家庭料理技能検定3級の過去問からみる出題傾向

家庭料理技能検定には一次試験（団体：筆記、個人：CBT）と二次試験（実技）があります。
家庭料理技能検定は1級から5級に分かれていて、4・5級はIBT試験のみ、1級から3級は、一次試験(団体：筆記、個人：CBT）と二次試験（実技）が行われます。

一次試験
家庭料理技能検定3級の一次試験の時間は45分です。
食生活と栄養に関する問題、調理と衛生に関する問題の計60問が出題されます。
出題形式は三～四肢択一で、60％以上正解すると合格です。
個人受験はCBTテストセンターにて、コンピューターにて受験。出題形式は3～４つの選択肢から正解を選び60％以上正解すると合格です。
団体受験は、指定された期日にペーパー試験で実施されます。

実技試験
「切る」や「むく」などの基礎技術を3分～5分、基本的な単品料理を15分～20分の間に作成します。

筆記では、料理の盛り付けや配膳の知識やマナー、栄養素の働きや1日に必要な摂取量の目安、調理器具の扱い方、食品ごとの調理法、調味料の割合や分量の計算、賞味期限や消費期限などの知識、安全に調理する環境などが問われます。

和洋食器の知識、栄養素の特徴やグループ群、農林水産省が策定した、1日の食事で望ましい料理の摂取量や組み合わせなどの問題が出題傾向として予想されます。
特に、調味料の計算では、重量を計量スプーンに換算できるようにしておく必要があるでしょう。

実技ではりんごの皮むきや野菜のみじん切りなどの基礎技術を見る試験と、簡単な卵料理を1品作るといった調理技術を見る試験が行われますが、実技試験の内容は事前に公表されますので、事前対策は行いやすいと言えます。

時間内に分量をきちんと計り、見た目もきれいに仕上げるには、自宅などで練習をする方が良いでしょう。
実技試験の例としては厚さ4ミリに揃えたキュウリの輪切りや、スクランブルエッグの調理などです。

家庭料理技能検定の公式サイトで模擬問題をいくつか見ることはできます。

本検定の対策は対策は公式ガイド３級を何度も繰り返し学習することで把握できます。
公式ガイドには実技試験の評価ポイントも掲載されているので、あわせてチェックしておけばより安心です。