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ワイン初心者だからこそ身に付けたい「ワインの基礎知識」とは?

ワイン初心者だからこそ身に付けたい「ワインの基礎知識」とは?

「ワインは詳しくないけれど、もっとワインを楽しみたい…」
前回は、そんな初心者の方におすすめするワイン検定の種類についてお話ししました。

ワインの知識を身に付けると、自分の好みのワインを選びやすくなったり、ソムリエに相談しやすくなったり、あるいは自宅でワインを適切な状態でより美味しくいただけるようになるでしょう。

では、ワインの勉強をスタートするとき、基礎知識としてどのようなことを学ぶものなのでしょうか?

そこで今回は、ワイン大好きな筆者が、初心者がワインの基礎知識として一般的に身に付けていく内容をまとめました。ワインに興味がある方はぜひお読みください。

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基礎知識として欠かせない製造方法、ブドウの品種、テロワール

ワインの基礎知識として学ぶのは、まずはワインの定義やワインの製造方法。ワインには赤ワインと白ワイン、ロゼワインがありますが、使われるブドウや製造方法に違いがあります。

また、各工程の作業方法の違いは、ワインの味わいに影響しています。例えば、白ワインで甘口か辛口か決まるのは、アルコール発酵の工程です。また、ステンレスタンクで熟成するとフレッシュな味わいになり、木の樽で長期熟成を行うと樹種によって異なる木の香りがつきます。

そしてワインの味わいは、ブドウの品種やテロワール、造り手に影響されるため、ワインに使われる主なブドウの種類や特徴も、基礎知識として学んでいきます。
テロワールとは、ブドウが育つ環境のこと。土壌や日照時間、気候など、ブドウの出来を左右するテロワールについても勉強していきます。

また、ワインの歴史や飲酒文化も周辺知識として知っておきたい基礎知識です。

ワイン選びに役立つ、主なワインの産地の特徴やワイン法

実際にワインを選ぶ際に必要な知識となるのが、主なワインの産地の特徴です。

ワインの生産国は旧世界と呼ばれるフランスやイタリア、スペイン、ドイツなどと、新世界と呼ばれるアメリカやオーストラリア、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンなどに分類されています。

中でもワイン王国のフランスについては、ボルドー地方やブルゴーニュ地方、ロワール地方といった地域ごとに、主なブドウの品種、造られるワインや生産者の特徴、有名なシャトーなどを知っておきたいところです。地理的な特徴もワインを学ぶうえで必要な知識になります。

また、旧世界のヨーロッパの主だったワイン生産国では、ワイン法が制定され、格付けの基準が設けられています。ワインの産地による伝統的な工法や特徴を守り、有名産地を標ぼうする偽物が出回るのを防ぐことを目的としたものです。

例えば、シャンパーニュという名称をつけられるのは、シャンパーニュ地方で造られたスパークリングワインの中でも、品種や製法に設けられた条件を満たしたものに限られます。

ワイン法についても学ぶことで、ラベルからより多くの情報を得ることができます。さらに、旧世界と新世界、国によって異なるラベルの基本的な見方も身に付けておくことが必要です。

ワインの楽しみ方も学ぶ

レストランや自宅でのワインの楽しみ方も、基礎知識として学ぶ内容です。

ワインの飲み方やテイスティングのマナーを知ることで、高級レストランやワインバーなどで、ソムリエに対してスマートにふるまうことができます。
また、ソムリエがワインを開けた後のコルクをテーブルに置く理由など、ソムリエの働きについての知識も身に付けます。

そして、家庭でもワイン本来のポテンシャルを引き出して美味しくいただくため、ワインの取り扱い方も基礎知識として学ぶ必要があります。ワインの保存方法や、ワインの種類によって異なる飲用に適した温度、ワインの注ぎ方、ワイングラスの種類や選び方などを学んでいきます。

さらに、ワインとの料理の“マリアージュ”といわれるように、ワインと料理の相性も知っておくことで、食事とともに美味しいワインを楽しめます。

ワインの基礎知識として学ぶ内容は、ワインをより美味しく味わい、ワインをもっと楽しむために必要な知識です。
ワインが好きな方であれば、ぜひワイン検定の合格を目指すなどして基礎知識を学んでいきましょう。

次回は、セミナーや講座など、初心者がワインについて学ぶ方法についてご紹介します。

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