、50時間より少ない勉強時間で合格できる場合もあるでしょう。
また危険物乙4で出題される問題は、暗記で対応できるものが少なくありません。したがって暗記力がある人が危険物乙4を受験した場合、平均よりも少ない勉強時間で合格できる可能性もあります。
危険物乙4の試験直前対策
試験直前は、限られた時間の中、出題されるすべての分野を勉強しなければなりません。そのため問題演習を中心に勉強を進めながら、知識を定着させていくとよいでしょう。正解できなかったり、しっかり理解できなかったりした部分だけ、テキストを再確認したり、講義動画を再視聴すれば効率的に勉強できます。
危険物乙4の試験は、過去に出題された問題の内容から繰り返して出題される傾向があります。そのため問題演習をする場合、過去の出題傾向に沿って作成されている問題を利用することが大切です。またこの試験では、石油類など危険物の品名、ガソリンの数値、指定数量など、暗記すればするほど高得点に結びつく問題が多く出題されます。試験直前、これらの分野の知識を集中的に暗記すれば、合格できる可能性も高まることでしょう。うまく暗記できない場合は、語呂合わせを利用して覚えるのも一つの方法です。
試験当日から合格発表、免許交付までの流れ
危険物乙4の試験場所は、大学や専門学校などを借りて行われます。
試験日当日は願書提出時に選んだ会場へ足を運びましょう。なお、試験場所が行ったことのない所なら、あらかじめ下見に行っておいたほうが良いかも知れません。
次に合格発表方法についてですが、こちらは「消防試験研究センター」のウェブサイトでの発表が最速となります。
当日はアクセス量が増えてサイト自体が重くなるので、急ぎでない場合は焦らず時間をずらして見に行ってみましょう。
また郵送による連絡も、もちろんあります。ただし、これはあくまで合格発表のみであり、最終的な資格取得には免許交付の手続きが必要となるのでご注意ください。
免状の交付手続き方法は各都道府県で異なります。
東京都の場合、試験会場で配布された専用の納付書で東京都指定金融機関等に納付した後、領収証書の原本を申請書に添えて「中央試験センター」に申請しましょう。
試験日や申込み期間は受験をする為の基本的な情報です。
抜けの無いようにしっかり認識して、申込み忘れなどが無いようにしましょう。
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