【営業職編】あなたの社会人度はどのくらい？カタカナ・ビジネス語彙力をチェック！

皆さん、こんにちは！全3回に渡ってお送りしているテーマは、社会人なら知っておきたい頻出のカタカナ・ビジネス用語です。

前々回の基本編では、社会人なら誰もが知っておきたいビジネス用語を、前回のメール・会議編では、特にメールや会議でよく使われるビジネス用語について、語彙力チェックしました。

最終回となる今回は、営業職の方がぜひ押さえておきたいカタカナ・ビジネス用語について語彙力チェック！
お客様とのやりとりの中で、よくわからない言葉が出てきてドキッとしたことはありませんか？そのまま曖昧な返事をしてしまうと、あとで大変な事態を招きかねません。ここでしっかりカタカナ・ビジネス用語をマスターしましょう！

あなたはいくつわかる？営業職でよく使われるビジネス用語20個

今回は営業職でよく使われるカタカナ・ビジネス用語を、あいうえお順に20個ピックアップ。あなたはいくつわかりますか？社会人度を判定してみましょう！

① アップセル
② イグノアレート
③ エスカレーション
④ クロスセル
⑤ クロージング
⑥ シーズ
⑦ シナジー
⑧ ステークホルダー
⑨ ティーエーティー（TAT）
⑩ ボトルネック
⑪ バッファ
⑫ ヒアリング
⑬ プロコン
⑭ ベストプラクティス
⑮ ペネトレーション
⑯ マネタイズ
⑰ ラップアップ
⑱ リスクヘッジ
⑲ リソース
⑳ ロイヤルカスタマー

答えあわせ！自分の言葉できちんと説明できる？！

お疲れ様でした。手応えアリ！という人もいれば、意外とわからない用語が多かった…という人もいるかもしれませんね。では言葉の意味と使用例を1つずつ確認してみましょう。

	意味「使用例」	正解？
① アップセル	顧客あたりの売上単価を向上させるため、より値段が高い商品やサービスを購入してもらうこと 「売り上げを確保するためには、複数購入での割引など何らかのアップセルの手法を採用する必要がありそうだ。」
② イグノアレート	【ignore rate】直訳すると無視率。商品やサービスの購入・利用が見込まれている顧客のうち、営業をかけなかった案件の割合を指す 「イグノアレートを下げるためには、顧客プロフィールにあわせたマーケティング戦略を練ることが必要だ。」
③ エスカレーション	業務について、上長の指示を仰いだり報告したりすること。【エスカレ】と略して使用される場合も多い 「顧客からクレームがあった場合は、管理者にエスカレーションしなくてはならないことになっている。」
④ クロスセル	他商品とセット、もしくは単体で購入してもらうこと。アップセルとあわせて、有効なセールス方法として扱われる場合が多い 「新規顧客の開拓が困難である場合は、クロスセルの施策を導入して、顧客満足度の向上を図らなくてはならない。」
⑤ クロージング	営業などで商談をしている場合に、その商談を成立させること 「顧客の獲得率を上げるためには、魅力的なクロージングトークが重要になる。」
⑥ シーズ	【seeds】直訳すると種。企業の商品開発などにおける独自の素材や技術、ノウハウなどを指す 「自社の資源であるシーズは、顧客のニーズにあわせてこそ進化を果たすものだ。」
⑦ シナジー	多くの場合、【シナジー効果】を指す。シナジー効果とは、相乗効果のこと。プラスの意味で使われる 「我が社では昨年度より、シナジー創出のために社内部門の連携化を図る取り組みを開始した。」
⑧ ステークホルダー	企業などの組織による活動で影響を受ける、利害関係者を指す。具体的には、株主や経営者、従業員、顧客など 「今回の株主総会においては、ステークホルダーの協力と理解を得られるよう最善を尽くす。」
⑨ ティーエーティー（TAT）	【Turn Around Time】の略。受注を受けた時から納品が完了するまでの期間を指す 「TATを事前にしっかりと見積もっておくことで、業務スケジュールが立てやすくなる。」
⑩ ボトルネック	業務や活動において、全体のスムーズな進行や発展の妨げとなる原因や要素のこと。【ネック】と略して使用されることも 「事業の拡大を目指すには、ボトルネックの早急な対処が不可欠だ。」
⑪ バッファ	モノだけでなく人や時間などについて、余裕がある部分 「クライアントからの要請にすぐさま対応するためには、スケジュールに多少バッファを持たせておくことが大切だ。」
⑫ ヒアリング	顧客が抱える課題や問題点を聞き出すこと 「ヒアリングにおける真摯な姿勢は、常にクライアントと接する営業パーソンだからこそ気を付けなければならないものだ。」
⑬ プロコン	ラテン語の【pros（賛成の）】【cons（反対の）】から、メリットデメリットという意味で使用される 「新規事業についてアイデアがある者は、プロコン表とともにアイデアの概要について提出してくれ。」
⑭ ベストプラクティス	業務や作業を行ううえで最も効率の良い方法のこと。また、成功事例、といった意味でも使われる 「他社との差別化を図るためには、ベストプラクティスの導入が必須だ。」 ※この場合は【最も効率的な方法】という意味 「事業の更なる発展を目指すなら、ベストプラクティスを研究すべきだ。」 ※この場合は【成功事例】という意味
⑮ ペネトレーション	直訳すると侵入、貫通、浸透。自社製品がマーケットへどれほど浸透しているか、普及の度合いを示す 「今回の取引交渉では、我が社の強みであるペネトレーションを存分にアピールしていこう。」
⑯ マネタイズ	IT用語として使用され始めた言葉。サービスから収益を得ることを指す。 「マネタイズが困難に見えるアイデアこそ、深堀りして検証するべきだと思う。」
⑰ ラップアップ	英語の【wrap up】に由来する。議論などを要約・まとめること 「プロジェクトの反省会を兼ねて、ラップアップミーティングをしよう。」
⑱ リスクヘッジ	リスクを回避したり、軽減する工夫を凝らしたりすること 「リスクヘッジを図るために、今回は3つの検証を実施しました。」
⑲ リソース	モノ・ヒト・カネなど会社経営に関わるすべての経営資源を指す 「新規事業を拡大するには、何としてもリソースを確保する必要がある。」
⑳ ロイヤルカスタマー	自社製品を進んで購入してくれる顧客のこと。お得意様 「ロイヤルカスタマーの獲得率は、直接売り上げに影響する。」
あなたの正解数は？

正解数であなたのスキルを確認しよう！

獲得できた正解数に応じた評価を見て、あなたの現在のカタカナ・ビジネス用語スキルをチェックしてみましょう。

いかがだったでしょうか？ビジネス用語は、知っていることで周囲の社員と差をつけられる武器にもなり得るものです。知らなくてもなんとかなるだろう、といった考えは禁物！
ぜひ1つでも多くのカタカナ・ビジネス用語をマスターしておきましょう！

今回は、営業パーソンなら押さえておきたいカタカナ・ビジネス用語を20個ピックアップしました。会社の業界の種類を問わず、使用頻度の高い用語を集めたので、正解できないとちょっとまずいかも？！
ぜひ今回のチェックテストをきっかけにして、自身のスキルアップにつなげてくださいね。

皆さんの活躍を応援しています。それでは！

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