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いつもと違う円グラフを覚えて資料の説得力UP!Excel標準グラフ活用術②

いつもと違う円グラフを覚えて資料の説得力UP!Excel標準グラフ活用術②

連載「説得力UP!Excelグラフ活用術」、初回は基本中の基本・棒グラフと折れ線グラフについてご説明しました。

第2回の今回は、会議資料やテレビでもよく見かける「円グラフ」と、見かける機会が少ない「面グラフ」についてご紹介します。

Excelで円グラフを作成したことはあっても、どんな種類があり、どんな特徴があるのか、いまいち知らないという方も多いのではないでしょうか?

この記事を参考に円グラフや面グラフの特徴をつかんで、会議資料や企画書のレベルアップを狙いましょう!

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基本編:構成比を表すのに最適「円グラフ」

円グラフの特徴

全体を100%とし、その構成を扇形の面積比で表しているのが特徴です。
系列は、12時方向から時計回りに配置されます。通常、構成比が大きいものから小さいものを並べ、その他がある場合は最後に表示します。

円グラフの使用例

来店者の世代別割合を表す
アンケート集計結果
24時間のスケジュール管理(実際の時計に見立て、0時から24時までのタイムスケジュールの把握)

円グラフの作成例

以下の表から、1月の月間入場者数内訳を表す円グラフを作成する手順を簡単にご紹介します。
(以下、Excel2010で作成。フォントはMeiryo UIを使用)

↓元の表データ

円グラフの元の表データ

① A2セルからI3セルまでを選択する
② ツールバー上の「挿入」メニューを選択し、「円」の「2-D円」から「円」を選択する

これで完成です。
あとは、グラフを選択するとツールバーに表示される「グラフツール」メニューで見映えを調整しましょう。
※下図では以下の調整を行っています。
・「デザイン」タブで「スタイル9」(白黒)および「レイアウト1」を指定
・グラフタイトルを入力
・「ホーム」タブでフォント「Meiryo UI」を指定
・グラフ内ラベルをドラッグして位置を調整、および、一部ラベル文字色を白に変更
・グラフの枠の大きさをドラッグして正方形へ調整

↓作成後の円グラフ

円グラフ

なお、下の図のように2つの性質(賛成か反対か等)の割合を表す場合は、構成比の大きさの順番で並べるのではなく、「賛成 → どちらかといえば賛成 → どちらかといえば反対 → 反対」と並べましょう。
どちらの意見が過半数(50%、時計でいう6時の場所)を超えているかが、一目でわかりやすくなります。

円グラフ2

応用編:少数派回答も活かせる「補助円グラフ」

基本的な円グラフの作成方法を学んだところで、別の円グラフにもチャレンジしてみましょう。
円グラフにも色々種類がありますが、その中でも今後使えそうな補助円グラフについて紹介します。

補助円グラフの特徴

円グラフの章で説明したように、円グラフでは構成比の大きい項目から順に表示するので、構成比の小さい最後の方の項目は、見づらくなるか「その他」に集約して表示させることになります。その「その他」にあたるデータの詳細を、わかりやすく見せることができます。
円グラフの中で似通った項目をまとめて切り出して見せたいときにも有効です。

補助円グラフの使用例

外国人観光客数(外国人向けの資料で、少数の言語出身の人にも対応して作成する場合)
支出項目の割合(詳細に分析して無駄な支出を指摘する場合)

補助円グラフの作成例

例えば下の円グラフでは、60代以上の項目が見づらくなっています。

補助円グラフ作成前の円グラフ

そこで、上のグラフから、60代以上の項目を補助円グラフとして切り出す手順を簡単にご紹介します。
(以下、Excel2010で作成。フォントはMeiryo UIを使用)

① グラフを選択し、ツールバーに表示される「グラフツール」メニューの「デザイン」タブで「グラフの種類と変更」を選択
②「円」の「補助円グラフ付き円グラフ」を指定

これで完成です。
あとは、引き続き「グラフツール」メニューで見映えを調整しましょう。
※下図では以下の調整を行っています。
・「デザイン」タブで「スタイル15」を指定
・「ホーム」タブでフォント「Meiryo UI」を指定
・「レイアウト」タブ「データラベル」で「中央」を指定
・グラフ内ラベルをドラッグして位置を調整、および、一部ラベル文字色を白に変更
・グラフの枠の大きさをドラッグして位置を調整

↓作成後の補助円グラフ

補助円グラフ

なお、例えば上のグラフで50代の項目も補助円グラフへ移動したいときには、その項目のみを選択したうえで右クリックして「データ要素の書式設定」を開き、「系列のオプション」で「要素のプロット先」を「補助プロット」にすれば移動できますよ。

上級者向け:使うシーンを選ぶ「面グラフ」

最後に、Excelをよく利用する方でも使う機会が少ないと思われる面グラフをご紹介します。

面グラフの特徴

折れ線グラフで表示したグラフを、X軸方向に塗りつぶしたものです。
項目が多すぎて折れ線グラフだと見づらくなる場合や、複数の項目の推移を比較する場合に適しています。特に、時系列での動きが把握しやすいグラフです。

面グラフの使用例

商品別の売上推移(横軸:年月日、縦軸:売上金額、商品A・商品B・商品Cの項目)
支出の内訳の推移(横軸:年月日、縦軸:金額、消費・投資・浪費の項目)

面グラフの作成例

以下の表から商品別月間売上を表す面グラフを作成する手順を、簡単にご紹介します。
(以下、Excel2010で作成。フォントはMeiryo UIを使用)

↓元の表データ

面グラフの元の表データ

① A2セルからG7セルまでを選択する
② ツールバー上の「挿入」メニューを選択し、「面」の「2-D面」から「面」を選択する

これで完成です。
あとは、グラフを選択するとツールバーに表示される「グラフツール」メニューで見映えを調整しましょう。
※下図では以下の調整を行っています。
・「ページレイアウト」タブ「配色」で「ネオン」を指定
・グラフツール「デザイン」タブで「スタイル15」を指定
・「レイアウト」タブで「グラフタイトル」を「グラフタイトルを中央揃えで重ねて配置」に指定しタイトルを入力
・「ホーム」タブでフォント「Meiryo UI」を指定
・グラフの枠の大きさをドラッグして正方形へ調整

↓作成後の面グラフ

面グラフ

なお面グラフを見やすくするためには、面グラフの種類の中から3Dスタイルを選択したり、手前の項目の色を透けるように設定する等の方法があります。
例えば、上の面グラフを3Dスタイルに変更する手順は以下の通りです。

① グラフを選択し、ツールバーに表示される「グラフツール」メニューの「デザイン」タブで「グラフの種類と変更」を選択
②「面」の「3-D面」を指定

これで完成です。
あとは、引き続き「グラフツール」メニューで見映えを調整します。
※下図では以下の調整を行っています。
・「デザイン」タブで「スタイル7」を指定
・同タブ「データの選択」で商品の項目を選択し、▲▼ボタンで項目の順番を逆に並べ替え
・「ホーム」タブでフォント「Meiryo UI」を指定
・凡例を削除
・グラフの枠の大きさをドラッグして位置を調整

↓3-Dに変更後の面グラフ

3-D面グラフ

今回はExcelでよく使われる円グラフと、あまり見かけない面グラフについてご紹介しました。
資料を作る際には、各グラフの特徴を思い出し、用途にあわせて作ってみてくださいね!

次回は「散布図、株価」グラフをご紹介します。少し難しめのグラフを作成してみたい人は必見です!

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