運行管理者(貨物)の過去問からみる出題傾向

運行管理者(貨物)は法律にかかわる問題が多く、隅々まで完璧に覚えようとすると膨大な時間と労力がかかります。そのため、勉強を進めるにあたり、過去問を使って出題傾向や問題の癖を把握することは、必ずやっておきたいことの 1 つと言えるでしょう。

今回は、運行管理者(貨物)の出題範囲やその形式をまとめ、過去問からみる出題傾向についてご紹介していきます。

運行管理者(貨物)の出題範囲

運行管理者(貨物)の出題範囲は 5 つの分野にわかれています。
各分野の出題範囲と問題数は以下の通りです。

分野 出題数
1.貨物自動車運送事業法関係 8 問
2.道路運送車両法関係 4 問
3.道路交通法関係 5 問
4.労働基準法関係 6 問
5.その他運行管理者の業務に関し、必要な実務上の知識及び能力 7 問
合計 30 問

参考:https://www.unkan.or.jp/outline/new.html#online

1~4 が法令に関する問題で、30 問中 23 問、つまり約 77%を占めており、残りの 23%が実務に関する問題となっています。これを見ても、さきに話したように法律に関わる問題が多いことがわかりますね。

なお、法改正があった場合は、施行後 6 ヵ月間は改正前と改正後で解答が異なるので、出題されません。

運行管理者(貨物)の出題形式

運行管理者(貨物)の出題形式は、筆記試験はマークシート形式の選択問題、CBT 試験はパソコンの画面上に表示される問題から解答する選択問題です。
合格基準は、以下 2 点を満たしている事が条件となります。

  • ・全 30 問中 18 問以上正解(正解率 60%)
  • ・上記の表にある 5 つの分野のうち 1~4 で各 1 問以上、5 で 2 問以上正解していること

制限時間は 90 分間設けられていますが、問題数は 30 問と少ないので、しっかりと勉強して挑めば、制限時間内にすべての解答と見直しを終えられるはずです。
試験の詳細については送付される受験票または受験確認メールに記載されているので、必ず受験当日までに確認しておきましょう。

過去問を活用し、出題傾向を把握しよう

運行管理者(貨物)は、法律に基づき、事故なく安全に運行するために必要なドライバーの勤務時間の管理や人員の確保、その他安全で正しい運行管理のための指揮命令等を行うことができる資格です。

そのため試験内容も、法律に関する内容と法律に基づいた実務に関する内容で構成されており、専門的な用語も頻出します。試験のためにすべての分野のテキストを隅々まで全部覚えるという方法では、時間も気力も足りなくなりそうですよね。

でも大丈夫!実は、運行管理者(貨物)の試験では、毎回よく出る問題が決まっています。ここを重点的に勉強していけば、テキストを何度も読み込まなくても合格を目指せるでしょう。

例えば、問題の中で最も大きなウエイトを占める「貨物自動車運送事業法」に関する分野は、頻出問題で構成される傾向があります。中でも、目的条文は毎回決まって出題されるので、過去問を使って問題となりやすい箇所(単語等)の確認・暗記がおすすめ。

その他の分野についても、頻繁に出題される問題や法律があります。過去問をただ解くだけではなく出題傾向を分析・把握し、頻出問題を確実に取れるよう反復学習を繰り返すことは正解率のアップに繋がるでしょう。

出題傾向から問題の癖を見つけよう

過去問から出題傾向を分析・把握していくと、運行管理者(貨物)の問題の「癖」にも気づくようになると思います。

先ほど頻出問題として挙げた「貨物自動車運送事業法」の目的条文で具体的に例えると、条文の中の空欄を埋める問題で、似たような選択肢が並べられています。

例えば、「自主的な活動」という選択肢を選ばなければならない箇所が穴埋めになっていて、選択肢には「自主的な活動」と並んで「主体的な活動」が入っているなどです。
「自主的」も「主体的」も言葉の意味自体に大きな違いがないため、なんとなく覚えているだけでは混乱してしまいそうですよね。

穴埋め問題に限らず、条文の正誤を判断する問題でも、このように“微妙にわかりづらい言葉の言い回しを使うことで、解答者を混乱させてくる”といったような癖があります。
その他にも、数字にまつわる選択肢であれば、間違いやすい数字がほかの選択肢にいくつか入っていることもよくあります。

これらのような、いわゆる「ひっかけ問題」が多いのも、運行管理者(貨物)の出題傾向の1 つ。

私は、頻出される条文は暗記し、穴埋め問題はある程度クリアしていましたが、問題の正誤を判断する問題は、難しい言葉が並びすぎて混乱してしまい、何度もひっかかってしまう傾向にありました。その対策として、以下のように要点を抜き出して表にまとめるなどして、理解を深めました。

許認可の種類
許可 一般貨物運送事業を始める時
認可 運送約款の新規・変更
営業所の位置の新設・変更
自動車車庫の位置の新設・変更
休憩仮眠施設の位置の新設・変更
事業の譲渡

上記の表はほんの一例ですが、貨物自動車運送事業法において、国土交通省の認可や許可が必要な場合を表にしてまとめたものです。
「許可」と「認可」のように言葉が似ていて、どちらだったかと混乱しそうなものを表にまとめ、暗記しやすくしていました。

その他にも、インターネットの動画を見て、自分が抜き出した要点が的外れでないかを確認し、理解できたと思ったら再び別の過去問にチャレンジするという方法を取っていましたが、この方法も理解度が高まり効果的です。

問題の癖を見極めつつ、頻出問題は暗記するだけでなく内容を正しく理解しておくことが、ひっかけ問題でミスしないための秘訣です。

過去問をうまく活用して、自分に合った効率的な勉強法を見つけよう

今回は、運行管理者(貨物)の出題範囲やその形式をまとめ、過去問からみる出題傾向についてご紹介しました。

勉強法は人それぞれ違うので、たくさんの過去問をやみくもに解くのも、テキストを隅々まで丸暗記するのも、間違っているわけではありません。しかし、試験に合格するための勉強を効率よく、効果的に行うなら、やはり過去問の分析は外せないですよね。

でも大丈夫!実は、運行管理者(貨物)の試験では、毎回よく出る問題が決まっています。ここを重点的に勉強していけば、テキストを何度も読み込まなくても合格を目指せるでしょう。

過去問の分析や暗記の進め方、オンライン講座の活用など、今回ご紹介した内容を参考に、自分にとっての最善の勉強法を見つけて、試験合格に向け頑張ってください!

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