勉強をするとき、ノートを使っていますか?
「いつもノートを使っている」という人も、「スマホやパソコンがメインで、ノートはあまり使っていない」という人もいるでしょう。
では、効率的に勉強するためのノートのまとめ方ってご存知ですか?
「カラーペンを使って可愛くってカラフルなノートのまとめ方をするのが一番じゃない?」と思っているあなた。
「ダメウーマン(笑)!」それじゃあ、効率的に勉強ができません。
今回は、限られた時間の中で効率的に勉強をするためのノートのまとめ方を紹介していきます。
「覚える」ときは手書きがおすすめ!
皆さんは普段どうやって勉強していますか?
ほとんどの人が、何かしらの形で手書きで勉強しているのではないでしょうか。
「ノートに直接書き込んで勉強する」こともあれば、最近なら「タブレットにペンで書いて勉強する」など、様々な方法がありますよね。
実は、手で書いた方が物事の概念を理解しやすいという研究結果が出ています。
アメリカのプリンストン大学などの研究によると、
講演の内容をキーボードで打ち込ませた学生よりも、手書きでノートを取らせた学生の方が、講演内容に関するテストの成績が良かった
という研究結果が出たそうです。
キーボードで打ち込んだ学生は、話された語句をそのまま入力することにこだわり過ぎてしまい、手書きの学生と比較すると概念をきちんと理解できなかったのだとか。
資格の勉強などで、内容についてきちんと理解しなくてはならない場合は、自分の言葉を使ってどんどん手で書き込んでいくことがおすすめ。
「概念を学ぶためには、自分の言葉で」。これが勉強するときの大きなポイントなのです。
「苦手分野の問題まとめ」にはパソコンが向いている
覚えるためには「自分の言葉を使い、手で書く」方法がおすすめです。
手書きならば、ノートだろうとタブレットだろうと同じ。自分の頭の中を整理するために、とにかく手書きすることが大切です。
「じゃあ、パソコンは使わないの?」と言われそうですが、もちろんパソコンにも上手な使い方があります。
例えばWordやExcelは「苦手分野の問題まとめ」を作るために使うのがおすすめ。
よほどマイナーな資格でない限り、ネットで検索すれば、わかりやすい図や解説がたくさんありますよね。そのようなものをパソコン上でまとめて、自分だけの問題集を作るのです。
手書きノートのきれいなまとめ方を学ぶより、ネット上にある問題や解説などを使った方が、早く簡単に自分だけの問題集を作ることができます。
苦手な問題を集めた自分だけの問題集を何回も解くことで、苦手分野の克服ができるはずです。
勉強するとき「きれいなノートのまとめ方」は不要!
「自分の言葉で」ノートに書くと覚えやすい
ノート術の基本は、「自分の言葉でノートに書き込んでいくこと」。
ノートのまとめ方が大事なわけではありません。「テキストで学んだことを自分の頭に落とし込む」ことが大切。
そのため、テキストで学んだことをそのままノートに書き込むことはせず、あくまで自分独自の言葉で書くことを大切にします。
例えば、歴史の勉強をするとき、「秀吉は人たらしの性格だから、同じ性格の友達Aのイメージで覚えよう」と、現実の状況とリンクさせると頭に入りやすくなりますよね。
それと同じように、ノートに書くときも自分の状況に置き換えて書くようにします。そうすると、自然と頭に入ってくるんです。
また、勉強するときのノートは基本的に「書いて覚えるためのものであり、見返すものではない」という考えで使います。なので、きれいにまとめることはしません。
いくらきれいなまとめ方を学んでノートを作っても、テキストにはかないません。
あくまで内容を理解するための道具として、ノートやタブレットを使い、勉強します。
ノートをまとめるときに大切なのは、「きれいにまとめること」ではなく、「自分の言葉でどんどん書いていくこと」。とにかく書いていきましょう。
次回は、勉強するときの具体的なノートの書き方について、わかりやすく説明しますね。
参考URL
https://sikakusyufu.info/post-526/
http://30shikakuron.com/mudanote.html
http://www.dhbr.net/articles/-/3576?page=2
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