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資格勉強を成功に導く!マンダラチャートで目標達成を実現する方法

資格勉強を成功に導く!マンダラチャートで目標達成を実現する方法

「資格取得のために勉強を頑張りたい」「仕事で成果を出したい」と思っている方は、途中で挫折しないための目標の立て方が大切です。そこで今回は、「マンダラチャート」をご紹介します。

筆者は、実際にFP3級資格取得のためにマンダラチャートを活用し、独学で見事合格できました。マンダラチャートを使用すると、資格取得までにやるべきことが一目でわかります。なんとなく資格勉強を開始して、試験日までにやるべきことが終わらなかったという事態を防げるでしょう。

この記事では、マンダラチャートを使った目標設定の方法や使い方などを具体的にお届けします。

  • これから資格取得を目指している
  • 目標達成に向けて頑張っている

こんな方は、ぜひ参考にしてみてください。

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マンダラチャートとは何か?概要とメリット

まずは、マンダラチャートとは何か、その概要を見ていきましょう。

マンダラチャートは、見た目が密教の曼荼羅に似ていることから「マンダラチャート」と呼ばれるようになりました。大谷翔平選手が活用したことで有名になったため、知っている方も多いかもしれませんね。

マンダラチャートの概要

マンダラチャートとは、目標達成に必要な要素を、9×9の81マスに分解して書き出すツールです。要素分解をして書き出すことで、思考が整理されて目標達成に向けた行動が具体的になります。

マンダラチャートは、経営コンサルタントである松村寧雄氏によって開発されました。個人の目標達成ツールとしてだけでなく、ビジネスにおいても非常に有用なツールとして注目を集めています。

マンダラチャートを活用するメリットとは?

マンダラチャートを使用するメリットには、以下の5つがあります。

マンダラチャートを活用するメリット
  • シンプルなのですぐに活用できる
  • 目標達成の筋道を立てやすい
  • 優先順位をつけやすくなる
  • 進捗状況を可視化できる
  • モチベーション維持に役立つ

マンダラチャートは、9×9のマスのシンプルな構造です。ノートやホワイトボードはもちろん、パソコンやスマホがあれば、ExcelやCanvaなどでもすぐに作れます。また、入力するだけで完成するスマホアプリもあるので、チェックしてみましょう。

マンダラチャートでは、自分が達成したい目標を中心に書き、必要な要素を周りに8つ書き出します。その8つの要素を達成するために、必要な要素をさらに細分化します。
マスを埋めていく過程で、思考が整理されてやるべきことが明確になり、目標達成の道筋を立てやすくなるでしょう。
さらに、目標達成に必要な要素が可視化されることで優先順位をつけやすくなるほか、進捗状況も確認できるようになります。
細分化した要素ごとの達成状況もチェックできるので、モチベーション維持にも役立つでしょう。

さっそくマンダラチャートのマスを埋めてみよう!

「マンダラチャート、聞いたことはあるけど具体的な作り方がわからない……」という方もいるでしょう。

ここでは、マンダラチャートの書き方の手順やポイント、資格勉強を目標とした書き方の例をご紹介します。

マンダラチャートの書き方の手順

筆者作成画像
筆者作成画像
    1. ① 9×9の合計81マスで構成されたシートの中心に、達成したい目標(メイン目標)を書きましょう。
    1. ② 達成したい目標(メイン目標)を囲っている8マスに、達成に必要な要素(サブ目標)を書き込みます。
    1. ③ 中心の9つのマス(メイン目標とサブ目標)が埋まったら、目標を達成するための要素(サブ目標)を8つに分解し、転記しましょう。
    1. ④ 8つの要素(サブ目標)の周りに、クリアするためにやるべきことを具体的に書き出していきます。

マンダラチャートのマスをすべて埋めると、資格勉強などの目標達成に必要な具体的な行動が自然と導き出されます。シンプルなので、すぐに取り掛かれるのもうれしいポイントです。

マンダラチャートの書き方のポイント

ここでは、マンダラチャートの書き方の3つのポイントをご紹介します。

ポイント① 中心に明確な目標を設定する

マンダラチャートの中心には「最終目標」や「達成したい成果」を具体的に記入します。
曖昧な表現ではなく、達成が明確にわかる目標にするのがポイントです。例えば「FP3級合格」や「TOEIC700点取得」など、結果が一目でわかる内容に設定しましょう。

ポイント② すべてのマスを埋める

マンダラチャートは、すべてのマスを埋めることで目標達成がしやすくなります。マスが埋まれば、その分目標達成に向けた行動ができるからです。
マンダラチャートは、ここから順番に埋めていかなければならないといったルールはないので、自分が書きやすいマスから埋めていきましょう。すべての要素をしっかり考え抜くことで、目標達成の最適なプランや行動を見つけられるはずです。

ポイント③ 具体的なタスクを書く

マンダラチャートを書くときには抽象的な内容は避け、できるだけ具体的なタスクを入れるようにしましょう。具体的なタスクとは、実行可能で測定可能なもの。定量的な数字や期日を設定することで、取るべき行動がより具体的になり、目標達成をしやすくなります。特に、サブ目標の周りのマスは目標達成に向けた具体的なステップとなるように設定しましょう。

ポイント④ 視覚的にわかりやすく

マンダラチャートは、シンプルで、かつ一目でわかりやすいのが魅力です。そのメリットをなくさないよう、情報が混乱しないように書きましょう。色分けや線を使用するのもよいでしょう。マンダラチャートを書く過程で情報が増えたら、別紙にリスト化してまとめるのも一つの手です。

資格勉強を目標とした具体的な書き方(目標例:FP3級合格)

FP3級合格のためのマンダラチャート|筆者作成
FP3級合格のためのマンダラチャート|筆者作成

資格勉強におけるマンダラチャートの書き方の具体例をご紹介します。筆者は、FP3級を独学で取得する際にマンダラチャートを活用しました。

まずは、中心のマスにメイン目標である「FP3級合格」と記載。そして、サブ目標を周囲の8マスに、FP3級合格に必要な要素を出題分野に沿って設定しました。出題分野が8つに満たない場合は、試験合格までに必要な行動を書き足しましょう。

サブ目標の具体的な要素(章)は、「ライフプランニングと資金計画の理解」「リスク管理の基礎理解」「金融資産運用の基礎理解」「タックスプランニングの基礎理解」「不動産の基礎理解」「相続・事業承継の基礎理解」「試験対策としての過去問演習」「時間管理と学習計画の作成」といった感じです。

そして、各サブ目標の詳細を3×3のマスに具体的な内容(節)を落とし込みました。「ライフプランニングと資金計画の理解」のサブ目標の周囲を「ライフイベント表の作成」「教育資金の計画」「住宅購入資金の積立」「老後資金計画」「家計管理の基本」「退職金の基礎知識」「社会保障制度の理解」「年金制度の基礎」の要素で囲ったかたちです。

マンダラチャートの効果的な使い方と注意点

次に、9×9の合計81マスが埋まった後のマンダラチャートの効果的な使い方と注意点を見ていきましょう。

マンダラチャートの効果的な使い方

マンダラチャートを効果的に使うためには、以下の工夫をするとよいでしょう。

使い方① 優先順位を設定する

マンダラチャートのマスが埋まったら、それぞれのマスに優先順位を設定するのがおすすめです。

筆者は、まず8マスのサブ目標(章)に赤ペンで順位をつけ、その後サブ目標の周りの8つのタスク(節)に青ペンで順位をつけました。

FP3級合格のためのマンダラチャート|筆者作成
FP3級合格のためのマンダラチャート|筆者作成

今すぐやるべきか、重要度に基づいて優先順位をつけることで、効率的にタスクをこなせるようになります。

一目でやるべきことの優先順位がわかるので、資格勉強では「今日はどこから始めよう?」と迷うことも少なくなるはずです。

使い方② ToDoリストとしてチェックを入れる

マンダラチャートは、目標達成までに必要な項目が具体化されているため、ToDoリストとしても活用できます。

ToDoリストとして活用する場合は、まずリストを“完了”とする基準を決めましょう。例えば、筆者はFP3級の合格ライン 60%の正答率を考慮して、広い出題範囲を網羅するため、サブ目標の周りのタスク(章)の問題正答率が7割を超えたら“完了”としました。
「時間管理と学習計画作成」については、毎日できたかどうかチェックしました。

FP3級合格のためのマンダラチャート|筆者作成
FP3級合格のためのマンダラチャート|筆者作成

毎日の学習の進捗を確認し、終わった項目にチェックを入れると資格勉強の進捗状況がわかりやすくなるでしょう。 達成感が生まれ、モチベーションの維持にもつながります。試験日までの目標を見ながら、スケジュール管理もしやすくなるでしょう。

使い方③ 定期的に書き直す

作成したマンダラチャートは、1週間や1ヵ月ごとなどキリのよいタイミングで見直しましょう。

資格勉強では、テキストが終わった時点や単元ごとに現状と照らし合わせるのがおすすめです。進んでいない項目があれば原因を考えたり、目標を調整したりすることも大切です。資格取得までに足りないスキルや苦手分野などを考慮し、書き直すことで目標達成までに必要な要素を補えるでしょう。

マンダラチャート使用時の注意点

最後に、マンダラチャートを有効に使うための注意点をご紹介します。

チャートを完成させること自体を目的にしない

マンダラチャートは目標達成のためのサポートツールなので、チャート自体の完成をゴールにしないようにしましょう。

マンダラチャートの作成に時間をかけすぎて力尽きてしまっては元も子もありません。目標達成のためには、マンダラチャートを活用して実際に行動することが大切です。
資格取得のための学習計画を立てるだけで満足してしまい、肝心の勉強が後回しにならないように注意しましょう。

日常生活の見える場所に置く

マンダラチャートは、9×9の合計81マスを埋めて満足してしまう場合があるので、作成後は、視界に入れやすいデスクやノート、スマホの壁紙などに置いておきましょう。

常に見える場所にマンダラチャートを置くことで目標を意識しやすくなります。資格勉強に活用する場合は、無意識にでも学習の優先度が高まるはずです。

1つの項目に固執しすぎない

マンダラチャートの活用に完璧を求めすぎると、1つの項目に時間をかけすぎて他の項目が手つかずになります。

資格勉強では1つの項目に固執しすぎず、ある程度進んだら次の項目に移り、バランスよく学習を進めるよう意識しましょう。

1つの項目に固執しすぎない

マンダラチャートは、資格勉強などの目標達成に有効なツールです。9×9の合計81マスをしっかり埋めて、目標達成のために必要な行動を具体化しましょう。

マスを埋める際には、定量的な数字や期日を入れるのがポイント。資格学習に活用する際には、優先順位を設定し、ToDoリストとしてチェックを入れていくと進捗状況も確認しやすくなります。

マンダラチャートを日常的に見える場所に置いて、資格取得に向けてモチベーションをアップしましょう。

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