「限られた時間の中で効率的に勉強をするときは、きれいなノートのまとめ方を実践していたら時間がもったいない!」
と、前回の「【基本編】資格勉強で本当に役に立つノートのまとめ方」でお話ししました。
では、実際にはどのようにノートを活用すればいいのでしょうか。
勉強するときのノートの活用方法は3つ!
① 自分の言葉で書き、覚えるために使う
② 問題集を解くために使う
③ 苦手分野を克服するために使う
今回はこの3つについて詳しく説明していきますね。
① 自分の言葉で書き、覚えるためにノートを使おう!
例:簿記2級工業簿記を覚えるためのノート
何かを覚えるには、
「目で読む」+「口に出して読む」+「手で書く」
という3つのことを同時に行うと、記憶への定着度が高くなるといわれています。
資格勉強でも、内容を覚えるときには「音読しながら書いて覚える」のがおすすめの勉強方法です。
そのとき、テキストに書いてある内容をそのまま、すべてノートに書き写すことはしません。
ノートに書くのは大切だと思った部分だけでOK。
なかなか理解できない部分があったら、自分なりの言葉に置き換えて覚えるようにするのがおすすめです。
簿記3級のように計算しなければならない学習範囲の場合も、自分なりに書いてみると、頭に定着しやすくなりますよ。
学習のインプット時期にノートを使うのは、きれいなまとめ方をしてテキストのようなノートを作るためではありません。
ただ覚えるためにだけ、記憶を定着させるためにだけ、ノートに書くという方法を使うのです。
特に、時間のない社会人が資格勉強をするときには、きれいなノートのまとめ方をしている時間がもったいない!見た目のきれいさは不要と心得ましょう。
② 問題集の答えをひたすら書くためにノートを使おう!
答えばかり書いたノート
資格の勉強で最も効果的な勉強方法は「とにかくたくさん問題を解くこと」。
過去問などの問題を多く解くことで、勉強した内容をきちんと理解できているのかがわかりますよね。
そんなときに役に立つのがノートです。問題をどんどん解くためにノートを使っていきましょう。
例えば宅建の場合、問題は4択です。そのため、解答用紙をわざわざプリントアウトする必要はありません。ノートにひたすら答えを書いていけばOKです。
簿記の場合は記述式問題ですが、試算表などの表を作成するたびにノートに書いていたら、それだけで時間がかかってしまいます。そんなときは、解答用紙をコピーして使いましょう。
ただし、仕訳問題などは解答用紙がなくてもできる問題です。ノートに答えをどんどん書いていきましょう。
解答が書かれたページが多くなればなるほど、自分が勉強してきた証がたまっていきますよね。そうすると、「自分はこれだけ勉強してきたんだ」という自信にもつながりますよ!
③ 苦手問題をまとめたノートを作ろう!
苦手克服ノートのイメージ
問題集を何度も解いていくと、間違いやすい問題の傾向がはっきりわかってくるはずです。その問題が「自分の苦手分野」です。
苦手分野を克服することができれば、より合格に近づくことができますよね。
そこで、苦手問題だけを集めた「苦手克服ノート」を作ることをおすすめします。
苦手克服ノートも、時間をかけてきれいなまとめ方をする必要はありません。時間の無駄になってしまいます。
パソコンなどを利用してネットで苦手分野の問題を探し、Excelなどにまとめる
問題集をコピーして苦手分野の問題をまとめる
など、できるだけ時間をかけずに簡単にまとめるようにしましょう。
ただし、苦手克服ノートを作り始めるのは、同じ問題集を少なくとも2回以上は解いてから。
問題集を1回解いたからといって苦手克服ノートを作っていては、ほとんどの問題が苦手問題となってしまいます。
本当に苦手な問題だけをまとめないと意味がないので、問題をできれば3回は解いたうえで、それでも時間に余裕のある人が作るようにしましょうね。
今回は勉強するときの具体的なノートの使い方について説明しました。
次回は、勉強以外でも役に立つノートの活用方法について紹介していきますね。
参考URL
https://sikakusyufu.info/post-526/#_-4
http://30shikakuron.com/mudanote.html
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