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「当たり」な本の選び方5選|意外に知らない『読書』のやり方

「当たり」な本の選び方5選|意外に知らない『読書』のやり方

読書には様々なメリットがありますが、興味のない内容のものだと読む気にはなれませんよね。できれば「読んでよかった」「こんな本に出会いたかった」というような、自分にプラスになる本を読みたいものです。

読みたい本が決まっていない場合に好みの本を見つけるのはなかなか骨の折れる作業ですが、本選びに疲れては本末転倒。

連載「意外に知らない『読書』のやり方」、今回は、月に3冊以上は読書する筆者が実践している本選びの方法をご紹介します。

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本の選び方① 興味のあるジャンルを選定する

読書というと、小説を読むことのように感じるかもしれませんが、必ずしも小説を読む必要はありません。

「今日から実践したい仕事の効率化88選」でも「ちょっと笑える夏の雑学88」でも「目からウロコの風呂掃除術」といった実用書でもOK。読書は、新しい知識を得るだけではなく、文章を読む行為そのものが語彙力・読解力の向上に効果をもたらすからです。

読書を楽しむためには、自分にとって興味・関心がある、共感できる内容でなければなりません。興味も関心もないものだと、文字の上を目が滑って内容が頭に入ってきませんからね。

では、自分にとって興味のある分野ってどうやって探せばいいのでしょう?

個人的には、好きなテレビ番組と読書の好みは関係があると感じています。ドラマ・アニメが好きならフィクション、ドキュメンタリーが好きなら歴史や地理、化学、テクノロジー系、雑学系バラエティが好きなら雑学の本を選べばいいのです。

しかし、推理小説1つとっても数が多いものです。どれが自分にとって「当たり」なのかわからない場合は、次にご紹介する選び方はいかがでしょう?

本の選び方② 平積みされている本から選ぶ

書店では、新刊や話題になっている本が平積みにされています。
独自路線を突き進む一部の小説は別として、小説も実用書も一般的には売れそうな題材を使って本を作っているため、平積みされている本は世の中の動きをとらえた「旬」な本なわけです。

旬のテーマを扱っているものは共感しやすく、また話題にもしやすいので、平積みされている本の中から本を選ぶというのもアリです。

本の選び方③ メディア化されているものを選ぶ

小説の中には映画、ドラマ、アニメなどメディア化されている作品も多いものです。
普段あまり小説を読まないという人は、映像として観たことがある作品の原作を手に取ってみるのもいいでしょう。
観たことがある作品の原作なら頭に入りやすいですし、シーンが頭に思い浮かぶので想像しやすいというメリットも。

映像化にあたりカットされたシーンや端折られた設定なども多いので、「実はこうだったんだ!」という発見を楽しめます。

本の選び方④ 芥川賞・直木賞・本屋大賞から選ぶ

「芥川賞」「直木賞」「本屋大賞」などは、受賞者が発表されるたびに話題になるので、名前は聞いたことがあるという人も多いでしょう。でもどんな賞かよくわからないという人のために、簡単にご紹介します。

芥川賞と直木賞は1935年に創設された、日本における文学賞の最高峰。選考は上期(7月)と下期(2月)の年に2回、同じ時期に行われます。
芥川賞は純文学作品・新人作品、直木賞は大衆小説・中堅作家の作品から選ばれるのですが、どちらかの賞の候補になるともう一方の賞の候補からは外されるので、芥川賞と直木賞のダブル受賞というのはあり得ません。
最高峰の文学賞をチェックしたい人におすすめです。

本屋大賞は2004年に創設された新しい文学賞。日本の文学賞の選考者は作家や文学者が当たることが多いのに対し、本屋大賞は「本屋が売りたい本」を書店員がオンライン投票によって決定する賞です。選ばれた本は映画やドラマなど映像化されることが多いのも特徴。
芥川賞・直木賞に比べエンターテインメント性が高いので、小説を読み慣れていない人も読みやすい作品が多めです。

このほかにも、

  • 読売文学賞(純文学の最高峰)
  • このミステリーがすごい大賞(ミステリー要素のあるエンターテインメント作品から選出)
  • ネット小説大賞(小説投稿サイト「小説家になろう」投稿作品より選出)
  • 自分の住んでいる地域で創設された文学賞

など、日本には数多くの文学賞があります。興味を持てる文学賞の受賞作品をチェックするのもアリです。

本の選び方⑤ ネットのランキング・レビューを参考にする

本の売上ランキングや読んだ人の感想もまた、本を選ぶ際の参考にできます。
Amazonや楽天ブックス、紀伊国屋やhontoなど本を扱うサイトには、必ず売上ランキングがついています。
集計方法はサイトによって異なるため、必ずしもランキングは一致しませんが、どんな本が売れているのかの参考にはなります。

レビュー機能がついているのなら、どんな内容の本なのか、どんな感想を持たれる本なのかの見当をつけることが可能です。
興味のある本が書店になく、実際に手に取ることができない場合は、ネット上での評判をチェックしてみましょう。

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どうせ本を読むなら、「おもしろかった!」と言える本がいいですよね。
世間の評価と自分にとっての「当たり」にはズレがあるものですが、多くの本を読んできた筆者の経験上、評価が高い本は完成度が高いです。ゆえに、話題になっている本は「はずれ」になりにくい傾向があるように感じます。
ぜひ本選びの参考にしてみてくださいね。

次回は「読書記録をつけるメリットと方法」についてお伝えします。

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