受験をはじめ、学期ごとの試験などをクリアするためには、具体的に目標を定めた勉強が必要ですよね。また、試験の中には暗記が求められるものもでてきます。そのためには効率よく覚えることが理想的ですが、どれくらい集中できるのかを知っておくことも大切ではないでしょうか。
そこで、暗記に集中できる勉強時間はどれくらいかについて、男女100人を対象にアンケートを実施しました。
最も多いのは30分以内!暗記系は集中力の持続が難しい?
アンケートの結果、「30分以内」と答えた人が最も多いことがわかりました。
◇集中力が続くのはせいぜい45分が限度だから。暗記だと本当に集中できるのは30分くらいかな。(30代/女性/会社員)
◇わたしは持続力がないので暗記系の勉強は30分以内が限度ですね。(20代/男性/会社員)
◇勉強する時は、暗記でも思考でも、長時間は集中ができないので。(40代/女性/パートアルバイト)
◇暗記をする時は30分以上してもそれ以前の事を忘れてしまうので、30分が限界です。(30代/男性/契約派遣社員)
◇30分に一度くらいは少し区切りをつけないと、集中力が続かないから。(60代/女性/専業主婦)
40人の方は、30分が限度と考えているようです。暗記以外の分野ではもう少し長い時間継続できるという意見もうかがえます。暗記は集中力が必要なことから、より短時間になるのかもしれません。
長く続けると、せっかく覚えたことを忘れるとの意見にもうなずけます。それを防ぐためにも、オン・オフの切り替えが大切なこともわかる結果となりました。
ちなみに、30分といえばテレビ番組の放映時間が思い浮かびますが、CMなしでの視聴を仮定すると、かなり疲れることがイメージできるのではないでしょうか。
授業時間やお稽古事の時間など繰り返し体験したことも関連?
アンケートの結果、「1時間以内」に次いで「2時間以内」「15分以内」「いつまででも!」の順となりました。
◇大学の授業が1時間30分なので、それより少し短い方が良いからです。(20代/女性/会社員)
◇学校の授業でも1コマ1時間以内であるので、そのくらいの時間であれば、小さいころから訓練されているはずである(40代/男性/自由業・フリーランス)
◇2時間以内を選びましたが、現実的には大学の講義の90分が限界かと思います。(50代/男性/会社員)
◇暗記系の覚え方は主に反復練習なので、すぐに飽きてしまう。頑張っても15分が限界です(10代/女性/学生)
◇書道を習っていて集中力には自信があるから。粘り強い性格だから。(20代/女性/会社員)
31人の方は、1時間以内と考えているようです。大学の授業よりも短い時間であるからという声や、学校の授業時間を通じて体で覚えているからとの意見もみられました。
同じような考え方は、2時間以内を選んだ人(14人)からもうかがえます。
暗記系は反復練習なので長時間は持続できないという方(15分以内:12人)がいる一方、お稽古事で養った集中力が役立つという方(いつまででも!:3人)がいることも特徴のようです。
どれくらいの時間集中できるかは個人差がありますが、授業時間やお稽古事の時間など、自分で繰り返し体験したことが集中力の目安になるのかもしれませんね。
資格取得や自己啓発の勉強は, 集中可能な時間を知って効率的に!
アンケートの結果、暗記に集中できる時間として「30分以内」と答えた方が最も多く、100人中40人を占めることがわかりました。学校の授業を引き合いに出した回答にも特徴がみられます。
また、すぐに飽きる人や粘り強い人がいることから、集中力の長短にはその人の性格が影響する様子もうかがえました。
これらの回答が示すように、集中して勉強をするためには、自分のペースに合わせて無理なく行うことがポイントになるのかもしれませんね。みなさんの中には、資格取得やビジネス系自己啓発に興味を持つ人がいると思いますが、これを機に、自分の集中できる時間を見極めて効率的な勉強を初めてはいかがでしょうか。
アンケート実施概要
■調査地域:全国
■調査対象:年齢不問・男女
■調査期間:2016年08月23日~2016年09月15日
■有効回答数:100サンプル
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