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Excel関数活用術③消費税・賃金計算に便利なROUND系関数

Excel関数活用術③消費税・賃金計算に便利なROUND系関数

連載「仕事がサクサク進む!Excel関数活用術」、前回はデータの平均値や最大値、最小値、個数を数えるときに便利なAVERAGE関数、MAX関数、MIN関数、COUNT関数を紹介しました。

3回目の今回は、数値の四捨五入、切り上げ、切り捨てを行うROUND系関数の使い方を詳しく解説します。

ExcelのROUND系関数の使い方をマスターすれば、伝票処理や売上管理で消費税の端数を計算したり、賃金計算をしたりするときに便利です。

これを機に、間違えやすい端数計算を効率よくできるようにしてくださいね。

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数値の四捨五入に便利なROUND系関数

数値の四捨五入、切り上げ、切り捨てをするときに便利なExcel関数が、以下のROUND系関数です。

  • ROUND関数:指定した桁数に数値を四捨五入
  • ROUNDUP関数:指定した桁数に数値を切り上げ
  • ROUNDDOWN関数:指定した桁数に数値を切り捨て

仕事の場面では、伝票処理、売上管理、交通費精算などで消費税の端数を計算したいときによく使われています。

3つとも数式の使い方は同じです。四捨五入、切り上げ、切り捨てした結果を表示したいセルに以下の数式を入力します。

=ROUND(数値,桁数)

数値:四捨五入、切り上げ、切り捨てしたい数値やセル番号、数式を指定。
桁数:四捨五入、切り上げ、切り捨てした計算結果を表示させたい数値の桁数を指定。

要注意!ROUND系関数の桁数の数え方

ExcelのROUND系関数の桁数は、一の位を「0」とみなします。小数点部分の四捨五入、切り上げ、切り捨てを行うときは、引数を正の数で表します。小数第一位を「1」、小数第二位を「2」と、小数点以下の桁数は1から順番に数字を割り当てます。

一方、整数部分の四捨五入、切り上げ、切り捨てを行うときの引数は、負の数で表します。十の位を「-1」、百の位を「-2」というように四捨五入したい数値の桁数が大きくなればなるほど、引数に指定する数値は小さくなります。

おそらく言葉で説明してもピンとこないことでしょう。ここからは実例をあげてROUND系関数の使い方を説明していきます。桁数の指定方法が少し複雑ですが、慣れれば仕事でお金の計算をする作業がラクになるのでこれを機にマスターしてくださいね。

ROUND関数① 小数部分の数字を丸める

ROUND関数を使って、「4805.778」の小数第二位の数字を四捨五入して「4805.8」にする手順を確認しましょう。

小数部分の数字を丸める

① 四捨五入した数値を表示したいセル(B2)に「=ROUND()」と入力。
② 引数のうち「数値」には、四捨五入前の数値が入力されたA2セルを指定。
③ 引数のうち「桁数」には、小数第一位の「1」を指定し、Enterキーを押す。(小数第二位の「7」を丸めて「4,805.8」とするため)
④ B2のセルに「4805.8」と、小数第二位を四捨五入した結果「4,805.8」が表示されます。

ROUND関数で指定する「桁数」は、「四捨五入する桁数」ではなく、「四捨五入後の計算結果を表示させたい桁数」を指定します。
そのため、上の図で「桁数」に指定する引数は、四捨五入後の計算結果を出す小数点第一位の「1」。四捨五入する小数点第二位の「2」ではありません。

ROUNDUP関数やROUNDDOWN関数を使って小数部分の数字を丸めるときも、ROUND関数と同じ考え方で桁数を指定すると覚えておきましょう。
ROUNDUP関数を使って「4805.778」の小数点第二位を切り上げすると「4805.8」。
ROUNDDOWN関数を使って「4805.778」の小数点第二位を切り捨てすると「4805.7」となります。

ROUND関数② 整数部分の数字を丸める

ROUND関数を使って、「48,750」という数字の百の位を丸めて「49,000」にする方法を一緒に確認してみましょう。

整数部分の数字を丸める

① 四捨五入した数値を出したいセル(B2)に「=ROUND()」と入力。
② 引数の「数値」には、四捨五入前の数値が入力されたA2のセルを指定。
③ 引数の「桁数」には、四捨五入後の計算結果を表示したい千の位の「-3」を指定し、Enterキーを押す。(百の位「7」を丸めて「49,000」とするため)
④ B2のセルに、百の位を四捨五入した結果「49,000」が表示されます。

ROUNDUP関数やROUNDDOWN関数を使って整数部分を丸めるときも、ROUND関数と同じ考え方で桁数を指定します。
ROUNDUP関数を使って「48,750」の百の位を切り上げすると「49,000」。
ROUNDDOWN関数を使って「48,750」の百の位を切り捨てすると「48,000」となります。

今回は数値の四捨五入・切り上げ・切り捨てを行う、ROUND関数、ROUNDUP関数、ROUNDDOWN関数についてご紹介しました。

桁数の引数の指定方法が少し複雑なので、覚えるまでちょっと混乱するかもしれませんね。
しかし、使い方をマスターすればややこしい消費税計算の手間が大幅に短縮されて、仕事がスムーズに行えることでしょう。

次回は、日付表示や日付の計算に役立つExcel関数であるTODAY関数、DATEDIF関数をご紹介します。ではまた!

※画像はすべてExcel2019を使用

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