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2016/2/25 updated

3ステップの「ゴール&スタート」「ざっくり読む」

3ステップの「ゴール&スタート」「ざっくり読む」

ようやく「読む」けれど……「ざっくり」で

テキストや問題集をいきなり読むのではなく、「思い出す」、そして「問いに変える」ときて、

「いい加減に読ませてくれ!」

と思った人も多いのではないでしょうか?

実はその思いが3ステップを動かしていく原動力になります。あなたががんばって勉強しようと思わなくても、3ステップをやり始めるだけで、自然とテキストや問題集を読みたくなってくるのです。

以前、講座の受講生のお一人から、「この勉強法は『じらす』勉強法ですね」と言われたことがあります。そのとき、「確かにそうだ!」と私もピンときました。

いきなり読まずに、思い出したり、問いに変えたりすることで、自分自身をじらして読む気を高めているのです。映画の予告編でいいところをチラッとみせるのと同じですね。

そして、いよいよ「読む」のですが、ここでも「じらす」ために普通には読みません。「ざっくり」読むのです。普通の勉強法であれば、最初から順番に、しかもわからないところでは返り読みもしながらゆっくりじっくり読んでいくことを勧めるでしょう。

しかし、この3ステップ記憶勉強術では、そんな読み方と真逆とも言える読み方をお勧めしています。それが「ざっくり読む」です。
これによって、ある程度、理解・記憶を進めつつも、じらしながら「思い出す」「問いに変える」につなげて、さらに「読みたい」という気持ちを高めていくのです。


「ざっくり読む」とは何をどう読むのか?

では、「ざっくり読む」とはどんな読み方なんでしょう?

「ざっくり」というとおり、きっちりと”どこをどう読む”と決まっているわけではありませんが、目安になるものはあります。いくつか挙げてみますと……

1)問いに引っかかったところを読む

2つめのステップ「問いに変える」で問いを持って読んでいますから、その問いの答えになるようなところ、関連するところが引っかかってくるので、そこを読みます。

2)ラクに読む気がするところを読む

問いだけにこだわらないで、どこでも読む気がするところは読んで構いません。ただし、がんばらないと読めないところではなく、あくまで「ラク」に読めるところです。

3)タイトルだけ、見出しだけを読む

多くの人が「ラクに読む気がするところ」なのが、タイトルや見出し。言葉自体は難しかったりもしますが、短いので読みやすく、しかも太字や大きな文字で強調されているので目に入りやすく読みやすいところです。

4)解答解説から読む

問題集では、問題文よりも解答解説のほうが読みやすいことが多いものです。
ズバリと短い文章で核心が書いてあったり、事例問題などの場合、問題文をわかりやすく整理したりしてくれています。

ほかにも「構造」を読むなどのいろいろな読み方が含まれていますが、ひと言でいうと、従来の最初から順番に・ゆっくりじっくり読むことをしない読み方です。


脳にもやさしい効果的・効率的な読み方

ここまで読まれたあなたは、

「こんないい加減な読み方で本当に試験勉強になるの? 試験に合格できるの?」

と思われているかもしれません。

確かに、1回だけ「ざっくり読む」のであれば、まさにいい加減な読み方になり、試験になんて到底受かりません。この「ざっくり読む」は3ステップのゴールでありスタート。ここからまた、思い出す・問いに変えるのステップへと移り、3ステップをどんどんくり返していくのです。

この3ステップ記憶勉強術は「ざっくりくり返しながらだんだんと細かいところに入っていく」勉強法なのです。

「くり返すよりも、ゆっくりじっくりでも1回や少ない回数で仕上げたほうが速いでしょう?」

という質問があるかもしれません。

確かに多くの受験生が、なんとか少ない回数で理解しよう、記憶しようと、がんばってゆっくりじっくり勉強しています。しかし、残念ながら、それはあまり報われない努力なのです。
なぜなら、「脳」の学習原理は、「ゆっくりじっくり、少ない回数」で理解・記憶するのではないからです。

脳の理解・記憶はそもそも「大雑把で曖昧」です。これは現実と少しでも向き合ってみればおわかりでしょう。いくら、きっちり、完璧に記憶・理解しようと思っても、コンピュータのようにそのまましてくれないのが脳です。

「大雑把で曖昧」な記憶・理解が、何度も何度もくり返すなかで、だんだんと明確になり、だんだんと細かいところの記憶・理解が進んでいきます。
「ざっくり読む」というのは、脳にやさしい効果的・効率的な読み方なんです。


「わかったつもり」にならない・なれないシビアな読み方

「でも……ゆっくりじっくり読めば……」

と、まだ、ゆっくりじっくり読めば効果があるのでは?と半信半疑の人が多いでしょう。

もし、あなたが疑っているとしたら、一つ実験をしてみてください。

1分間でいいですから、あなたがいつも行っているように、テキストや問題集をゆっくりじっくり読んでみてください。理解するぞ! 記憶するぞ!というつもりで読んでみましょう。

そして、1分経ったら、すぐに顔を上げて、今読んだばかりのところを誰かに説明するかのように話してみてください。

おそらく多くの方が、「あれ?」とびっくりしたでしょう。なぜなら、さっきまで読んでいた時に、「わかってる」「覚えている」と思っていた内容と、今話そうとして実際に「わかっている」「覚えている」内容にギャップがあるからです。

つまり、ゆっくりじっくり読んでいるときには、「わかったつもり」「覚えたつもり」になりやすいのです。

これは、「流暢性の幻想」として認知心理学の研究でよく知られている幻想で、文章がスラスラ読めるとそこに書かれた内容を理解していると勘違いするのです。
ゆっくりじっくり読むと、とりあえずは文章をスラスラ読めるようになるので、この流暢性の幻想の罠にはまり、「わかったつもり」、「覚えたつもり」になりやすいのです。

逆にいうと、「ざっくり読む」読み方は、「わかったつもり」「覚えたつもり」にならない・なれないシビアな読み方と言えるのです。

(参考:拙著 『暗記が苦手な人の3ステップ記憶勉強術』 実務教育出版刊)

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